移住・交流しごとびと
持続可能な地域活性化への挑戦
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H23京丹後で働きたい研修生、松本さんインタビュー

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京都府北部、日本海に面した丹後ちりめんのふるさと京丹後市で、昨年、6人の若者が農業や地域活動などの実践研修に参加。自分と地域の未来について考えるチャンスに恵まれました。

都会で決して味わえない経験、新しい出会い。

当たり前の自然、昔ながらの暮らし、安全でおいしい食、人と人のつながり。

京丹後の人たちと若者とのふれあいの中に地域の未来が見えてきました。


昨年8月からの半年間、京丹後市大宮町奥大野地区で研修を実践された松本さんにお話を伺いました。

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(東田) 
まずは自己紹介からよろしくお願いします。

(松本)
松本朋子と申します。神奈川県出身で、東京の大学を出て、10年ほど東京や横浜の会社で勤めていましたが、昨年、農水省の都市人材の活用実践研修に参加し、半年間、京都府京丹後市の青木農園さんで有機農業をお手伝いしながら、地域活動に参加させて頂いたりしていました。

(東田) 
地域に関心を持ったきっかけは?

(松本)
もともと発展途上国の子供たち、人身売買の問題なんかに関心があり、バングラデシュのスタディ・ツアーに参加したりしました。そのとき感じたのが、そういう地方の問題って日本でも同じなんじゃないかなって。海外に行って背伸びしなくても、日本に暮らす日本人として根本的なところから目を向けるべきなんじゃないかと思いました。それで地域活性や村おこしにも興味を持つようになり、なにか地域に関われるようなことをしたいなと思っていたとき、友人から地域で起業家を育成する短期プログラムのことを聞き、京丹後のフィールドワークに参加したのがきっかけでした。

(東田)
京丹後を選んだのは?

(松本)
なんで京丹後かっていうと、実はちょっとよこしまな気持ちで、単純に京都に近いし、京都にも遊びに行けるかな、と思って。でも、大間違いでした。来てみたら、遠い、遠い!(笑)実際は、ちょっと遠いかなあというぐらいだけど、最初は、えっ?と思って何回も調べなおしたりしました。

(東田)
確かに。京丹後ってなかなかイメージできないですよね。

(松本)
時刻表を調べて旅行するのが好きだったので、展望席のある特急に乗り、海の横を通るルートで訪れたんです。日本海って荒波のイメージだったのに、そのとき見た日本海がエメラルドグリーンの透明に輝いていて、ここすごい!って一気に気に入っちゃいました。

(東田)
京都に海があるって知らない人多いですね。

(松本)
神奈川でも海の近くで生まれ育ったので、ぼーっとしたいときに気軽に海に行けるところも気に入りました。

(東田)
初めての土地で不安はなかったですか?

(松本)
京丹後は半年の実践研修に参加する前に、フィールドワークで2回訪れていたのでイメージは持てていました。でもそのとき会った人ってたった4人。実践研修ではそこに住んで活動するので、いろんな人との関わりが一気に増えました。あらためて丹後で活躍する人が多いんだなあって実感しました。

(東田)
研修ではどんなことをされていたんですか?

(松本)
研修では、主に有機農法での野菜づくりのお手伝い。いままで農業なんて、ぜんぜんやったことなかったんだけど、自分で食べるものぐらいは自分でやらなきゃいかんかなあと思って。食べるものを育てる苦労を知らないで育っているから、そういうのを知ってから食べるのとは全然違う。都会に住んでて普通に流通しているもは、食品偽装や色々な問題もあって不信感が芽生えていたんです。

(東田)
初めての農業いろいろ大変だったんでしょうね。他に苦労したことは?

(松本)
冬はさすがに寒かった!雪国初めてだし、生まれて初めて雪かきもしました。初めてのことなので、どっちかといえば、辛いというより、楽しかった。なんだこのお気楽なやつ、って思われるかもですが(笑)

(東田)
研修中で印象に残っていることはなんですか?

(松本)
美味しいものいっぱい食べさせてもらったし、海とか山とかきれいな景色も見に行ったけど、やっぱり人との出会い、つながれたことかな。田舎って閉鎖的な部分があるって頭をよぎるときもあるんだけど、予想以上に迎え入れてくれたと思います。地域のお祭りにも参加させてもらいました。この歳で神楽でお祭りに参加するって結構珍しい。普通は女の子!がやるところなので(笑)やってみたいと言うと大抵のことはやらせてもらえました。

(東田)
充実した半年でしたね。研修が終わったいまはどうされているのですか?

(松本)
丹後に残って、研修でつながった常吉村営百貨店という地域のお店のお手伝いをさせてもらっています。畑と家を借りることができたので、有機野菜をやりたいという想いが現実的になってきたかな、と。まだうまくできるかどうかわからないけど、様々な生業をもって生活の糧にしていきたいなと思っています。

(東田)
将来の夢は?

(松本)
プライベートではここでファミリーを持つこと、かな!畑をやりながら、色んな人とも出会いたい。ここはたまたま村営百貨店という拠点になる場所があって、この百貨店を使って、もっと色んな人が出入りできるような場所づくりとかできたらいいなあと思っています。

(東田)
夢に近づけるといいですね。では最後に、これから地域に入ろうと考えている人にメッセージをお願いします。

(松本)
自分がやりたいことって色々あるんだろうけど、受け入れてくれる人の思いも色々あると思うので、そこで暮らすみんなの思いをうまくすくいながら一歩ずつ進めるといいかな。私の場合、見切り発車的な感じはあります。行っちゃえ!みたいな。でも行かないとわからないじゃないですか、行かないで悩むよりは行ったほうがいい。行けばなんとかなるかなと。実際に住んで、色んな人と交わることで新しいことが見えた気がします。行かずに考えるよりも、行って考えようという気持ちで。京丹後でお待ちしています!

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今年も同様の研修が9月から始まります。
海、山、里、さまざまな顔を持つ5つの地域で、新しい人が来てくれるのを心待ちにしています。
興味をもたれた方は、下記ページから

 http://aise.jp/coordinate/syokutochiiki/

我こそは!という方のご応募お待ちしております。


http://aise.jp/coordinate/syokutochiiki/