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編集部みんなで移住!東京から南魚沼へ 雑誌『自遊人』逆転の発想
制作スタッフとのコミュニケーションには不安があったが、やってみたら以外と問題なかった。編集部まるごと移住するその大胆さも、二地域居住や、地方で働く事を検討している方の大きなお手本。
雑誌、自遊人の編集スタッフは、全員女性。岩佐さん曰く、『ものづくりでコツコツと根気良く作り続けられるのは女性』。女性スタッフの皆さんも、温泉にいつでも気軽に入れるので肌に良いと笑顔で語ってくれた。

移転にあたってのさまざまな不安

編集部を移転するには、さまざまな不安がありました。まず懸念されたのはデザイナ?やライター、カメラマンなど外部の方々とのコミュニケーションの問題です。

実は、僕らが新潟に移転する前に、石垣島の実家に帰ってしまったデザイナ?がいました。最初は遠く離れて仕事ができるかどうか不安だったのですが、やってみたら全く問題がなかった。さらには同じ東京都内にいても、ほとんどメールとファックスと電話でのやりとりで、1年に1度会うか会わないかというデザイナ?もいました。

ライターに関しても、うちの雑誌は北海道や九州など全国にいる方々とやりとりがあるのですが、実際に会わなくてもちゃんとした原稿があがってくる。そういう意味では、「意外と何とかなるものだ」という印象は、既に持っていましたね。

一方、実際に編集部で働く社員自身が一緒に移転できるかどうかという問題もありました。実のところ、家族がいる人間は東京に拠点のある営業部や広告部に異動を希望し、東京に残ることに。新潟に来た人間は5名ですが、僕も含め、全員独身で身軽な人たちでした。 それにしても、良くついてきてくれたなとは思いますよ。(笑)

生活、仕事--移転して、何が変わったのか?

東京から移転して、何が変わったかというと、まず個々人のライフスタイルががらりと変わりました。住環境、生活環境に関しては500%良くなったと言っても、過言ではないくらいですね。?

というのも、東京にいた頃は、とにかく働き詰めで編集部は不夜城、365日24時間、必ず誰かが泊まり込んでいるような状態でした。時間もないので、近くにあるコンビニやファーストフードで急いで食事を済ませ、たまに時間があってもファミレスに行く程度。帰る家は都心にあったけれども当然狭くて、しかも夜中にしか帰らない。不健康な食生活にむしばまれた、不健康な身体、不規則な生活(笑)。それが、こちらに来たら毎日温泉に入り、ファーストフードは近くにないので、当然食べなくなりました。これは劇的な変化です。

一方、仕事の内容が変わったかというと、そちらは何も変わりません。というのも、我々は東京にいるのと同じ感覚で雑誌を作り続けています。あくまで全国誌の視点は保っていきたい。とはいえ、さすがに徹夜することはなくなり、だいたい夜中の1時には編集部の電気は消えるようになりました。でも、この辺りでは夜中の1時に会社の電気がついているのはおかしいんですけどね(笑)。

東京にいる時は、来客対応も激しかった。日中はとにかく人にあって、夜徹夜で作業をする。 こちらに来て、当然、来客は絞られるので、非常に集中して効率的に編集作業を出来るようになったことも大きな変化ですね。

南魚沼にインターンシップ 日本大学文理学部の3年・片山昇平さんの場合
群馬の実家を出て、東京の調布に住み始めて2年。実は、田舎の方がシックリくると笑顔で話す片山さん

Q.東京にもインターンシップ先はあったと思いますが、なぜ南魚沼の会社に?

私は、将来編集プロダクションを志望し、将来は雑誌作りに関わりたいと思っているんです。自分の作った記事を見て、誰かが、『これいいなー』『おいしそうだなー』と思って、何かのアクションを起こしてくれる、そんな紙面づくりをしてみたいと思っていました。

南魚沼に編集部ごと東京から移った、会社があると知って、特にインターンシップの募集はしていなかったのですが、飛び込みでお願いして、インターンシップとして採用して頂きました。自遊人では、アシスタントしてお手伝いをしたり、自遊人自らが作る、有機無農薬米の田圃「自遊田」での農作業を手伝っています。情報を発信するメディアとして、責任を持つためにも、南魚沼に移住したという岩佐社長の行動力は尊敬するばかりです。ここでの経験はきっと将来役に立つと信じています。

次回は、移住しての実際の事をもっと詳しく。さらに、自遊人の、南魚沼に移ってから芽生えたこれからの展望についてお伝えします。

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