ホーム > 特集:編集部みんなで移住!東京から南魚沼へ 雑誌『自遊人』逆転の発想--後編--

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編集部みんなで移住!東京から南魚沼へ 雑誌『自遊人』逆転の発想 第2回
9月1日公開の第1回では、雑誌『自遊人』編集部が南魚沼に移転するに至る、きっかけを中心にお聞きしました。今回は、南魚沼に決めてからどのように住環境が変わったのか。また南魚沼に移転して芽生えた今後の展望についてお伺いしました。

>>第1回目のインタビューはこちら

東京から移住したスタッフの皆さんの大半は、マンションを購入されるケースが多かったとか。驚いたことに、最安値で、48万円でマンションを購入された方もいたそうだ。平均取得価格は、200万円前後が多かったとか。土地柄、温泉付きのマンションがほとんどだそうです。

住む場所を選ぶということ、住んでみての実際

僕自身は東京生まれの東京育ちです。編集部の他のスタッフもみな、新潟に縁もゆかりもありませんでした。そんな我々が「住環境をどのポジションに置くのか」ということは、移転にあたっての非常に重要なポイントでした。結果的に僕らが最初に選んだのは、都会過ぎず、田舎過ぎないエリアにある集合住宅です。具体的には市街地のアパートや越後湯沢近辺のマンションでした。

というのも、いきなり都会から「田舎の古民家に移住する」といった方法は、かなりリスキーな選択肢だと思ったからです。いわゆる田舎の集落によそ者が入って生活していくのは現実的にかなり難しいのではないかと思っていたのです。その集落に住む方々の昔からの暮らし方があるわけですから、新しい情報を発信する我々のようなメディアがいきなりそこでうまく溶け込むのはハードルが高いだろうと。実際に移住してみないと、なかなかわからない事もありますからね。

ただ、ここに来て3年近くが経ちましたので、ゆっくりと、この地域にも慣れ、地元の皆さんとの交流も生まれてきた。次の移転先が実は決まっているのですが、今度は蛍が見れるような集落のど真ん中です(笑)。


田の手入れについては、社長自らが田に入り、汗をかく。情報を発信する立場として、リアルな事を伝えたいという社長の思いと姿勢が見て取れます。

生産地で初めて実感した、日本の農業の抱える問題

南魚沼市は「魚沼産コシヒカリ」で全国に名の知られたお米の名産地です。もともと僕らはお米について「ちゃんと勉強してみたい」という思いがあったので、現在、小規模ですが、実際に田んぼをお借りして稲作に挑戦しています。田んぼの名前は「自遊田」。実験的にさまざまな農法を試みています。

実際に農産物の生産地に身を置いてみて、初めて見えてきたことが、たくさんあります。たとえば、耕作放棄地の問題。最近、「耕作放棄地に新規就農を促せば、日本の食料自給率は回復する」という話がメディアで頻繁に登場しています。しかし、そもそも耕作放棄地は耕作しても収益があがらないからそうなってしまったという現実があるわけで、市民農園としても借り手がないし、作ったところで農作物にブランド力がなく、出荷してもお金にならないという部分もあるかと思います。そういった厳しい現実を顧みずに、耕作放棄地減=食糧自給率UPという単純な方程式は成り立たないような気がしています。

日本の農業の抱える問題には、現実には複雑な状況が絡み合っているわけで、もっと総合的に考えていかなくてはいけないと、自分自身もメディアの片隅を担う人間として強く感じています。

田圃に立つ、『自遊田』の看板。取れたお米は、社員で分けて食べるほか、来社されたお客様にふるまわれるそうです。

作業を終えて、集合写真。JOIN編集長の須賀も一緒に作業をさせて頂き、気持ちの良い汗をかかせて頂いた(左)。
このあと、温泉のプロ岩佐社長に地元とっておきの公衆温泉に連れてって頂き、最高の一日となりました。

社員はその時 EC担当・横尾鮎美さんの場合
温泉付きのリゾートマンションに住んでいるという横尾さん。都会ではうらやましい限りの、贅沢な暮しも、移住の魅力の一つだろう。

Q.南魚沼に移住されて、周りの反応は?ご自分では何が変わったと思われますか?

もともと会社の創業メンバーのひとりだった私は、思えばずっと働き詰めの日々を送ってきました。会社の近くにひとり暮らしの部屋を借りてハードに働いていたため、東京生活の最後の方は身体を完全に壊してました。地下鉄の階段を休み休みでないと上れないくらいの、ひどい状態だったんです。

こちらに来てまず感じたのは、とにかく空気が違うということ。東京のようなよどんだ空気ではなく、本当にきれいでからっとした空気。そして、お水が美味しい上にごはんが美味しい。住んでいるところは、温泉がついているリゾートマンションなので、毎日温泉に入ってお肌もすべすべ(笑)。みるみるうちに元気になりました。

とはいえ、私にとって、ここはまだ旅の途中。もしかしたら数年後には軽井沢にいるかもしれないし、素敵なダーリンとどこかに行くかもしれません(笑)。そんな風にフットワーク軽く、これからもやっていけたらいいなと思っています。

次のページでは、移住をして芽生えた、自遊人これからの展望についてお聞きしました。

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