


静かな湖畔の坂を、緑におおわれた神社を目指しながら少しのぼっていくと、右手に駄菓子屋が見えてきます。ガラガラと戸口を開けて入ってみると、そこには昔懐かしいスマートボールの台が。棚には駄菓子屋ならではのアイテムが並び、一瞬にして昭和にタイムスリップしたかのような空間が広がっています??。
ここは、富士五湖のひとつ、精進湖のほとり。この辺りは富士五湖の中でもひときわ静かなロケーションを好む観光客や、ヘラブナやワカサギなどの釣りを楽しむ人々に昔から親しまれてきました。しかし、近年は河口湖や山中湖などの周辺観光地域に観光客をうばわれ、徐々に人口流出が進み、高齢化も進んできています。冒頭で紹介した駄菓子屋「小林商店」も大正から昭和にかけて地元の子ども達に親しまれてきたお店ですが、近年は営業を断念し閉まったまま。徐々に空き家も目立つようになってきました。


明治時代、日本のリゾート地は多くの外国人によって見出され、世界に紹介されていきました。軽井沢、箱根、日光……そんな中に、実は精進湖も含まれていたのです。精進湖を世界に紹介したのは、英国人スチュワート・ホイットウォーズ。彼は富士山の魅力にみせられ、一年がかりで富士山麓を巡り「富士山を最も美しく眺めることのできる場所」を探しました。そしてようやく探し当てたのが、この精進湖だったというわけです。彼は帰化してこの地に永住することを決め、湖のほとりに外国人専用のホテル「精進湖ホテル」を建設。それは、富士五湖でいちばん最初に建てられたホテルでした。
スチュワート・ホイットウォーズは、精進湖を「ジャパン・ショージ」という名前で海外に広めて行きました。そのかいあって、多くの外国人観光客が日本有数の避暑地として訪れることになります。中でも特に有名だったのが、富士山眺望のスポットとして活用されたパノラマ台と呼ばれる頂でした。精進湖ホテルの裏にあったその頂に、観光客は馬、もしくは2~4人でかつぐ「チェア」と呼ばれる籠に乗って向かいました。眼下に広がる青木ヶ原樹海に、見上げれば富士山という、まさに絶景のパノラマ。この地が「東洋のスイス」とまで呼ばれるようになった理由がよくわかるロケーションです。



次のページでは精進湖の新たな挑戦「The Shoji」ブランドの再生について、お話をお聞きしました。
富士山と湖のまち「精進湖田舎暮らし体験交流施設」一般モニター募集
精進湖で田舎暮らししませんか?
http://www.iju-join.jp/prefectures/yamanashi/219014/k/2568
山梨県情報(JOIN内)
やまなし暮らしをお考えの方に、ワンストップ窓口を設置しています。
http://www.iju-join.jp/prefectures/yamanashi/
グリーンカフェやまなしサイト
「やまなしライフ」に関する情報の提供・相談窓口です。
http://www.yamanashi-kankou.jp/greencafe/index.html
山梨県庁ホームページ
山梨県の総合情報は県庁のホームページへ
http://www.pref.yamanashi.jp/
富士河口湖町「空き家バンク」
富士河口湖町の空き家情報です。
http://www.town.fujikawaguchiko.lg.jp/ka/info.php?if_id=67&ka_id=8
【第36回】小さな町に生まれた一軒のレストラン。地域住民・移住者同士の『連携』と可能性
【第35回】心の中にあるそれぞれの“ふるさと”を見つけに行く JOIN移住・交流イベント2011
【第34回】街と街、人と人とを繋げる被災地との交流。宮城県南三陸町から長崎県松浦市へ。
【第33回】地域の助けで、空き家が生まれ変わる、築120年の古民家レストラン
【第32回】音楽の力で人と人をつなぐ 廃校を活用したサマースクールで地域活性化
【第31回】蛍やトンボが飛び交う、環境モデル都市へと再生をとげた水俣市
【第30回】地域との交流を大切にしてこそ実現する“充実の田舎暮らし”
【第29回】地域の一員となって暮らし、働いていく。 地域おこし協力隊
【第28回】空き家を改装し、温もり溢れる古民家カフェに 集う仲間と一緒に、地域を盛り上げていく
【第27回】移住者が集まる人気の町、北海道上士幌町 自分にあった田舎暮らしの始め方
【第26回】自治体の田舎暮らしサポート事業を活用 未経験から農家へ 自分らしい暮らし方を求めて
【第25回】農業改革に挑む20代の挑戦! 産地から“美味しい”を届けたい!
【第24回】田舎暮らしの“先輩たち”JOINブロガーに聞く「田舎暮らしの本当のとこ」アンケート特集
【第23回】十人十色の憧れのかたち “にいがた暮らし”の移住者受け入れ事情
【第22回】社会をよくする地方起業スタイルの実践をめざす
【第21回】はじめの一歩、現地見学会へ~長野県原村、一泊二日の「田舎暮らし現地見学会」~
【第20回】田舎暮らしの住まいを知る!失敗しない田舎物件の探し方
【第19回】編集部の選りすぐり!
【第18回】瀬戸内海・直島のアートをめぐる冒険~お年寄りが誇りを持つ、地域活性化のカギを探る~
【第17回】都会で採れたて野菜!月に一度の野菜市場
【第16回】夢を追いかけた移住物語
【第15回】旅で伝える“地域の魅力”
【第14回】憧れの地で生きる“海のそばの暮らし”とは
【第13回】「食」を通して生まれる「つながり」 全国各地の食材を東京でめぐる観光食材レストラン
【第12回】自治体紹介による信頼“空き家バンク”制度とは
【第11回】移住者への温かい眼差し 世界標準の観光地を目指して
【第10回】大自然の美しさと厳しさ 道東の地、弟子屈
【第9回】「田舎暮らし2.0」時代とは?「半農半X」という生き方
【第8回】夢を叶える移住生活 自然のリズムと共に生きる。
【第7回】千葉県いすみ市・勝浦市・鴨川市文化や自然から名物店まで 探偵気分で巡る旅
【第6回】WEB制作から農業へ 大自然に包まれた暮らしの魅力を学ぶ2日間
【第5回】水の郷-長野県松本市 歴史・風土・人に出会う旅
【第4回】故郷へUターン!農業への挑戦と田舎暮らしライフスタイル
【第3回】精進湖の新たな挑戦「The
shouji」古民家で古き良き大正・昭和を再現
【第2回】編集部みんなで移住!東京から南魚沼へ
【第1回】編集部みんなで移住!東京から南魚沼へ
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