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通りのいたるところに水流が。駅から町へ。澄んだ空気とせせらぎに旅の始まりを実感し、自然と心が踊ります―。
ここは、水の郷、長野県松本市です。西に北アルプス、東に美ヶ原高原という大自然に育まれた水は評価が高く、昔から大切に守られ生活の中で使われてきました。
ガイドは「松本市まちなか観光ボランティアガイド」の今村芳巨さん。JR東日本の「旅市」のツアーは、まるで市場に出す品のように、地元が誇る「とれたての感動」が味わえるこだわりの旅です。「地域に根ざした風土・文化」「地産地消(食)」「人とのふれあい」が体験できます。


まずは「源智の井戸」。歴代の松本城領主も保護してきた井戸で、明治13年には明治天皇の松本ご巡幸で御膳水に使われました。「いつでも水汲みに来る人が必ずいるんですよ」と今村さん。
ご自身も松本市民で「松本は水道の水もおいしいんですが」と笑います。
その通り、水を汲む人達がいました。自転車や自動車に複数のボトルを積んでいます。たずねてみると口々に「水道水とは違う」との返事。車で10分程度の自宅から週に1度は来るという女性は、料理やコーヒーなど「口に入るものは何にでも使う。この味を知ったらやめられない」と話してくれました。


縄手通りは女鳥羽川沿い。江戸期の城下町を模した50近くの店が祭りの夜店のように並んでいます。外国人観光客の姿も。金魚や古民具などの店があるかと思えば、地元客が出入りする八百屋もあり、観光と生活が融合する独特の活気を醸し出していて、見飽きませんでした。



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