ホーム > JOIN&日本まんなか共和国 田舎暮らしセミナー

特集

JOIN&日本まんなか共和国 田舎暮らしセミナー

塩見直紀氏
塩見直紀氏 1965年、京都府生まれ、京都府綾部市在住。1995年、作家・星川淳氏の生き方である「半農半著」という言葉に触発され「半農半X」というコンセプトを生み出す。この「X」とは、人が本来必ず持っている天賦の才能を指す。持続可能な、農ある小さな暮らしをベースに、自分にとっての可能性「X」を模索する新たなライフスタイルを提唱しており、多数の著書を出版している。

「半農半X」という生き方?「田舎暮らし2.0」時代とは?

 まず最初に塩見直紀氏による基調講演が始まりました。塩見氏は「半農半X」というスローライフのコンセプトを提唱し、出版や講演などの活動を行っています。「半農半X」とは自分たちが食べる分だけの「小さな農」を行いながら、好きなこと、天賦の才を活かした仕事をして社会に貢献し、一定の生活費を得るという新しいライフスタイル。お話の中で特に印象的だったのは、塩見氏が28歳の時に出会った次の言葉です。

「我々は何をこの世に残して逝こうか。金か、事業か、思想か。」(1894年、内村鑑三、33歳の時の言葉)
塩見氏は内村鑑三が既に33歳でこのような境地に到達していたことを知り「人生には締切が必要だ」と考えるようになります。現在では何か行動を起こすなら「5年以内にアクションを!」と皆さんに呼びかけているそう。経験上、早めのアクションが成功をつかむということを体感しているからなのでしょう。

 講演の途中では、ミニワーク「夢の棚卸し」作業も行われました。これは「人生で叶えたいこと」を8つ、配られた用紙に記入するもの。会場では一生懸命ペンを走らせる姿が見受けられました。

ディスカッション
(写真左から)八代恵里さん、小林謙一さん、山本加奈子さん、是永宙さん
展示

多彩なバックグラウンドを持つ、移住実践者によるディスカッション

 基調講演の後には、各県で実際に移住を実践された4名の方々によるパネルディスカッションが行われました。

 福井県若狭町に住む八代恵里氏は大阪市の出身。子どもの教育について考えるうちに移住を決意しました。現在は、大地に根ざした農業を通じて子どもたちと触れ合うことができる「かみなか農楽舎」でさまざまな活動を行っています。

 岐阜県の郡上八幡で、都市と農村の交流推進をすすめる「ふるさと郡上会事務局」にたずさわる小林謙一氏は、東京でCGクリエイターとして活躍されていた方。40歳を機に心機一転、岐阜県森林文化アカデミーへの入学とともに移住を果たしました。「留学するような気持ちで移住するというのもひとつの方法」との言葉に、移住への新たな考え方を感じます。

 大阪府交野市出身の山本加奈子氏は、三重県の離島、鳥羽市答志島で「島の旅社」の事務局長を務めています。夫が漁師という彼女は、外部から来た“よそ者”だからこそ見いだせる離島の魅力を積極的に外部に発信しています。

 姫路市から滋賀県高島市椋川に移住された是永宙さんは、フリースクールのカウンセラーの仕事がきっかけで移住。椋川で暮らすうちに、部外者としてではなく村おこしに積極的に取り組みたいと思うようになりました。現在は村おこしに取り組む住民団体「結いの里・椋川」の事務局長として、「おっきん!椋川」などの交流事業の推進役となっています。

 このように異なるバックグラウンドを持つ4名ですが、共通して感じられたのは、みなさんとても明るくオープンマインドだということ。第二の故郷となる移住先をこよなく愛する姿勢も非常に頼もしく、来場者の関心を集めていました。

次ページでは「半農半X」の提唱者である塩見さんにお話しをお伺いいたします。

関連リンク

特集一覧

特集一覧

ページトップへ