ホーム > 小さな町に生まれた一軒のレストラン。地域住民・移住者同士の『連携』とその先にある可能性

特集

人から地域へ。地域から町へ。つたわる未来の可能性

地域主導を尊重する、行政のスタンス

空き家の改修費補助制度や広島市内への通勤費の補助制度の整備など、積極的に定住促進と向き合う安芸太田町。移住者による「UIターンの会」に町長をはじめとする行政側が不定期で出席するなどの取り組みを行う一方で、地域主導を尊重するスタンスも保っています。「安芸太田町のなかでも、特に上殿地区は住民の連携が盛んな地区。加藤さんや本宮さんをはじめとする移住者の方や、連合自治会長の矢立さんなどの地元の方など、人々に熱意とチカラがある地区です。行政として必要以上のお節介をするのではなく、あくまでも地域主導の取り組みをサポートしたい。そのうえで、何か出来ることがあれば、全面的に支援したいと考えています」とは地域づくり課・課長の栗栖一正さん。何をすれば地域の人々の連携が生まれ、地域の魅力を発信し、外から人を呼べるようになるのか。上殿地区の経験は、今後、安芸太田町の他の地域にも共有されていく大切な財産だと言います。

安芸太田町地域づくり課・課長の栗栖一正さん。

動き始めた『North』のこれから

2011年12月5日にオープンしたばかりのレストラン『North』。このお店が、安芸太田に足を運んでもらうためのきっかけになれば、と加藤さんは言います。「とにかく実際に来て、町を見て頂くことが大事。一度ここに来て、地域に住む人と話をしてもらえれば、自然の美しさも人の優しさも、本当に子育てしやすい場所だということも自然に伝わっていくと思います。そんななかから、ひと組でも『ここに住んでもええか』と思う人が現れれば、大成功だと思うんです」。地域の人々のつながりを生み、地域発展の拠点として動き始めた『North』。この広々とした空間が、安芸太田を訪れた人々や、地元の住民たちでいっぱいになるのは、きっとそう遠い未来の話ではありません。

加藤さんと影井さんと本宮さん。安芸太田に移住してきた3家族に共通するのは、小さな子供や孫がいること。子育てしやすいこともこの町の大きな魅力だと言います。

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