新潟県 三条市

粟ヶ岳山開き

新潟県 三条市
記事掲載日:2008年04月21日
粟ヶ岳
粟ヶ岳
粟ヶ岳登山道
粟ヶ岳登山道

 遠くからでもよく目立つ”3つのとんがり”が目印の「粟ヶ岳」。頂上までは北五百川の登り口から約4時間の登山道で、多くの方が訪れる人気の山です。
 近くに天然温泉もあるので、登山の帰りには疲れた体をこちらで癒してみては。ほかの登山ルートとして、袴腰山へと続く「ぶなのみち」をたどるコースもあります。

■山開き
    *期日:毎年5月5日
          (山頂は6月末ごろまで雪が残ることもがあるのでご注意ください)
    *会場:木津商店前(三条市北五百川地内)

■アクセス   北陸自動車道三条燕ICから車で50分



★山についての解説 (書籍「しただの山」より抜粋)
 奥早出・粟・守門県立自然公園の中の北の盟主がこの粟ヶ岳である。
 下田郷と川内郷の源泉地であるこの山には登山口が加茂大俣口と下田五百川口とがあるここでは五百川口を紹介しながら概要を記す。
 奇勝八木ヶ鼻の下を流れる五十嵐川と駒出川の合流地点から川に沿って行くと、北五百川である。二つ目のきれいな橋を渡り左岸を住家に沿って登れば又橋がある。昔は一本橋であったのが最近は永久橋に架替えられている。ここから長いアプローチを行けば杉林の前に新しく橋がかけられた河鹿の啼くせせらぎを渡る。
 杉林に入り又右に出て、祓川と分かれて登山道がある。昭和40年から2年つづきでここを基点として粟ヶ岳登山道が開発された。小さな滝の上を渡ると元堂につく。古い宮跡に石段が七段ほど残っている。杉もこのあたりで終わりである。拓かれたときはパラソルをさしてアベックで登れた道もややいたんで来ている。赤ねばの道をしばらく登ればやがて五葉松の巨木地帯に入る。眼の前には守門のスロープが西に向って走っている。
 粟石がこの松林の中にあってしばしこの脇に憩うて登ったのだが昭和39年の大地震で下の沢までころがってもうここにはなくなっている。息を吹き返して急な道を又登る。
 左手に水場をみて松林から25分、薬師奥の院に着く。昭和8年まで4間4面の御堂に荘厳美麗な仏壇を祀っていたと伝えられる。今では長野の切石を積み鉄板の祀堂に代わりはてている。祓川からここまで約1時間である。小休止をして又登る。
 15分位で蝶名林隆二君の遭難碑がある。足下には33丈の滝の響きがきこえて来る。しばらく行くと左手に水場がある。急な登りとなり尾根づたいに行くこと奥の院から約1時間ブナ、ナラ、マンサクの低木帯を登り切ると高度1,000米、祓川と小俣沢の突上げで、風雪にけずりとられた岩峻が牛ヶ背と言われる所である。ここまで来ると粟ヶ岳の主峰、北峰、中峰とよく仰ぐことが出来る。
 頂上が手にとどく様に展けているから急に忙しくなる。途中有沢君の遭難箇所を教える有雪期の登山道を指す有沢ポールが立ててある。ここを通りすぎて三月沢の乗越を出れば駒出の厳頭鞍部に出る。
 あと30分熊笹をたよりに急な道を登れば粟ヶ岳頂上である。この登りがまた頂上がすぐそこにみえるから忙しい。登り切ると頂上には三角点が立って居る、50平方M位の広場がある。
 眼下に仙見渓谷を走り抜けて来たコチ沢がぐっと追い上げている。北面で雪解けがおそく8月の初め頃まで雪のある年もある。

記事番号:0000000646

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