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地域の資源を活かして都市と農村をつなぐ「地域コーディネーター」募集
住民が主体となって活動する地域団体のもとで、関係人口や移住・定住促進など、地域資源を活用して都市と農村をつなぐ『地域コーディネーター』を募集します。
糸魚川(いといがわ)ってこんなところ
糸魚川市は新潟県の最西部に位置し長野県・富山県に接しています。日本海に面し週末になると親子で釣りをする姿があちこちで見られ、糸魚川ならではの風景の一つとなっています。また2つの国立公園があるほど自然が豊かで、日本で初めてユネスコ世界ジオパークに認定されています。
北陸新幹線「糸魚川駅」が立地し東京から2時間ほどで結ばれ、北陸自動車道が走るなど交通の便にも優れています。
(ちょっとした豆知識)
糸魚川市の特徴の一つは、東日本と西日本の文化の境目に位置しているところ。日本の東西を分ける地質的な境目“フォッサマグナの西端 糸魚川-静岡構造線”が通り、地形的だけでなく、食文化や生活習慣の面でも東日本と西日本の境目にあり、例えばカップ麺の味付けは東の濃いめと西の薄めが市内の一部コンビニで一緒に売られていたりしています。東日本と西日本で異なる電気の周波数の区分も糸魚川市が境目になっています。
根知(ねち)地区と住民団体『根知未来会議』
今回地域おこし協力隊を募集するのは、糸魚川市の根知地区です。
人口約800人が暮らす根知地区は、周囲を山で囲まれ田んぼが広がる農村地域です。
根知地区では住民有志がこれからの根知について語り合う場を設け、多くの人が「このまま、のんびりと根知で暮らしていきたい」「自然に囲まれ、心豊かな暮らしを続けたい」「根知の豊かさに自信を持って暮らしたい」と望んでいることがわかりました。
そこで、「胸を張ってずっと暮らし続けられる根知」を目指して、平成29年に『根知未来会議』を発足し、6つのプロジェクトを立ち上げ地域づくりを推進しています。
具体的には、洞窟温泉や天然のメイプルシロップづくりのツアー、ケツゾリJAPAN CUPの開催など、根知の恵まれた自然環境を活かした交流事業を中心に、野菜の直売所や弁当販売、移住者の受入など、根知の未来につながる活動を実践しています。(根知未来会議HP https://nechimirai.com/)
地域おこし協力隊員募集の背景と目的
根知未来会議では、ここ数年はコロナ禍によってなかなか外から人を受け入れることが難しい状況でしたが、それも徐々に戻りつつあります。また数年前に復活させた『洞窟温泉』がマスコミに取り上げられ問い合わせが増えるなど、コロナ禍依然よりも活動が活発になってきています。これからも“根知の未来のために楽しんでやろう”を合言葉にさらに活動の輪を広げ、今後は法人化に向けて準備をしていきたいと考えています。
現在根知未来会議の主力メンバーは50~60代、今後活動をさらに発展させていくためには、根知未来会議の考え方に賛同して、一緒に活動していただける仲間を増やしたいと考え地域おこし協力隊として新たな仲間を募集させていただくことになりました。
地域おこし協力隊の活動
地域おこし協力隊の方には、根知未来会議の活動を一緒に取り組んでいただきます。特に根知未来会議では関係人口や移住者の受入に力を入れており、根知の地域資源を活用して外から人を受け入れるためのプログラムの企画や運営、糸魚川市役所と連携した移住希望者の受入や情報発信などが主な活動内容です。役割としては根知地区と地域外の人たちとをつなぐコーディネーターと言えます。
さらに本人の興味関心に応じて、農家さんのお手伝いや自給的な農業などにもチャレンジできますので、地域おこし協力隊の方と相談しながら具体的な活動内容を決めていきたいと考えています。
① 根知未来会議の活動・地域の活動
◆根知の資源を活かした体験プログラムの企画・実践
・既に実施している体験メニュー(洞窟温泉、メイプルシロップ、川遊び等)のサポート・商品化、参加者・問い合わせ対応など
・根知の資源(人・自然・文化等)を活用した新しい体験メニューの企画・運営
◆移住・定住促進
・移住相談会への参加(移住者目線での相談)
・移住体験プログラムのコーディネート
◆情報発信
・根知未来会議のHP、SNS等での発信
・住民へのヒアリング
◆根知未来会議の法人化に向けたサポート
◆その他の根知未来会議の活動
・お母さん達が行っているお弁当づくり、直売所の運営のお手伝い、など
◆地域の困りごと・やりたいことのサポート
・除雪、お年寄りサロンの運営のお手伝い、など
◆その他、本人の希望に応じて相談
② 農的暮らしの実践(業務外の活動)
・兼業農家のお手伝い(それなりの対価あり)※希望に応じて
・地域内の農業法人での米づくりなど ※希望に応じて
・自給的農業の実践(畑を貸与) ※希望に応じて
・住民としての活動(地域の共同作業、地域行事への参加など)
・その他、本人の希望に応じて要相談。
農家・農業法人での作業の手伝い、その他地域で仕事をすることで現金収入を得る(副業する)こともできますが、目の前のお金よりも、長い目で見ると地域とのつながりを育むことが何よりも大切です。そのことを踏まえて、適宜相談しながら地域おこし協力隊としての活動を柔軟に決めていきたいと思います。
3年後のイメージ
地域おこし協力隊の3年間は、主に住民と一緒に根知未来会議の活動をサポートいただきながら、根知での農的な暮らしを実践していただくことになります。
地域おこし協力隊の任期が終わる3年後(最長)のイメージとしては、
① 自然体験プログラムで自ら生業づくり
現在根知未来会議で実施している自然体験プログラムは実費をまかなう(人件費までは賄えない)程度の売上です。これまでの取組実績を踏まえながらプログラムの質を高め商品としてブラッシュアップすることで自ら稼いでいただくこともできます。ただし根知未来会議としてもサポートはしますが、正直言ってハードルはそれなりに高いと思います。
② 農業生産法人への就職
根知未来会議の役員の中には農業生産法人を経営している人もいます。副業として農家さんのお手伝いができる機会もありますので、お互いの条件・相性等が合えば農業法人への就職という道もあり得ます。
③ 市内での就職
糸魚川市内の求人の状況としては、工場、建設業、また第一次産業での求人も見られます。勤めながらお米を作る兼業農家という選択肢もあり得ます。
どのような道に進むかは地域おこし協力隊となった皆さん次第ですが、いずれにしても地域からの信頼が得られないとなかなか自分のやりたいことを実現することが難しい(逆に言えば地域での信頼を勝ち取ると色々な可能性が広がる)側面があります。このことを十分に承知していただき地域おこし協力隊としての活動をスタートしていただきたいと思います。
こんな方におススメ
〇 住民主体の地域づくり活動に興味がある方
〇 自然体験プログラムなどに興味がある方
〇 農的な暮らしを楽しめる方
地域の世話人
今回、募集する地域おこし協力隊は、根知未来会議の役員の方が中心となって、根知未来会議での活動、農業、根知での日々の暮らしなどをサポートします。
イラストは、左:代表の小田島さん・右:事務局長の斉藤さん
地域おこし協力隊のサポート体制について
地域おこし協力隊は、いまや全国で6,000人を超える人たちが活動しています。任期終了後には約6割の隊員が同じ地域に定住しています。一方である調査では、協力隊になった人の約3割は1年未満で退任しているというデータもあります。特に1年目の協力隊員の方の悩みとしては、「地域との関係性」「行政との関係性」という人間関係が挙げられています。
このため糸魚川市では、市と根知未来会議がタッグを組み、さらに新潟県内で外部人材のコーディネート経験が豊富な「にいがたイナカレッジ」の協力を得て地域おこし協力隊のサポートチームを結成し、地域住民とのネットワークづくり、隊員の活動や日常的な暮らし等をサポートします。
地域おこし協力隊制度は、「地域おこし協力隊」「受入地域(根知地区)」「行政(糸魚川市役所)」の3人の登場人物がいます。三者それぞれのやりたいこと・目指すこと・考えていることが一致する部分で3年間活動できると三者にとって充実した時間が過ごせます。まずは、「根知地区がめざすこと」「糸魚川市がめざすこと」と、皆さんがやりたいことが重なるのかを考えていただきご応募を検討いただければと思います。
また、実際に活動し始めると考え方や想いが変化し三つの丸が徐々に重ならなくなることもあるでしょう。このため糸魚川市では定期的に三者のミーティングを行い、三つの丸が重なった部分で活動できているか、重ならなくなった場合にどう対応するかなどを協議しながら皆さんの活動をサポートしていきたいと考えています。
募集要項
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雇用関係の有無なし
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業務概要根知地区地域づくり活動支援業務
(1)根知の資源を活かした体験プログラムの企画・実践
(2)移住・定住促進業務
(3)情報発信業務(HP、SNS等での発信)
(4)根知未来会議の法人化に向けたサポート
(5)その他の根知未来会議の活動(希望に応じて)
※令和5年度糸魚川市当初予算成立を条件とした募集となります。 -
募集対象(1)過疎、山村、離島、半島地域以外の都市地域に住民票がある方で、糸魚川市に住民票を異動できる方
(2)市の条例及び規則等を遵守し、職務命令等に従うことができる方
(3)年齢20歳以上、概ね45歳未満の方。性別は不問
(4)心身ともに健康で誠実に職務を行うことができる方
(5)地域住民と積極的にコミュニケーションを図り、地域活性化に尽力できる方
(6)普通自動車免許を取得されている方(AT限定可)
(7)パソコン操作(ワード、エクセル、インターネット、Eメール等)ができる方 -
募集人数1名
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勤務地新潟県糸魚川市(根知地区)
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勤務時間●活動時間:原則一日6時間程度(休憩1時間)
●活動日:週4日程度 -
雇用形態・期間地域おこし協力隊として、糸魚川市長が委嘱します。
(糸魚川市と協力隊業務の委託契約を結んでいただき、糸魚川市との雇用関係はありません。)
委託契約をした日から令和6年3月31日まで
※委託開始時期は、委託内定者と協議のうえ決定します。
※ただし、隊員としてふさわしくないと判断した場合は、委託期間中であってもその契約を解除することができるものとします。
※活動状況により、最長3年まで更新することができます。 -
給与・賃金等●委託料:月額 233,000円
●活動経費:予算の範囲内
【活動経費として対象となるもの】
①任期中の住居に係る費用
活動ための住宅(借間を含む)を借り受け、家賃を支払う場合に、活動費から支出できます。(月額上限50,000円)。
ただし、親族が所有、または借り受け、居住している住宅に居住する場合は除きます。
②次の項目に該当する費用
・活動車両借上げ
・活動車両燃料費
・パソコン借上げ費
③その他費用(例)
・活動に係る消耗品、消耗機材、書籍、材料等に要する経費
・研修受講に要する経費
・申請者及び参加者等の損害・賠償責任等保険料
【活動経費の対象とならないもの(例)】
○飲食代
○事業収入を伴う経費
○土地、建物、車の購入費
○高額な物品購入費
○個人の資産となる経費
○国民健康保険料、国民年金保険料等 -
待遇・福利厚生(1)糸魚川市との雇用契約はないため、国民健康保険、国民年金、障害・損害保険等には御自身でご加入ください。
(2)業務活動で使用する自動車・パソコン等は御自身で御準備ください。
(3)業務活動以外の経費(引っ越しや生活用備品、住居の光熱水費等)は自己負担になります。 -
申込受付期間2023年01月11日 ~2023年03月31日
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審査方法●選考の流れ
(1)オンラインによる個別説明・相談
※お気軽にお問い合わせください。
【お問合せ先】
糸魚川市総務部企画定住課(担当:高橋)
TEL:025-552-1511
FAX:025-552-1090
MAIL:kikaku@city.itoigawa.lg.jp
(2)第1次選考
応募書類受付後、書類及びリモート面談の上、文書にて選考結果を通知します。なお、応募書類の返却はしません。
以下の書類を郵送してください。
・申込用紙(糸魚川市ホームページからダウンロードをお願いします。)
※糸魚川市のホームページ上で「地域おこし協力隊」と検索してください。
・マイナンバーカードまたは運転免許証の写し
・住民票の写し
【提出先】
〒949-8501
新潟県糸魚川市一の宮1-2-5
糸魚川市総務部企画定住課(担当:高橋)
TEL:025-552-1511
FAX:025-552-1090
MAIL:kikaku@city.itoigawa.lg.jp
(3)第2次選考
第1次選考合格者を対象に行います。
着任予定地域での暮らし・体験活動や面談を予定しています。
第2次選考の日時等は第1次選考結果を通知する際にご相談させていただきます。
なお、第2次選考に要する交通費及び宿泊費等は個人負担とします。
(4)最終選考結果の通知
2次選考後、約1か月以内に文書で通知します。
(5)その他
・内定後、関係者との顔合わせや住居確認等の後、着任となります。
・不明な点等が御座いましたら、お気軽にお問い合わせください。
オンラインでの相談等も対応いたします。
・1か月程度の着任体験(インターンシップ)が可能です。ご相談ください。 -
参考URLhttps://www.city.itoigawa.lg.jp/dd.aspx?menuid=6401
https://www.city.itoigawa.lg.jp/9262.htm
お問合わせ先
〒941-8501 新潟県糸魚川市一の宮1丁目2番5号
TEL: 025-552-1511(代表)