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ビジネスを通して高校生・大学生と町を繋げること、空き店舗を活かすことに取り組みます。

◆募集概要

 ひとりでも多くの若者を町に残し、また、町に受け入れるためには若者が「遊佐で働く」きっかけや環境をつくることが急務です。
これまで、遊佐町では令和5年度には若者の声から町の課題を引き出すワークショップをおこない、出てきた課題をもとに、実証事業として大学生の課題型インターンシップとサードプレイスづくり、コワーキングスペースの実証事業などの取り組みを実施しました。今年度はより事業を絞り、デュアル実践と呼ばれる高校生の長期インターンシップ制度の支援や、昨年度に引き続き大学生の課題解決型インターンなどを行っています。

 

◆『おでこBASE』について

 令和6年3月、大学生課題型インターンシップで「中高生のサードプレイスづくり」に取り組み、遊佐駅前に「おでこBASE」という中高生の居場所が誕生しました。地元の中高生や大学生、地域の大人たちが顔を出す場所となり、現在は民間事業者が自主的に運営しています。家庭でも職場でも学校でもない、社会を知る場として、まちづくり、自立を学ぶ場として、若者の重要な拠点となっています。令和6年7月の豪雨災害では、ボランティアの拠点の一つとして、多くの若者が集って災害復旧の現場で活動しました。今後も中高生の居場所として、また、若者の活動拠点として運営を続けていきます。

◆若者ビジネス担当としての働き方のポイント

 一般的に社会人として仕事をしていると、学校の先生でもない限り、家族以外の高校生や大学生は遠い存在です。そんな中で、若者ビジネス担当は、瑞々しい感性の若者たちと日々関わることができる珍しい仕事です。高校生や大学生と一緒に過ごすことで。薄れかけていた学生時代の想いや目標を取り戻すきっかけになります。

 遊佐高校で10年目となる「デュアル実践」では、地元企業と密接に関係を取りながら、高校生の地元就職や進学後のUターンのきっかけとなることを目指しています。そんなデュアル実践の調整役をすることで、町内の企業の方との繋がりを作ることができます。そういった繋がりは、協力隊任期終了後の自分の仕事にもかならず活きる素晴らしいネットワークになります。

 空き店舗の活用はまだ遊佐町としては大きく動き出していない部分です。だからこそ情報収集だけでもかなりの成果が得られますし、起業のための活用はもちろん、方向性によっては不動産関係との繋がりも得られる分野です。また、空き店舗は遊佐町だけでなく、全国的な課題となっているトピックの一つなので、なにか一つノウハウを構築すれば、全国展開もできるという伸びしろのある分野です。

 

◆具体的な業務

県立遊佐高校「デュアル実践」のコーディネート

高校2年生の4月から7月は毎週水曜日を「デュアル実践」の日として、高校生自身が選んだ町内事業所に通勤しています。そして9月頃にはまとめとしての発表会を行っています。こういった長期的な職場体験は珍しく、「デュアル実践」を通して、町内事業所への就職の実績もあります。
しかし一方で、協力してくれる事業所の減少や途中離脱してしまう生徒がいるなどの課題を抱えています。そこで、事業所と高校、事業所と学生を繋ぐバッファーとなって活動をしていただきます。事業所の現状と高校の狙いをすり合わせることは容易ではないですが、地域おこし協力隊の遊佐高校教育コーディネーターとして働く仲間と一緒に、事業所と高校の双方がプラスになるように調整を図っていただきたいと思います。

大学生課題型インターンシップのコーディネート

町に存在する様々な資源や課題を題材にする大学生のインターンシップを受け入れることで、遊佐町の関係人口・ひいては遊佐町での起業に繋がることを期待しています。その場合、短期のインターンでは遊佐町を知ってもらうことはもちろん、大学生の疑問への壁打ちや悩みに寄り添い伴走するメンターの役割が重要と考えています。2025年度は、産官学連携を行っている一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからず、と一緒にインターンシップの募集などの企画から、学生が来町した際のメンターとしての支援をしていただきます。1年目は大学生と一緒に遊佐町を知り、遊佐町の課題について一緒に考えることで、他の業務にも繋げる素地としてほしいと思います。

空き店舗利活用事業のコーディネート

店主の高齢化や跡継ぎ不在など、元々あった課題に輪をかけるように、コロナ禍の外出控え、物価高など、地方の小さなお店には苦境が続き、廃業せざるを得ないお店も増えています。町の中心部にある小さなショッピングセンターも同様に、空きテナントが増え、寂しい雰囲気が漂いつつあります。
そこで、まずはショッピングセンター内の空きスペースを活用して、学生向けのビジネスセミナーなどを開催してほしいと思っています。そういった活動の中から、地域を巻き込み空き店舗を活用する糸口を見つけて欲しいと思います。町内の空き店舗情報を把握して、商工会と連携してもらうことも考えています。

 

◆任期終了後のキャリアのイメージ

・町内事業所とのネットワークを活かして就職
・起業の知識を活かした活動
・空き店舗を活用した起業
・行政関係への就職や業務委託など

これまで遊佐町地域おこし協力隊を退任した隊員は、起業する方が多いですが、中には一般企業への就職や出産を経て町議会議員となった隊員もおります。近隣市町村では、観光協会やNPOへの就職、市町の職員となった方も数多くいるそうです。

◆この業務に関するスキル

\こんな方と一緒に活動したいです!!/

・高校生、大学生を中心とした若者に好かれる、仲間づくりが得意な方
・メンターとして指導、助言が可能な方
・町、事業者、企業、学校関係者等と円滑にコミュニケーションを図ることができるかた
・目標に対して具体的な取り組みを発案できるかた
・責任感があり、言葉を大切にできるかた
・時に脇役に徹することができるかた
・一般常識があり、社会人として最低限のマナーを守ることができるかた
・多くの仲間と町づくりをすることに情熱を傾けることができるかた
・社会人経験のある20代~30代の柔軟な思考や対応ができるかた

\こんな人には辛い仕事かも…/

・今どきの若者の感覚を受け入れられない方(ジェンダーや仕事観など、過去の価値観にとらわれない柔軟さが求められます)
・自身の経験を活かすことを重視する方
・マニュアルやデータに基づいて計画的に仕事がしたい方(人相手の仕事です)
・他者の意見を受け入れるのが得意ではない方(事業所や学校など、様々な職種・年齢の方と話す機会が多いです。)

◆遊佐町(ゆざまち)について

山形県の最北端に位置し、秋田県との県境で、山形県の「おでこ」の部分です。町のシンボルは日本百名山「鳥海山(ちょうかいざん)」。鳥海山と日本海の恵みで、水の豊かな町です。「丸池様(まるいけさま)」や「釜磯海岸(かまいそかいがん)」は湧水スポットとして町内外から人気です。是非検索してみてください。東京から約500 ㎞、人口はR6 年10月末現在で12,203人。都市部から遠く「行きづら

い」けど、充実した支援制度や人の温かさで「生きやすい」町です。

地域おこし協力隊は現在8 名が活動中。一緒にランチをしたり、プライベートでも一緒に活動をしたりするなどいいチームです。先輩隊員も含め、鳥海山と日本海に囲まれた自然の中で、業務もプライベートも充実した毎日を送っています。退任後は就業したり起業したりと様々なかたちで遊佐町に関わってくれています。

◆遊佐町地域おこし協力隊Q&A

Q:遊佐町地域おこし協力隊の活動実績は?
A:遊佐町では平成22 年度から隊員を受け入れ、これまで29 人が着任し、21 名が活動終了、現在8名が活動中です。活動終了した21名のうち10 名が引き続き遊佐町に住んでいます。

Q:副業はできますか?
A:本来の業務を優先したうえで、業務に支障のない程度であれば可能です。その場合は必

ず所属の担当者へ事前に相談していただきます。

募集要項

  • 関連ファイル
  • 雇用関係の有無
    なし
  • 業務概要
    高校生・大学生インターンと空き店舗利活用を柱に、就業・起業に必要な能力を町の学生が身に着けて、地元就業または地元回帰に繋げる。遊佐の資源を使った起業を若い世代に促し、自身も起業を目指す。
    (1)遊佐高校デュアル実践のコーディネート
      遊佐高校生徒の企業への中長期インターンのメンター支援
    (2)大学生課題型インターンシップのコーディネート
      短期インターン大学生のメンター支援
    (3)空き店舗利活用事業のコーディネート
      学生向けのビジネス講座等の支援
  • 募集対象
    【応募資格】
    (1)三大都市圏をはじめとする都市地域等に在住し、遊佐町に住民登録
    し生活拠点を移すことができる方(U ターンを含む)
    (2)地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格事項に該当しない

    (3)心身ともに健康で、住民や関係機関と協力しながら意欲をもって業
    務に取り組める方。
    (4)最低でも1年以上の活動が可能な方
  • 募集人数
    1名
  • 勤務地
    遊佐町役場
    ショッピングセンターエルパ
  • 勤務時間
    月曜日から金曜日までの週5日間、8時30分から17時15分の1日7時間45分を原則とします。ただし、土日等に活動があった場合は平日に振替休日対応をしていただきます。
    勤務時間外で活動する場は、前後の勤務日の勤務時間の調整で対応します。
  • 雇用形態・期間
    任用形態は遊佐町からの「委嘱」です。
    任期は着任から1年間、最長3年間です。
    勤務開始日(委嘱日)は2025年4月1日を想定していますが、引っ越し等の準備期間などをふまえ相談により決定します。
  • 給与・賃金等
    任期1年目:年額2,796,000 円/(月額233,000 円)
    任期2年目:年額2,994,000円/(月額249,500円)
    任期3年目:年額3,192,000円/(月額266,000円)
    ※いずれも所得税控除前
    ※令和7年度予算が議会の承認を得られ次第決定となります。
  • 待遇・福利厚生
    住居(町で家賃全額負担・基本的には町で準備)
    ※配偶者、子、父母は同居を可としています。
    活動車(軽自動車1 台)
    活動車用ガソリン代(月額:20,000 円以内の実費)
    住居暖房用灯油代(月額5,000 円以内の実費、11 月~3 月)
    専用PC、ネットワーク環境
    活動中のボランティア保険(※雇用契約ではないため、社会保険や雇用保
    険の適用がありません。ご自身で国民健康保険、国民年金に加入いただき
    ます。)
  • 申込受付期間
    2024年12月02日 ~2025年01月15日
  • 審査方法
    ◆応募方法
    「遊佐町地域おこし協力隊」隊員応募用紙に必要事項を記入、郵送またはメールで提出してください。

    【提出先】
    ・〒999-831 山形県飽海郡遊佐町遊佐字舞鶴202
    遊佐町役場 企画課 定住促進係 「地域おこし協力隊」担当 宛
    ・メールアドレス teiju@town.yuza.lg.jp
    件名は 「遊佐町地域おこし協力隊応募」としてください。

    ◆選考プロセス
    ①第1次選考(書類選考)
    ・応募用紙をもとに選考を行います。選考結果は応募者全員にメールにて送付します。
    ②第2次選考(面接等)
    ・第1次選考合格者を対象に面接を行います。場所は遊佐町役場内で行います。
    ・面接後、合否結果を文書にて送付します。
    ※上記①②の選考とは別に、応募申込後、本業務に関わる職員と業務内容の説明や待遇についての説明の時間(1時間程度)を設けさせていただきます。なお、この面談は、選考には関与しません。

お問合わせ先

企画課定住促進係 佐藤
999-8301 山形県飽海郡遊佐町遊佐字舞鶴202
TEL: 0234-28-8257 FAX: 0234-72-3315
URL: http://www.town.yuza.yamagata.jp/