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高校生とまちをつなぐ「学びのコーディネーター」を募集します
北上市は、岩手県中部、北上盆地のほぼ中央に位置する、人口約91,000人のまちです。
北上市では、これまで10名の地域おこし協力隊が活躍しており、そのうち9名が北上市を拠点に活動し続けています。今回は、4年ぶりの隊員募集となります。
1.募集の背景と想い
北上市内には、高校が4校(県立高校が3校、私立高校が1校)あります。北上市で学ぶ高校生が、自らが問いを立てて北上のまち全体を学びのフィールドとしてつかいながら、探究的に学び、自分らしく育つ環境を目指して、今回初めて、高校生とまちをつなぐ「学びのコーディネーター」を募集します。
高校生がまちの人やコトと交わることをきっかけとして、まちの大人たちも世代を超えて共に学び続けることで、若者を応援する風土や、新しいチャレンジに寛容なまちの生態系を育んでいけるのではないだろうかと私たちは考えています。
2.学びのコーディネーターとは
高校生の探究的な学びとまちとをつなげる役割を担います。
3.活動内容
「ミッション:学校とまちの垣根を越えた学び合う生態系をつくる」
- 学びのコーディネーターとして、北上市市民活動情報センターを拠点として活動します。
- 市内の地域資源(人・コミュニティ・企業・コト)と探究的な学びの手法を組み合わせ、北上に多様な学びの機会をつくります。
- 地域を学びのフィールドとした探究学習のプロセスデザインと、地域資源のコーディネートを行います。
4.3年間の活動イメージ
〔1年目〕まちの人やコトと出会う
市と人材育成に関する連携協定を結んでいる専修大学北上高等学校をモデル校とした高校の探究プログラムのコーディネート、市内の高校生が地域で学ぶプログラムの企画提案に向けて、市民活動情報センターでコーディネートのための地域資源発掘(人、コミュニティ、市民団体、地元企業との関係性づくり)を行いながら、学びのコーディネーターとしての基盤をつくります。
〔2年目〕点と点をつなげる
市内の高校を対象とした探究的な学びの地域資源マッチングのしくみづくり、市内の高校生が地域で学ぶプログラムの実践に取り組みます。
〔3年目〕まちの学びの生態系をつくる
市内の高校生を対象とした探究プログラムのコーディネート、対話的な学びのコミュニティづくり、探究的手法を活用した人材育成プログラムの開発に取り組み、ご自身のキャリアビジョンの実現に向けた基盤をつくります。
5.所属先
特定非営利活動法人いわてNPO-NETサポート
〔団体紹介〕
いわてNPO-NETサポートは、2000年4月に北上市内で働く30代~40代の有志が中心となり設立した中間支援組織です。
組織のミッションは、『挑戦が連鎖するコミュニティの創造』。多様なきっかけを地域で生み出し、未来にむけたチャレンジが生まれ、そのチャレンジがさらに新しいチャレンジにつながり、そのチャレンジを応援しあえる地域に向けた取り組みを行っています。
理事は16名。建設、建築、農業、メディア、IT、環境、観光、福祉、まちづくり等、地域の産業界で活躍しているメンバー、起業して新たに活動を始めたメンバーがつながることによって、活動を推進しています。
主な事業としては、以下の取り組みを協働で実施しています。
- 北上市市民活動情報センター事業(北上市地域づくり課と協働)
北上市の市民活動・地域づくりの推進に向けた情報収集・情報発信と、話し合 い・学び合いの場づくりを行っています。
- 専修大学北上高校学校改革アドバイザー業務(学校法人北上学園と協働)
専大北上高校と北上市の各団体との連携・協働の推進による、高校生主体の探 究的な学びのしくみづくりを行っています。
- 北上市景観計画推進業務(北上市都市計画課と協働)
景観まちづくりの推進のために、市内小中学校での景観学習の推進や、実践 者の学び合いの場であるフォーラムの企画・運営を行っています。
この他、県内外の高校の総合的な探究の時間のコーディネート、講演や、県内の自治体におけるまちづくりに関するコーディネーター業務も担っています。
高校の活動拠点:専修大学北上高等学校(中心市街地にある私立高校)
協力隊1年目は、北上市と『「まちなかキャンパス」を核とした人材育成・まちづくりの推進に関する連携協定』を結んでいる、専修大学北上高等学校と連携して活動します。
■専修大学北上高等学校YouTubeチャンネル
岩手朝日テレビ特別番組「未来へ続くまちなかキャンパス」(2024年11月16日放送)
(新しい学びを特集した約30分の動画です)
募集要項
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関連ファイル
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業務概要・北上で学ぶ高校生が、まち全体をフィールドとした学びの機会を得ることができる環境づくりとコーディネートを行います。
・高校生の探究学習(地域社会の中で学ぶ)をきっかけとして、学校と地域の垣根を越えた学び合うコミュニティをまちの中につくっていきます。世代や所属や分野を超えて、共に学び合う生態系があるまちを目指します。
<委嘱期間終了後のイメージ>
・活動を通して得た人的つながりやコーディネータースキルを活かし、まちづくりや地域づくり分野の中間支援人材としての活動。社会教育分野のスキルを活かした若者支援の起業・独立等
・受け入れ団体が、状況や希望に応じてサポートを行います。 -
募集対象(1)年齢が概ね20代から40代の方(性別は問いません)
(2)現在、三大都市圏又は地方都市等(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)に居住し、委嘱後に住民票を北上市に異動し、居住できる方
(3)普通自動車運転免許を取得している方(AT限定可。自家用車両を所有している方歓迎)
(4)パソコンやSNSを日常的に使用している方
(5)社会教育・人材育成に関心のある方(教員免許の有無は問いません)
(6)コーディネーターとして必要な、コミュニケーションスキルを高めていきたい方
≪こんな方に向いています≫
・主役よりも脇役になることが好きな人
・デスクワークより現場が好きな人
・チャレンジする人を応援するのが好きな人
・学校教育とまちづくりの連携に関心がある人
・これからの学び、対話、協働に関心がある人 -
募集人数1名
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勤務地北上市内
※北上市市民活動情報センターを主な活動拠点とします。
所在地 北上市大通り1-3-1おでんせプラザぐろーぶ4階 -
勤務時間月20日 1日8時間程度
ただし、勤務内容により上記以外の時間帯を勤務時間に指定する場合があります。休日・休暇は受入れ団体の取り扱いに準じることとします。 -
雇用形態・期間(1)北上市から北上市地域おこし協力隊隊員として委嘱します。
(2)令和7年4月以降の委嘱開始とし、通算3か年の活動を予定しています。委嘱開始日は、事情に合わせて相談に応じます。 -
給与・賃金等月額308,000円を報償費として支払います。ただし、月の勤務日が20日未満となった場合は、活動日数に日額15,400円を乗じた金額とします。
※税金、保険料等は自己負担です。 -
待遇・福利厚生(1)次の活動経費について、市と隊員が協議の上、予算の範囲内で補助します。
・市内での住居借上げ費用(光熱水費等は対象外)
・活動に必要な自動車やパソコン等の借上げ費用
・活動車両の燃料費
・活動に要する消耗品費
・活動にかかるイベント経費等
・活動にかかる旅費
・研修参加費及び旅費
・その他市長が必要と認める経費
(2)任期2年目から任期終了後1年の間において、市内で起業する際の経費を上限100万円(対象期間3年間の上限)の範囲内で補助します。 -
申込受付期間2024年12月16日 ~2025年01月31日
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審査方法<申込方法>
エントリーシート(エントリーシート・エントリーレポート)に必要事項を記入し、以下エントリーフォームから提出してください。
エントリーフォームのURL
https://logoform.jp/form/rtYq/845655 845655
<現地説明会>
プロジェクトへの理解を深めるため、現地説明会を開催します。現地説明会のご案内は関連ファイル「現地説明会の御案内」をご確認ください。
<選考方法>
(1)1次選考
書類審査の上、結果を応募者全員に通知します。
(2)2次選考(最終) ※2月中旬を予定
北上市内の公共施設において、面接試験を行います。
選考は、市と受入れ団体が協働で行います
<選考について>
最終選考の面接の際には、エントリーレポートの内容について発表していただき、下記の3点から判断し、採用を決定します。
(1)コーディネート人材としての適性
(2)新しいことへの興味、関心、考察力
(3)地域との親和性(関係機関との連携等) -
備考(1)隊員の研修機会として、全国の隊員が集まる研修会等に参加できます。
(2)社会教育とまちづくりの両方の視点を持ったコーディネータースキル向上のため、社会教育士の称号取得を目的とした、社会教育主事講習受講を支援します。
(3)活動期間中において、市に事前相談の上で、起業等に繋がる副業を行うことができます。
(4)北上市での生活及び活動に関して、相談支援を行います。
(5)隊員の活動については、定期的に市役所内の関係部署で共有するとともに、広報等でその活動を周知し、隊員が活動しやすい環境づくりを行います。
(6)令和7年度からの雇用については,当該年度の予算が成立することが条件での雇用となります。
お問合わせ先
TEL: 0197-72-8299