長野県・安曇野市では、「安曇野市里山再生計画」に基づく活動「さとぷろ。」に取り組みながら、市民の認知度アップを目指す「さとぷろ。」編集部員として、協力隊員を２名募集します

「LOCALLETTER」にてご紹介いただきました！
募集内容と合わせてこちらもご参考ください。

https://localletter.jp/wanted/azumino_kyoryokutai/

「さとぷろ。」とは今期で10年目を迎えた安曇野市の里山を中心にした市民主体の活動です。行政と市民が協働して取り組む里山再生の活動は、全国的にもあまり例がありません。里山について学ぶ機会を作ったり、猟師さんとともに山に入ったり、森林や竹林の整備、各種イベントの開催など多岐に渡ります。里山に興味を持った方や、里山に関わる地域活動を行いたいと思った方などが主催をして、楽しみながら様々な活動に参加しています。
しかし一方では、「さとぷろ。」の市民の認知度は現在18％に留まってしまっています。今回はこれを３０％に上げるために、カメラマンや取材経験などのスキルを持った方を「さとぷろ。」編集部員として募集することになりました。

採用された方は、安曇野市役所で勤務していただくことになりますが、活動の拠点は市内の里山。また、「さとぷろ。」の活動支援を担うために設立された「（一社）さとぷろ。機構」と協力する業務もあります。1年目はさとぷろ。の様々な活動現場で、市民の皆さんと一緒に活動をしながら撮影・取材活動を行い、2年目から3年目にかけては具体的な戦略を踏まえた制作・発信をして、認知度30％を目指します。

里山に実際に入り、一緒に汗を流して活動する中で、猟師さんから山や動物について話を聞いて知識を深めたり、森林整備の技術を学んだりと、里山での活動に必要な知識や技術を身に着けながら、日々変化する山の姿を逃さずにカメラに収めたり、自分の言葉で発信できるのもこの仕事の魅力です。

澄み切った青空に北アルプスがよく映える夏の日。

安曇野市で働くおすすめポイント

長野県の中心部に位置する安曇野市は、北アルプスがどっしりと構えており、その圧倒的なスケールに虜になる人たちも多い場所。自然が好き、興味がある人にも向いているお仕事です。また、これまで培ってきたスキルを活かして新しいチャレンジをしてみたい方、環境を変えて自然に触れる仕事をしたい方におすすめです。
協力隊として着任した方には、カメラ片手に長靴を履いて里山に入り、市民の皆さんと一緒に活動する中で、自分なりに感じた里山の楽しさや魅力をSNS等にアウトプットをしていただきます。撮影や取材、体験を元にした情報発信や、移住者視点での気付きを、里山を中心にした切り口で、ビジュアルで表現したり、テキストで発信できます。
「里山」というフィールドで、自然に関する様々な知識や技術を身に付けながら、自分のスキルに活かしていくことへの面白さを感じた方にはおすすめです。

ハンターと一緒に雪山を歩くプロジェクトの一コマ。動物のたちの足跡について説明を受けています。

仕事の内容

【1年目：インプット時期、知る・体験する】
やること：安曇野を知り、里山活動を把握していく
・活動する仲間(参加者・団体・自治体担当者)、活動地域を知る
・「さとぷろ。」活動へ参加し、活動内容を知る(週1回程度)
・活動風景を取材・撮影する
​​​​​​・​活動に必要な研修を受ける

【２年目：アウトプット時期、発信する】
やること：情報の見える化をしていく
・広報戦略を立てる（SNSや制作を通して認知度を高める活動を実施）
・各種さとぷろ。活動への参加(週１回程度)
・活動風景を取材・撮影する

【３年目：リアルな実践】
やること：オリジナルの広報戦略を実践
・１〜2年目の活動を通じて具体的な広報戦略を実行
・イベント企画やSNS発信、制作物を作って拡散していく
・活動風景を取材・撮影する

【付随業務】
・「さとぷろ。機構」業務補助（週１～2回程度）※さとぷろ。機構事務所での業務
・「さとぷろ。機構」のHPの更新
・「さとぷろ。」の企画立案やイベントの運営、会議等への参加

清水地区の光久寺薬師堂にて活動終わりの一コマ。季節によってはたけのこ汁などのお振舞いもあるそう。

着任からの具体的なスケジュール

【１か月目】
・市担当職員との打ち合わせ(３年間のミッション・目指す成果の確認、業務スケジュール(短期・中期・長期)等)
・実務に関する研修、課内業務に関する研修 ※市担当職員から
・イベントへの参加（年間スケジュールの把握）
・撮影・取材活動をして記録していく

【２～３か月目】
・さとぷろ。活動への参加
・会議への参加（広報活動の材料集め）
・イベントの様子を撮影・取材
・市職員現場業務同行（市有林整備、有害鳥獣対策（追い払い隊参加）、松くい虫、林道パトロール等）※研修を兼ねて
・さとぷろ。機構職員の業務補助（週２回程度）

【４か月目以降】
・スキルアップ研修（資器材の使用方法、森林整備技術など）※市職員による研修、または外部研修参加
・さとぷろ。機構業務補助（週２回程度）
・さとぷろ。プロジェクト会議等への参加

【1週間のスケジュール（イメージ）】

【２年目以降】
・これまでの情報や体験をもとに広報手段の検討
・さとぷろ。活動への参加
・イベントの様子を撮影・取材

【３年目】
・認知度３０％に近づけるための具体的な活動（制作物、SNSの発信、イベントの企画・運営）

メイン業務

• 週間スケジュール確認
• さとぷろ。関係者への挨拶まわり
• さとぷろ。HP更新
• さとぷろ。活動参加(取材、撮影を含む)
• 関係者へ取材・撮影
• イベント内容の確認
• イベント・活動団体の活動があれば参加（代休取得可）

サブ業務

• 市職員現場業務同行(市有林整備、有害鳥獣対策、松くい虫、林道パトロール等)
• さとぷろ。機構業務補助(さとぷろ。活動団体との企画打合せ)
• さとぷろ。機構業務補助(薪づくり及び販売、サル檻見回りなど)

事務業務

• 市担当職員との定例MTG
• イベント等報告書作成
• さとぷろ。機構、市担当者との定例MTG
• 日報記入
   

３年間を通じて経験できること

【里山で活動するための知識や技術の習得】
さとぷろ。の活動は多岐にわたります。様々な活動を通じて、幅広い知識や技術を身に着けることができ、自分なりの里山の楽しみ方・関わり方を見つけることができる
さとぷろ。に関わる市民や団体・起業とつながり、幅広い人脈を作ることができる

【クリエーターとしてのスキルアップ】
カメラマンや取材担当者としての経験
里山の自然やそこでの暮らし、活動する人々の姿が撮影できる
アウトドアでの撮影知識経験が積める
イベントや活動を通して撮影する機会を多く得られる
HP・SNSに撮影した写真が掲載される
里山に特化した取材ができる
HP・SNSへ掲載する取材記事作成の実績

【その他、得られること】
(チェンソー)特別教育等各種資格
長野県林業士資格など
行政との繋がり
「さとぷろ。機構」法人運営のサポート経験

一緒に働く人

地域おこし協力隊 担当課：農林部耕地林務課

耕地林務課長・麻田(中央)
耕地林務課では、個性豊かなメンバーが毎日和気あいあいと楽しく仕事をしています。もちろん、日常の業務では大変なこともありますが、体を動かすことも多く、とてもやりがいのある仕事です。ぜひ耕地林務課で、地域おこし協力隊として新しいキャリアに挑戦してください！

係長：末永(左下)
「さとぷろ。」って何？ なぜみんなこんなに夢中になってるの？
私が「さとぷろ。」に最初に出会ったとき、たくさんの「？」がありました。でも、そこに関わる皆さんと仲良くなり、一緒に活動していく中で、それが少しずつ理解できるようになってきました。私も生まれは京都府京都市、大学入学で長野県に来て、安曇野市役所入庁を機に安曇野市に移り住みました。ここには豊かな自然と、そこに暮らす人々の魅力がたくさん詰まっていると感じています。子育て世代の方にもおススメです♪この安曇野で、一緒に働けることを楽しみにしています！

さとぷろ。担当：河合(右下)
森林面積が６割を超える安曇野市では、自然あふれる景色が毎日楽しめます。さとぷろ。の業務は、とにかくいろんな人と話すことが多く、関わる皆さんそれぞれの里山でのやりたいことや思いが身に染みて感じます。自分ではわからない気づきがたくさんあって、毎日刺激を受けてます。暑い中や寒い中での作業もありますが、里山がきれいになると達成感が大きい！さらに、きれいになってほめてもらえるとなおうれしいです。安曇野市各地でさまざまな団体が、フィールドだけでなく里山の資源を使った活動や楽しみと伝える取組をしています。私たちと一緒に、里山での楽しみを市内のみならずいろんな人を広げて巻き込む仕事をしてみませんか。お待ちしてます！！

一般社団法人「さとぷろ。機構」のメンバー

小泉さん(写真右)、丸山さん(写真左)

私たちは、一般社団法人安曇野市里山再生機構、愛称「さとぷろ。機構」です。安曇野市とともに里山再生に取り組んでいます。里山に近い“さとぷろ。会館”を拠点に、里山で活動する皆さんを支援する業務を行っています。事務局長の小泉と事務員の丸山、松枯れ材薪を作っている五十嵐の３人で仕事をしています。“さとぷろ。会館”周辺は自然に溢れ、毎日のようにサルは訪れますが、のびのびと仕事ができますよ！
協力隊員の方ももちろん、誰でもウェルカムです♪

里山活動「よみがえれ！マツタケ！」メンバー

 
私たち、「よみがえれ！マツタケ！」はかつてマツタケ山として地元住民に親しまれてきた“室山(むろやま)”という里山をフィールドとしています。マツタケと相性がよいアカマツを松枯れから守ったり、体を動かすことが好きな人が集まって楽しく整備活動を行っていますので、ぜひ一緒に活動しましょう⭐︎

地域のおすすめ情報

人口　約95,000人
気候　平均気温 夏：24.7度(８月)、冬：-0.8度(１月)
長野県のほぼ中心部に位置し、年間を通して一日の気温差が大きく、降水量が少ない内陸性気候です。
雪国のイメージがありますが、冬はマイナス10度にもなる日もあるものの、積雪量は少ないです。

学校・子育て
・市立認定こども園・幼稚園19園
・小学校１０校、中学校７校、高校４校があります。
　※入園・入学時期等、相談に応じることが可能です。お気軽にお問い合わせください。
・こども園や学校の敷地も広く、広々とした公園もあり、豊かな自然の中で子育てをしたい方にもおススメです。

交通
・JR松本駅から電車で約１０分から３０分(JR大糸線・篠ノ井線)
・最寄りのＩＣは長野自動車道「安曇野インターチェンジ」
・市内路線バスはありませんが、デマンド交通「あづみん」が運行(乗合式)しています。
・市内の移動は車が不可欠です。※雪は数センチですが、道路が凍るので冬用タイヤも不可欠

食べ物
・市内各所に湧水があるのも特徴。水道水は地下水を利用しており、水はおいしいです！
・米、リンゴ、そばなどが名産。また湧水を利用したニジマスや信州サーモンの養殖、ワサビ栽培も盛ん。直売所も多く旬の農産物などが手に入ります。

近隣都市
松本市まで車で20分から30分
長野市まで車で1時間

医療    
・代表的な総合病院は「安曇野赤十字病院」「穂高病院」
・子ども（満18歳年度末まで）の医療費無料
暮らし    
・地域とのつながりは強いのが特徴で、多くの世帯が自治会としての「区」に加入し、地域活動に参加しています。
・市内にはスーパーなどの商業施設も多く、買い物には困りません。

観光など    
・市の西側には3,000m級の雄大な北アルプスが広がり、登山客にも人気のエリアです。
・カヌーやハンググライダー、マウンテンバイクなどのアクティビティーなども豊富。
・「安曇野ハーフマラソン」は全国的にも人気。８月「安曇野花火」、11月「食の感謝祭」などイベントも多くあります。

住宅情報

採用決定後に状況にあわせて市営住宅等を紹介したり、民間物件契約のお手伝いを致します。「JR大糸線」沿線の市街地には民間アパート(単身・ファミリーとも)が多数あり、市内の不動産業者で探せます。「穂高地域」の山麓は別荘地があり、空き家もあり移住者も多いです。ただ、サルの被害や熊の出没には注意。他には、移住定住推進課では空き家についても相談を受け付けています。

サポート体制

地域おこし協力隊を担当する正職員がおり、日頃の業務をサポートします。また、課内の複数の職員で業務会議を開催し、課内業務との連携や課題について、職員同志で共有し、問題があれば解決をはかっていきます。