Life隊員たちの日常

新着ブログ

祖谷の詩

三好市の自然、文化、歴史を学び、お伝えしていきます

2011年08月17日

神代踊り

神代表紙

昭和34年 「西祖谷山村史」

 

 

三好市西祖谷山村善徳は、有形、無形、両方の重要民俗文化財がある希な地域である。

 

かずらばし2

徳島県で最初の国指定重要有形民俗文化財の「祖谷のかずら橋」

1955年(昭和30)2月3日国指定

 

神代全景

そして国指定重要無形民俗文化財として指定された「西祖谷の神代踊」

1976年(昭和51)5月4日国指定

 

 

集落の山の頂、天満神社で 古くから踊り続けられている雨乞いの神事が、

「神代踊り」と呼ばれるようになったのは、実は新しい。

 

 

大正11年11月、昭和天皇が皇太子として統監された四国地方の陸軍大演習の終了後、同日29日に三好郡池田町諏訪公園に行啓された際、台覧に供した祖谷古代の太鼓踊り(笠踊)を、その後神代踊りというようになった。

昭和天皇

昭和34年「西祖谷山村史」

 

 

現在は保存会によって運営されているが、昭和三十年代頃には、

善徳地区を二つに分け、各一人の世話役を置き、村人総出の行事であった。

祭礼は、当屋から標高1033メートルの天満神社へ行列が行進する。

その出演者は総勢70人に及んだという。

 

采振り

采振(紋付き羽織袴を着て手に采を持つ)

 

天狗

天狗(唐草模様の長単衣を着て天狗面をつけ高足駄をはき手に2メートルぐらいの若葉のついた本枝を持つ・柴天狗、猿田彦ともいう)

つゆはらい

露払(和服を着て老翁の面をつけ手に五弁梅花模様の白扇を持つ)

獅子

獅子(斑点模様の布と獅子面をつける・獅子使いともいう)

ないぎた

薙刀(単衣の長着を裾からげに着て草鞋をはき薙刀を持つ・薙刀使いともいう)

ぼうふり

棒振(衣装は薙刀と同じで種々の面をつけ色紙で飾った竹棒を持つ)

やっこ

奴(衣装は薙刀と同じ・120センチほどの棒に荷物をつけ、右手に扇を持つ)

たいこ

大鼓(衣装は規定なし・踊太鼓。2本のバヤを持つ・太鼓打ちともいう)

山伏

山伏(単衣の青無地長着を裾からげに着て、草鞋をはく・法螺貝を持つ)

踊り子

踊子(晴着を着て花笠を被る・五弁梅花模様の扇を持つ)

 

この他にも、

草履取(衣装は薙刀と同じ・草履を縄で腰に結び右手に扇を持つ)

鉦叩(衣装は規定なし・鉄製タンバリン状の鉦を持つ)

カチカチ(衣装は制限なし、ただし花笠を被る・50センチ程度の色紙で飾った竹棒を左右二本持つ)

等の役がある。

 

 

この神代おどりの由来については、

菅原道真が讃岐の守在任中の仁和年間(885~889年)、

干ばつに苦しむ讃岐(香川県)の人々を救うため、

里謡百二十種を歌わせながら雨乞い踊りをさせたところから始まるという伝承もある。

 

鳥居

 

伝承はともかくとして、

確かに、この日、踊りの終わりと共に雨が降り出した。

来場者、踊り手共に、車や詰所に駆け込む。

まさに、古型を伝える雨乞い神事にふさわしい幕切れとなった。

 

 

 

 

 

投稿者 toru-s | コメント(0)
[カテゴリ] 祖谷の詩

この記事に対するコメント

コメントはリアルタイムで掲載されない場合もあります。
当サイトではブロガーによるチェックが行われてから掲載される事もありますので表示まで時間がかかる場合もございます。
あらかじめ御了承お願いいたします。

  • 当サイト及び当ブログは、コメントの内容及びそのリンク先の内容には一切の責任を負いません。
  • コメント等の投稿及び閲覧は自己責任において行っていただくようお願いいたします。
  • スパムコメント、無差別の宣伝、対象記事と全く関係ない内容、悪意のある誹謗中傷等、当サイトの不利益になると判断した場合や重複送信の場合等、連絡なく削除することがあります。御了承お願いいたします。
  • メンテナンス等で投稿受け付けを中止する場合もございます。あらかじめ御了承お願いいたします。

プロフィール

お名前:
toru-s
活動地域:
徳島県三好市
趣味 :
ゴルフ
地域おこし協力隊員へ応募を考えている方へ一言:
是非参加してみてください

アーカイブ

2011年08月 次の月へ