地域おこし協力隊全国合同説明会レポート2018

イベントレポート2017.1.15 地域おこし協力隊全国募集説明会 隊員を募集する約160自治体が東京ビッグサイトに集結!

北海道から沖縄まで全国約400団体が出展した「JOIN移住・交流&地域おこしフェア」が、今年も東京ビッグサイトで開催されました。会場は「移住・交流相談ブース」と「地域おこし協力隊募集ブース」にわかれ、興味のある自治体の話を、自治体担当者や地域おこし協力隊員に直接相談できるのが特徴です。
協力隊員を募集している約150の地方自治体がブースを出展。実際に協力隊として活動している方に、活動内容や待遇などを直接聞くことができます。来場者は、すでに地域を絞り込んでいる人から、地方移住時の選択肢のひとつとして話を聞いておきたいといった人などさまざま。真剣に話し込む来場者が多く見られました。

地域おこし協力隊に直撃インタビュー

新村 充さん

北海道芦別市 農林課林務係新村 充さん2016年着任/東京都出身/前職:飲食店経営

インタビュー01

協力隊に応募したきっかけはなんですか?
2016年の「JOIN移住・交流&地域おこしフェア」がきっかけでした。当時は東京都内で飲食店経営をしており、業務は常に昼夜逆転。「もっと規則正しく、自然に囲まれた生活をしたい」という思いがあり、フェアで話を聞いてみようと参加しました。そこで声をかけてくれたのが、北海道芦別市の職員の方でした。狩猟にも興味があったので「鹿を捕りたいです」なんて突拍子もない相談をしましたが、「たくさんいますよ。農林課林務係で協力隊として働きながら狩猟免許を取ってはどうですか」と提案されて、面白い人生になりそうだなと直感したんです。30代に入ってもう一度新しいチャレンジをしたいと思っていた自分には最適なタイミングで、その年の7月から移住することを決めました。
現在の活動とは?
農林課林務係の一員として、森林の状況を調査したり、森林組合さんのお手伝いをしたり、森林の所有者さんと山の管理方法を決めていったりと、山全体をプロデュースする仕事を担っています。
山の管理や林業についてはまったくの素人でしたので、着任当初は長靴の正しい履き方から教わっていましが、地域の皆さんや森林の所有者さんのご指導もあり、1年半かけて、ようやく知識がついてきたところです。
業務を覚えながら、狩猟免許を取得し銃所有の許可を得るなど、やりたかったことも着々と実行できています。芦別市には本当に鹿がたくさんいて住民被害も多く、「有害動物駆除」として殺されてしまうのですが、その後に何にも利用されていないことがほとんど。そこで、ただ殺してしまうのではなくジビエ料理への展開など、ビジネスへの転用ができないだろうかということも現在考えています。
協力隊員として残り1年半の任期を全うしたあとは、山に関して得た知識を使って、山の恵みである木々や葉などをお茶や漢方素材に利用するアイデアも温め中。芦別市の自然素材を、人々の健康につながる商品展開を考えるのが、今の僕の目標です。
北海道芦別市の魅力はなんですか?
山の空気のおいしさ、景色の美しさ、満天の星空など、大自然の魅力がつまっています。前職では経験できなかった、「日の出とともに起きて、日の入りとともに1日が終わっていく」生活が、いかに心地いいものかを実感しています。芦別市内は土地が安かったので、山奥に家も購入してしまいまして(笑)、この地とは何らか関わりながら生きていくことになりそうです。
これから協力隊になる人へのアドバイスはありますか?
どこに移住するにせよ、生活は180度変わるので、大変なことはたくさんあります。ただ、新しい土地での生活をどう楽しむかは自分次第。やりたいことが明確であればあるほど、日々の生活を目標に向けて過ごせるので、「協力隊員としてこれをやる」というゴールは持っておくといいと思います。

佐々木 祐子さん

福島県西会津市 にしあいづ観光交流協会佐々木 祐子さん2017年着任/福島県郡山市出身/前職:制作・編集、人材育成事業

インタビュー02

協力隊に応募したきっかけはなんですか?
大学卒業後、東京の制作会社で編集の仕事をしていましたが、いずれは出身地・福島に戻りたいという気持ちがありました。大きな転機となったのは、協力隊員になる前の2年間、南相馬市で復興支援のための人材育成事業に携わったことです。とても意義ある事業でしたが、「復興」というキーワードだけでは、福島に人は集まらないと痛感。福島に人々が遊びに来られるような“場所”を作りたいと思うようになりました。西会津には、私が大好きな山がたくさんあり、若い世代が集まって「これから観光資源をもう一度盛り上げよう」という機運が感じられる町でした。私はここで何か場を作りたいと思い、協力隊員として活動することを決めました。
現在の活動とは?
西会津市の観光資源である山や神社を、盛り上げるための活動をしています。例えば、市内で有名な「大山祇(おおやまづみ)神社」のお祭りに多くの人が訪れるように、神社や集落の方と話し合いながらその魅力を発信しています。その他には、アーティストと一緒に山を登り、山頂でライブを観る「山の上のコンサート」も企画しました。コンサートだけでは地元の方との触れ合いが少ないので、登山とライブを含む1泊2日のプランを作り、農家での収穫体験を盛り込むなど、西会津の魅力が伝わるようなアイデアを詰め込みました。
福島県西会津市の魅力はなんですか?
山々に囲まれ、日本の原風景が残る豊かな土地です。手つかずの自然が残っているのは、地元の方たちの努力の賜物。西会津の風景を保とうと日々管理し、維持してきた積み重ねがあるからだと思います。 また、出会う人がみんな温かくて、新鮮な野菜をたっぷり分けてくれるのもうれしいです。私が所属する「にしあいづ観光交流協会」は、道の駅のなかに窓口があるのですが、ある日出勤すると、デスクの前に大きな白菜が丸ごと1つ置かれていたんです。地元の農家の方が「食べてね」とくれたのですが、その豪快さとやさしさに感動するとともに、職場に白菜がある平和な光景に、つい笑ってしまいました。
これから協力隊になる人へのアドバイスはありますか?
協力隊員としての活動には期限があるので、そのあとに、どんなことをしたいのかもイメージしておくと良いと思います。私は隊員卒業後、西会津市内で夫と暮らしながら、自分たちでリノベーションしたゲストハウスを経営していこうと考えています。隊員として活動しながら、やりたいことが見えてくることももちろんありますが、ぼんやりとでも、中長期的なライフデザインを考えてみても良いと思います。隊員としての活動と自分のゴールとに接点を見つけられると、より有意義な3年間が過ごせると思います。

地域おこしブース 来場者に直撃インタビュー

石黒さん

東京都出身石黒さん

インタビュー01

地域おこし協力隊を希望するきっかけはなんですか?
知人が奈良県川上村で地域おこし協力隊をやっていて、面白い活動だなと思っていました。僕は現在東京で家具職人として働いているのですが、その方は同業の先輩。協力隊員として地域の方と人脈を築きながら、将来はそこに工房を構えて独立しようと移住を決めたそうです。そんなキャリアの作り方があるのかと興味を持ち、少し情報を集めてみようとフェアに来ました。
移住希望地域はどこですか?
まだ決めていません。協力隊員としてどんな地域貢献ができるのか、どんなサポート体制があるのか、家具職人として将来をその地域で独立を考えられそうかなど、いろんな情報を集めながら探っていきたいです。
実際にフェアに来てみてどうでしたか?
協力隊の活動と、自分がやりたいことにつながりがあるなら、とてもいい制度だと思いました。ただ、その接点をしっかり見出していないと、地域の方からの期待感とのギャップに気持ちがついていかなくなってしまいそう。何をやりたいのかをきちんと考えなくてはと改めて感じました。

松永さん

愛知県出身松永さん

インタビュー02

地域おこし協力隊を希望するきっかけはなんですか?
現在、新潟県内のスキーリゾートで仕事をしながら、アウトドアのインストラクターを養成するスクールに通っています。その講師が協力隊員をやっていたことから、地域おこし協力隊の制度を知りました。地域の方から「こういうことをお願いしたい」と依頼される協力隊員の働き方は、地域のコミュニティに入っていきやすいのではないかと考え、興味を持っています。
移住希望地域はどこですか?
新潟県、長野県、静岡県です。私はスキーやキャンプなどアウトドア関連のツアーコンダクターの資格や、電気工事の資格を持っているので、キャンプ場やスキー場の建物の修繕、経営再生などで経験や知識を生かせるのではないかと考えています。アウトドア関連の仕事が好きなので、自治体のニーズとスキルがマッチすればいいなと思いフェアに足を運びました。
実際にフェアに来てみてどうでしたか?
地方で暮らすことには慣れているのですが、その地域の方とフィーリングが合うかどうかが大切です。各自治体の方や協力隊員の方と実際に話をして、生活スタイルや地域特性、隊員業務の細かなことまで聞ける機会はとても貴重だと思いました。

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