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全国各地の地ビールを飲もう! ~仕事・生き方・自己実現と地方への移住~

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移住地で地ビールづくり!醸造所インタビュー

移住して間もない人たちは、日々どんなことを考え、悩みながら、新しい環境を楽しんでいるのでしょう。地域での地ビールづくり業への転職&移住をした4人の方にお話を聞きしました。

  • 宮崎ひでじビール 株式会社
  • 久米桜麦酒 株式会社
  • 黄金井酒造 株式会社
  • 有限会社 二軒茶屋餅角屋

宮崎県 延岡市宮崎ひでじビール株式会社

移住者: 鰐川 崇 さん

1975年生まれ。システムエンジニアとしてIT企業に従事する中、ビールを造りたいという想いが強くなり、2014年に宮崎ひでじビール株式会社に入社。転職と同時に神奈川県横浜市から宮崎県延岡市に住居を移し、製麦、製造全般に携わる。

Interview

― なぜ、今の会社に入ろうと思ったのですか?

元からビールが好きで、その中でもピルスナーが好きだったので、ピルスナーを得意としているブルワリーに入りたかったためです。ビール造りができるのであれば、移住を伴うことには特に抵抗はありませんでした。

― 入社をしてみて、仕事面・生活面でそれぞれいかがでしたか?

Iターンで異業種への転職になったので、慣れるまではとにかく公私共に覚えることが多過ぎ肉体的にも精神的にも苦労しました。でも、お客様からの感想、意見を直接聞くことができるので、とてもやりがいがあります。良くても悪くても励みになります。

会社が思いのほか山の中でしたので、移住してからは車での移動が主体となり首都圏に住んでいた時に比べ仕事終わりに出歩く機会が少なくなりました。その分調べ物をする時間に充てることができ、仕事に集中することができるようになったことは良かったと思います。ただ、ビールに関して外で見識を広める機会が少なくなったと感じます。プライベートでもその機会を得られるよう活動はしていますが時間、費用の両面で苦労する部分があります。

― 移住の先輩として、「地方でやりたい事を探している人」に一言お願いします

もちろん苦労することは山ほどありますが、やりたい事に就くことで得られるものもまた山ほどあります。なかなか難しい決断になると思いますが、しっかりと考えてチャレンジしてみてください。

太陽のラガー

ジャーマンピルスナータイプのビールです。自家培養のフレッシュ酵母から生まれるすっきりとした飲み口と爽やかな苦味、コクの調和を是非お試しください。ぜひ宮崎名物「チキン南蛮」とごいっしょに!

通販サイトよりご購入いただけます。フリーダイヤル0120-59-1815も有り。
宮崎空港や県内の駅、観光地、大型スーパーなどを中心に流通していますが、県外ではクラフトビールを積極的に取扱い頂いている酒販店様等。新宿の宮崎物産館「KONNE」や、大手スーパーなどにも一部流通しています。「宮崎県内飲食店限定、みやざきモルト100%」の限定流通ビール「YAHAZU」の取扱店舗も多数。県外では宮崎郷土料理店や、クラフトビール専門店(ビアパブ)を中心に、樽生やボトルビールを出荷しています。見つけたら是非、お試しください!

宮崎ひでじビール

宮崎県延岡市行縢町747-58 / TEL: 0982-39-0090 / http://hideji-beer.jp

地元企業の一事業部として生まれた「ひでじビール」ですが、約8年前、突然の事業部の廃止通告を受け、ビールを愛する社員が事業部を買い取るEBOにより独立。「地域の繁栄とお客様の笑顔のために」「Think Global Brew Local」を信条に、地域に根差した、世界基準のオリジナル・クラフトビールを目指し、日々取り組んでいます。

鳥取県伯耆町 久米桜麦酒 株式会社

移住者: 奥 大地 さん

1988年生まれ。京都府木津川市の観光課職員だった奥さんですが、ビール醸造を生き方として選択し、2013年に久米桜麦酒株式会社に転職し鳥取県米子市に移住。学生時代から好きだったビール醸造について、仕込み、発酵管理、レシピ作成、タンク等洗浄、イベント出展に携わる。

Interview

― なぜ、今の会社に入ろうと思ったのですか?

学生時代から地ビールが好きで、海外のような地ビール文化が日本でも定着していくのかどうかにずっと興味がありました。あるイベントで工場長の説明を聞き、それ以来、ビール醸造の仕事がやりたいと思うように。タイミング良く社員募集を見かけて応募しました。
今はビール作りに直接関わらせてもらっている事に、大きなやりがいと楽しさを感じています。おいしいビールが出来れば最高だし、イベントなどでお客様の良い反応が得られた時は、本当にうれしいですね。

― 移住について良かった事、苦労した事を教えてください

生まれ育った場所を離れる事は少し寂しかったです。当時の彼女の理解を得ることにも苦労しました。でも、やりたい仕事が出来ることは良いことだと実感しています。
それに、知らない町に移住すると言うことは、今まで出会うはずのなかった文化や言葉や名所などと触れ合う機会になって、とても興味深く楽しいです。

一番苦労した事は、関西に残してきた彼女との遠距離恋愛です。仕事が終わってから高速バスに飛び乗り片道四時間の往復。体力的にも金銭的にも厳しかったです。けれどもその甲斐あって今は鳥取に来てくれて結婚し、今年子供も生まれる予定です。世界一うまいIPA(インディア・ペール・エール)をつくり、家族が幸せに過ごせるのが夢ですね。

― 移住の先輩として、「地方でやりたい事を探している人」に一言お願いします

日本国内どこへ移住しても、今まで出会うはずのなかった体験が得られるはずです!それは素晴らしい事かも知れないし、とんでもない苦労なのかも知れません。でも、それも含めて人生楽しめればいいですよね。

ヴァイツェン
(大山Gビール)

小麦のビール。バナナを思わせるフルーティーな香り、苦味を感じないレベルまでおさえた、ジューシーで優しい、飲み口の良いビールです。[ワールド・ビア・アワード世界一受賞]。ソーセージや魚料理とご一緒にご賞味ください。

通販サイトよりご購入いただけます。鳥取県内では、天満屋、高島屋、イオン日吉津店等で購入できます。東京都の新橋駅付近にある「とっとり・おかやま新橋館」でも購入できます。鳥取県内の魚キング、桜丸、えんや各店で飲む事ができます。大阪のkamikaze、東京のクラフトビアマーケット三越前店でも飲む事ができます。

久米桜麦酒株式会社

鳥取県西伯郡伯耆町丸山1740-30 / TEL: 0859-39-8033 / http://g-beer.jp/gbeer/

鳥取県の国立公園大山は有名な名水地。その自然の恵みを活かしたビールは定番の4種類に加え、麦・ホップ・米等原料作りから挑戦した季節限定の4種類、他数量限定が年間20種類以上。是非大山の恵みをお試し下さい。

神奈川県厚木市 黄金井酒造 株式会社

移住者: 高羽 文武 さん

1970年生まれ。前職の給食調理から、2012年に黄金井酒造株式会社に転職。ビール醸造を担当。かつて醸造業に携わった事があり、その経験を活かして「愛されるビール」づくりに励んでいます。

Interview

― 移住して良かった点や苦労された点を教えてください

転職に伴い、東京都多摩市から神奈川県厚木市に移住しました。 移住にあたって、特に抵抗はありませんでした。たまたま社長に誘われて再度お酒づくりの仕事に戻ってきましたが、移住当初はとにかくお金に困りました。実は、自分にとって黄金井酒造株式会社は二か所目の醸造所ですが、入社当初は以前の醸造所との違いに戸惑いがありました。設備はもとより、ビールの扱い方、考え方にも違いがありました。しかし違う設備を扱うこと違う考え方を受け入れることで、自分の知識の幅を広げることができて良かったと感じています。新しい物事には苦労が伴うものですが、ビール造りはやりがいもあり、楽しく感じています。

― 将来の夢はなんですか?

このままずっと皆様に愛されるビールを醸すことができれば幸いに思っています。

― 移住の先輩として、「地方でやりたい事を探している人」に一言お願いします

まずその土地に馴染むことと、その土地の人になることですね。独りよがりはダメだと思います。その土地・人に必要とされることを考えることが大事なのではないかと思います。「地方でやりたい事を探している人」に是非、「がんばれ!」とエールを送りたいです。

ケルシュ(さがみビール)

厳選された大麦麦芽100%から造り上げたビールです。「さがみビール」は、創業200年の伝統の酒蔵の技から生まれました。キレのあるさっぱりした味わいが特徴で、近年は女性に好評です。肉・魚問わず様々なお料理に合わせる事ができます。イタリアンと合せても美味しくいただけます。

通販サイトよりご購入いただけます。厚木市の山中屋ミロード店、イオン厚木店でお買い求めいただけます。厚木市にある直営レストラン「セルバジーナ」、新横浜の「麦のとき至」、本厚木のAgaru~昇流~、他でお飲みいただけます。

黄金井酒造株式会社

神奈川県厚木市七沢769 / TEL: 046-248-0124 / http://www.koganeishuzou.com

来年(2018)創業200年を迎える老舗蔵元。清酒造りの醸造技術と醗酵に対する思い入れをビール造りに傾け、来年ビール20周年になる。清酒、焼酎(粕取り、米、芋)、地ビール、発泡酒、リキュール、どぶろく造りまで手掛ける。
①純米酒、吟醸酒を中心とした清酒造り②地域農産物を活用した酒造りの2つのテーマで、"食中酒としての酒造り"にこだわる。食事と共に、さがみビールを楽しんでもらいたい。

三重県伊勢市 有限会社 二軒茶屋餅角屋

移住者: 松岡 嘉広  さん

1969年生まれ。2000年に接客業からビールメーカーである有限会社二軒茶屋餅角屋本店に転職。転職に伴い、大阪市から三重県伊勢市に移住。現在、社長室長。経理・請求業務(売掛管理・請求書発行)、経営に関する社内資料・決算資料の作成、ホームページ制作会社と営業との窓口・調整・コンテンツ原稿作成・メルマガ作成配信、ビールラベルほかのデザイン業務、醤油味噌部門での新商品開発と、手広い業務を担当する。

Interview

― 現在の仕事にやりがいや楽しさを感じますか?

とても楽しく、やりがいも感じていますね。小さな会社で人材も潤沢とはいえないため、様々なジャンルを横断して複数の仕事に携わることになりますが、それゆえに「頼りにされる」という自らの存在価値を認めていただける点にやりがいを感じます。自らの仕事が結果に直結するという緊張感がほどよいうえに、裁量範囲も自由度が高く、主体的に仕事が行える点にもやりがいを感じています。

― 移住して、苦労したこと、困ったことがあれば、教えてください。

移住時に、子供が幼く、特に妻には大きな負担を強いてしまいました。地方に来たからよかったというわけではないですね。採用していただけたこと、地方ゆえに人材が少なく頼りにされ仕事を続けられてきたことなど、やりがいをもって取り組める仕事に就けたことが、よかったと思います。結果として、そこが、環境の良い伊勢だったというのは幸運だったという事だと思います。

― 移住の先輩として、「地方でやりたい事を探している人」に一言お願いします

まず、やりがいのある仕事に就くことが優先だと思います。働く場所を厭わないのであれば、地方はおすすめです。家族の理解と協力は絶対に必要ですよ。

ペールエール
(伊勢角屋麦酒)

クリーンなボディときれいなホップ香が特長のアメリカンスタイル・ペールエールです。定番の枝豆にも良く合いますが、特にお勧めなのはクリーム系の鶏肉料理です。是非お試しください。

伊勢角屋麦酒ホームページよりご購入いただけます。三重県では伊勢神宮内宮前おはらい町の「岡七酒店」などで、県外では東京日本橋の三重県アンテナショップ「三重テラス」でお買い求めいただけます。伊勢角屋麦酒の直営店「伊勢角屋麦酒 内宮前店」および「伊勢角屋麦酒 外宮前店」でお飲みいただけます。

有限会社 二軒茶屋餅角屋本店

三重県伊勢市神久6丁目8番25号 / TEL: 0596-23-3040 / http://www.biyagura.jp/

1575年創業と伝えられる老舗の茶店で、神宮参拝客をもてなしてきた「二軒茶屋餅」。大正12年より始めた味噌醤油の醸造業を背景に、1997年に21代目がクラフトビール事業に参入。20年の経験と、小規模ブルワリーには珍しい自社での科学的な数値分析により、安定した高い品質を実現。国内外のコンテストでの受賞と、多くの取引先様に愛用いただいている。
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