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田舎暮らし特集

YANAGIMAN

ひと

松下さんは香川県高松市にて、地域おこし企業人として活躍されました。

Q1.活動内容や活動を通じて感じたことを教えてください。

観光交流課に配属いただき、施設管理業務から新規事業まで、さまざまな業務を担当させていただきました。その中で、「もっとこうしたい」というご提案は、自治体の方からも「行政にはない発想だね」とお褒めいただく機会があり、少しはお役に立てたのかなと思っています。
例えば、新規事業の一つに「高松城跡玉藻公園での和船体験業」という観光コンテンツを創る事業がありました。海に面したお城跡がある高松市。城のお濠はすべて海水で、鯛やフグ等が泳ぐ全国的にも珍しい造りです。そこに、和船を航行させ、船に乗りながら楽しむ水族館のような企画に育てていきました。玉藻公園管理事務所様と一緒に船頭さんの採用から、トークスクリプトの設計、プロモーションなどに取組み、年輩の船頭さんが若い方にも歴史と文化をより魅力的に伝えるための勉強会なども実施しました。まちが一体となってそのコンテンツを"地域の魅力"として語ってくださるよう、宿泊施設やタクシー協会、観光案内所など、観光客が接点を持つだろう場所に定期的に訪問・情報発信をしました。多くのご協力をいただき、まちぐるみで事業を育てる工夫に繋げられたと感じています。

Q2.実際に地域に暮らしてみた印象を教えてください。

まち全体が見えない糸で繋がっている感覚がとても面白いです。何かの行事ひとつをとっても、大都市と比べて、表舞台の人から陰の立役者まで、誰がどんな活動をしているのか、その息づかいを感じられます。自分の仕事・暮らしの中で、まちと一体感が得られるのが大きな魅力だと思います。もちろん、食べ物が美味しいとか、人との距離が近いとか、よく耳にする魅力は想像以上ですね。
また、中小企業が多いこともあってか、地域に必要な仕事を自ら作り出す方々や、ユニークな仕事をやっている人との繋がりが増え、生き方・働き方に多様性を感じました。地域に飛び出して良かったことは、国や自治体の政策に関心を持つようになったこと。そして、地域の課題が今まで以上に自分事に感じるようになりました。何より大切なことには、新しい、素敵な仲間ができたことです。皆さんも、ぜひ地域に飛び出して視野を広げてほしいと思います。

profile

香川県出身。

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