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田舎暮らし特集

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おたり村地域おこし協力隊体験イベント&おたり村魅力体感フェア

おたり村地域おこし協力隊体験イベント

新潟県の県境に近い長野県の最西北端に位置する、人口約2,900人の小さな村「小谷村」
”小谷”と書いて”おたり”と読むこの村は、「地域おこし協力隊」を先駆けて取り入れたことで知られています。また、移住者が多いことでも知られており、今回は都会で働く女性に小谷村の移住の暮らしを体験してもらうイベントが開催されました。平成29年7月25日~7月26日までのプログラムに4名の女性が参加されました。移住者が楽しく暮らす「小谷村」の魅力たっぷり、リアルな体験の模様をお届けします!

今回案内してくれた方

  • 大日方さん
  • 元小谷村地域おこし協力隊で、現在はおたり自然学校の校長でもある、大日方さん。
  • 横川さん
  • 元小谷村地域おこし協力隊で、現在、小谷村役場で移住支援コーディネーターとして移住希望者の相談や移住者の支援をされている、横川さん。

プログラム内容

<一日目>
出発→「ワインのある食卓」でオリエンテーション・ランチタイム→小谷村探検サイクリング→小谷村の伝統工芸「ぼろ織り」体験→雨飾荘で温泉入浴→「移住おためし住宅」で先輩移住者との夕食会
<二日目>
国立公園「栂池自然園」ハイキング・朝食→信州名物「そば打ち」体験→「十三月」でお茶→道の駅→帰宅

現場レポートSTART

自分が食べるものは自分で採る!

まずは、小谷村の集落をサイクリングで探検しました。気持ち良い気温の中で、マイナスイオンたっぷりの林道を駆け抜けました。サイクリング中に、大日方さんが自転車を止め何やら茂みの中へ…手には山菜が…。どうやらその山菜は、次の日に予定しているそば打ち体験での天ぷらの食材となるのだそう。自分で食べるものは自分で採る!という姿を見て、参加者も自ら茂みに入っていき次から次へと山菜を採っていました。
また、沢では綺麗な水でないと育つことができないといわれているわさびが育っており、参加者は果敢に水の中に入っていき天然のわさびの収穫をしていました。「天然のわさびが採れるなんて!」「明日いただくそばと一緒に食べたい~!」という声が出て、都会ではできない体験に感動していました。
また、サイクリングでびっしょり汗をかいた後は、“雨飾荘の温泉”でスッキリ!雨飾荘温泉は源泉を贅沢にかけ流した“山間の秘湯”としてリピーターも多いとのこと。参加者も大満足の様子でした!

自分が食べるものは自分で採る!の写真

世界にひとつだけの「ぼろ織り作品」

ぼろ織り工房「風良」で「ぼろ織り」体験をし、小谷村の文化にも触れました。
「ぼろ織り」は、昔の着物や野良着などの古着を細く裂き、はた織り機で新たな布を織りこむ、昔ながらの伝統工芸だそうです。
ぼろ織り工房風良を営むぼろ織り作家の相澤さんは、「ぼろ織り」に魅了され、小谷村の地域おこし協力隊第1号として移住されました。相澤さんと地元のお母さんに手伝ってもらいながら、小物づくりにチャレンジ!手と足がそれぞれ別の動きをするため、最初は「難しい~!あれ、次は手と足どっちだっけ?」と悪戦苦闘していた参加者でしたが、織り重ねる度にどんどんと上達し、何も考えず「ぼろ織り」に没頭していました。コースターやコインケースなど、思い思いの布で作った、世界にひとつだけの作品ができました!

世界にひとつだけの「ぼろ織り作品」の写真

里山料理と地酒を囲んで、先輩移住者との夕食会

夜は、小谷村地域おこし協力隊で「小谷商店」を運営している岡田さんが、里山料理を振舞ってくださいました。放牧豚の「野豚」を使った料理や、里の旬を味わえる料理に、参加者からは「美味しくて箸が止まらない!」「次は何が出てくるんだろう~」という声が上がり、笑顔あふれる食卓でした。
大日方さん特製のナナカマドや山ぶどうの果実酒は、小谷村栂池高原の雪どけ水で作った「つがいけ雪どけサイダー」と割るととっても美味しいと大好評でした。先輩移住者としては、農業にチャレンジしている人、移住したての人、外国人、起業した人など、様々な移住スタイルの方が集まり、色々な意見交換をしていました。参加者は、先輩移住者に小谷村に移住したきっかけや小谷村での農業について伺い、移住するイメージを膨らませていました。やはり、百聞は一見に如かずという言葉のとおり、実際に話を聞くことで、暮らしのイメージができたようでした。
箸が止まらない…先輩移住者との話も止まらない…熱い夜となりました。

里山料理と地酒を囲んで、先輩移住者との夕食会の写真

国立公園「栂池自然園」をハイキング

早起きして「栂池自然園」へ。ゴンドラに乗り、標高約1,900mの大自然の中で岡田さんが作ってくれた朝ごはんをいただき、いざ出発!
北アルプスの雪解け水が流れる小川の水はとっても冷たく、誰が一番長く川に手を入れていられるかのガマン大会が開催!おたり自然学校一年無料券をかけた戦いが繰り広げられ、終わった後の手は真っ赤になっていましたが、参加者のみなさんの顔には笑顔が溢れていました。

国立公園「栂池自然園」をハイキング

信州の郷土料理「そば打ち」

長野に来たからには体験したい、そば打ち体験!そば打ちは、集落支援員である田辺さんがレクチャー。実際にやってみると意外と難しく、使い慣れない大きなそば切り包丁などに悪戦苦闘していました。打ち立てのそばをすぐに茹でて、実食!上手じゃなくても、一生懸命作ったそばの美味しさはひとしおで、みなさんペロッと食べていました。
また、小谷村ではよく食べられる!?というB級グルメの「ビスケット天ぷら」も振舞われました。参加者のみなさんは初めて食べる味で、恐る恐る口の中へ…意外と!?美味しいと好評でした!

信州の郷土料理「そば打ち」

体験ツアーを通じて

今回のツアーを通じて、参加者は移住者たちが楽しく暮らす小谷村の魅力に惹きつけられていました。
小谷村のみなさんは、外から来た私たちに壁を作らず温かく受け入れてくださった印象で、参加者にとっても、ほっとできる場所であったと思います。参加者の中には、小谷村に来てからずっと笑っていた気がするとおっしゃっている人もいて、都会の忙しさを忘れ、自然と小谷村の中に溶け込んでいるように感じました。
移住するにあたっては、どんな地域なのか、どんな人が住んでいるのか、不安を抱えている方もいると思いますが、百聞は一見に如かずということで、一度地域を訪れて暮らしや雰囲気を感じることが大切ではないかと思います。

体験ツアーを通じての写真

おたり村魅力体感フェア~ココにしかない田舎を感じる一日~

小谷村の移住者の皆さんやおたり村地域おこし協力隊体験イベント参加者の移住に関する生の声が聞ける「おたり村魅力体感フェア」が銀座NAGANOにて開催されました!

プログラム内容

  • ・先輩移住者から小谷村の魅力を紹介
  • ・小谷村地域おこし協力隊体験イベント参加者の感想や、移住に対しての思いを紹介
  • ・信州郷土料理「やしょうま作り」ワークショップ
  • ・小谷村の地酒や山菜を囲み交流会
  • ・小谷村移住体験ツアー考案ワークショップ

体験イベント参加者の感想

  • 関さん
    関さん
    小谷村は知らなかったですが、自然や星が好きで自給自足生活にも興味があり、今回参加してみました。小谷村に行ってみて、今まで移住=農業だと思っていましたが、観光や自然など様々あり、農業だけじゃないということが目からうろこでした!
  • 日向さん
    日向さん
    いつか日本のどこかでカフェをしてみたいという思いがあり、今回小谷村でも素敵なカフェに出会うことができて、自分としてもイメージすることができてよかったです。
  • 菊地さん
    菊地さん
    気軽な気持ちで参加しましたが、今回参加してみて実際に地域にいってみないとわからない!と思いました。小谷村は、四季により色々な景色を観れるところが魅力的だと思いました。
  • 新保さん
    新保さん
    イベント初日は雨でしたが、室内のしずかな場所でぼろ織り体験に没頭できた時間がとてもよかったです。雨でも良かった!と思える内容だったのが、とても素敵でした。

信州郷土料理 「やしょうま」をつくってみよう!

「やしょうま」は、長野北部を中心に古くから作られているというおやつのようなもので、カラフルな柄が特徴の金太郎アメのようなお団子です。お祝いの日に食べられるという「やしょうま」は、地域の女子会で作られテクニックを教え合ったり、コミュニケーションのツールとしても役立っているようです。
初めて「やしょうま」を知った人も多く、わきあいあいと作りながら、信州の郷土料理作りを通じて小谷村について知ることができました。

信州郷土料理 「やしょうま」をつくってみよう!の写真

小谷村移住体験ツアーを考えてみよう!

参加者のみなさんで、「自分が小谷村移住体験ツアーに参加するならどんなツアーに参加してみたいか」ということで、実際にツアーを考案するワークショップを行いました。チームに分かれ、それぞれ「山のある暮らしツアー」「里のある暮らしツアー」「アクティビティツアー」「フォトジェニックなツアー」というテーマに合わせて、考案しました。
小谷村を訪れたことのない参加者は、訪れたことのある参加者に魅力やおススメの体験を聞いたり、小谷村の写真を見ながら、小谷村をイメージしながらわきあいあいと話し合っていました。最後には、それぞれのチームで考案したツアー内容を発表し合いました。「参加した側が小谷村の特産品を使っておもてなししたい!」「夜の時間には、ゆっくりと大切な人へのお手紙を書く時間がほしい!」「雨の日の替えの内容は大事!雨の日で良かった!と思えるツアーを用意したい!」「最後の日には、旅の思い出を振り返られるアルバム作りをしたい」などなど、みなさん素敵なツアーを考えられていました。参加者からは「それは、思いつかなかった~!」「そのツアー行ってみたい!」という声が聞かれ、お互いのチームの考えたツアーを聞くことで、小谷村の魅力をさらに知ることができたようでした!

小谷村移住体験ツアーを考えてみよう!の写真

今回のイベント・フェアは、長野県小谷村様と、株式会社ぱど様で企画されました!

小谷村担当者

 小谷村役場 特産推進室 特産推進係
春原 拓也 さん
官民連携事業ということで、株式会社ぱどさんと協働で実施させていただきました!
民間企業の方々と共に事業を進めていく中で、地方自治体だけでは出てこないアイディアやクリエイティブさを担当としてしみじみと感じました。イベントに参加していただいた皆様に感謝すると共に、今回の事業でいただいたアイディアを基に、新しい移住促進の事業に取り組んで行きたいと思っています!

株式会社ぱど

 ラーラぱど編集部/アフルエント編集部 編集長
幸脇 麻由子 さん
 広域局 地方創生プロモーション 企画チーム 課長
遠藤 洋輔 さん
今回、小谷村さんにも何度も足を運んで、これは「都内の人にウケる!」と確信して一緒に事業に取り組みました。ポイントはいかに他の地域と差別化し魅力を伝えるかということが、地域活性化の第一歩だと思います。ぜひお悩みがあればご相談ください!

いかがでしたでしょうか?
読者のみなさまに、移住する前に地域へ足を運ぶ大切さをお伝えしたく、2ヶ月連続で移住体験ツアーやイベントのご紹介をさせていただきました。他にも、全国各地で様々な移住体験ツアーやイベントが開催されていますので、移住先やお試し暮らしなど、移住前にぜひ地域に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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