- 田舎暮らし特集
- 住むならどっち!?青く広大な海チカvs森林豊かな山チカ
よく晴れた日。あなたは、海岸沿いの遊歩道を歩いています。立ち止まり、海に目を向けると…
波打ち際から沖にかけて徐々に濃くなるコバルトブルー。太陽の光を強く反射させる真っ白な砂浜。色鮮やかな原色の花々。風と一体化するヨット。青空をゆらゆら飛んでいるカモメ。地球が丸いことを証明する、ゆるやかな弧を描いた水平線。透き通る青空。空に大きな宮殿を描く入道雲。深い青を一瞬で染める真っ赤な夕日。
海の近くに移住すると、陽の光に輝く、美しく広大な海を見つめながら、明るく穏やかな気持ちで暮らせるようになるかもしれません。
穏やかに晴れ、やわらかな日差しがこぼれる日。あなたはハイキングコースを歩いています。
季節によって表情を変える、濃淡さまざまな緑で埋め尽くされた森林。神秘的な光を創り出す木漏れ日。たくましく生きる動物。慎ましくも美しい花を咲かせる小さな植物。苔むした岩を撫で、力強く流れる渓流。森が幾千年もかけて創りだした柔らかな大地。山頂まで辿り着けば、あたりの山々や街並みを見渡すこともできます。
山の近くに移住すると、力強くも優しく包み込んでくれる、不思議な魅力のある山を眺めながら、静かな落ち着いた気持ちで過ごせそうです。
あなたは今、砂浜に座り、海を眺めています。目を閉じて、耳を澄ませば…
繰り返し繰り返し、寄せては返すさざ波は、ゆったりとした一定のリズムで優しい音色を創り出し、まるで疲れた心を優しく洗い流してくれるようです。沖でゆらめく船からは、時折「ボォォォー」と、なんとも心地良く柔らかな汽笛の音が聴こえてきます。
海の近くに移住すると、心地良いリズムを刻む海の音を聴きながら、気持ちよくお昼寝するという日々を送れるかもしれません。
ハイキングコースを進むと、だんだんと森が深くなってきました。
近くの小川からは、優しく囁くような、さらさらと涼し気なせせらぎの音。小鳥たちは小枝に止まり、「チュンチュン」「ピッピッピッピッ」と、軽やかな声で会話を楽しんでいます。木々の合間から流れるそよ風は、木の葉を揺らして様々な葉擦れの音を奏でます。
山の近くに移住すると、暑い夏でも、山が創りだす優しい音を聴きながら、涼しくゆったりと過ごせるかもしれません。
だんだんと日も暮れてきた頃、あなたは海岸沿いをゆっくりと歩いています。
海からの風にのって鼻をくすぐるのは、潮の匂い。おそらく目を閉じて耳を塞いでも、匂いだけで海の近くにいることがわかるでしょう。実はこれは、海に暮らすプランクトンや魚、海藻が分解されるときに発生する匂いです。
海の近くに移住すると、この独特な海の匂いに包まれて暮らすことができます。いつでも潮の香りに癒され、明るい気持ちで生活できそうです。
ハイキングに疲れたあなたは今、山の中で一息ついて座っています。
深呼吸をするだけで、身体の中の汚れを全て洗い流してくれるような澄んだ空気。それは、樹木や植物、土の香りが生み出すものです。入浴剤やアロマオイルに「森の香り」があるくらい、森林独特の匂いが好きな人は多くいます。
山の近くに移住すると、自然な緑の匂いを嗅いで暮らすことができます。心が満たされ、やさしい気持ちで日々を送れそうですね。
