小浜市
ご挨拶
若狭は、海の幸など食が豊かなことから、朝廷に食材を納めることを許された「御食国(みけつくに)」と呼ばれていました。若狭はまた、大陸からつながる海の道と都へとつながる陸の道の最大の結節点でもありました。
近年「鯖街道(さばかいどう)」と呼ばれる、都へつながる街道群沿いには、往来交易によって繁栄した町並みや、大陸や都の交流によってもたらされたお寺や神社・仏像・お祭などの伝統行事、往来の歴史のなかで育まれた独自の食文化など、すばらしく多彩で密度の濃い往来文化遺産群が今も大切に守り伝えられています。
小浜市では、こうした伝統ある食に着目し、食のまちづくりを推進しています。(平成13年に「食のまちづくり条例」を制定。)
小浜市の「食のまちづくり条例」の中でも、特に食育については、重要な分野として位置づけ、人は命を受けた瞬間から老いていくまで生涯を通じて食に育まれることから、「生涯食育」という概念を提唱しています。そして 「身土不二(しんどふじ)」(その土地で生産されるものを食べることが最も体に良いということ)の理念にもとづく地産地消とともに、ライフステージに合わせた食育事業を数多く実施しています。中でも、成長期の子どもたちの食育は大変重要であると考え、市内の就学前の園児、小学生、中学生全員が一定の食育体験学習ができるように「義務食育」体制をとっています。
DATA
- 所在地:福井県小浜市大手町6-3
- 面積:233.09km²
- 人口:29,259人
- 人口密度:人/km²