福島県の最南端にあり、東に阿武隈山系、西は八溝山系が分水嶺をなし、ここから発する支流は町の中央を南流する一級河川久慈川へと合流し、太平洋へと注ぎます。久慈川に沿うようにＪＲ水郡線と国道118号が並走し、さらに国道349号が阿武隈山系を縦断しています。古くから自然探訪の地として親しまれており、奥久慈県立自然公園矢祭山や滝川渓谷、福島県天然記念物「戸津辺の桜」が訪れる人を魅了します。気候は、太平洋側気候に属するため、比較的温暖で積雪は少なく、年間平均気温は平坦地域で16℃、山間地域では山岳気象の影響を受けることもあり12℃と冷涼。年間降雨量は1,200～1,500mmと森林や農作物の育成環境としては好条件です。
　本町の郷土づくりの基本方向は、恵まれた自然環境の中で、夢をもって子育てができるまちづくりであり、社会のために尽くしてきたお年寄りが尊敬され、大事にされ、安心して生きていけるまちづくりです。