～蝶の飛び交う隆起サンゴ礁の島　喜界島～
喜界島は鹿児島から南に380㎞，奄美大島から東に69㎞の位置にある面積56.94㎞2の隆起サンゴ礁の島です。今でも年間平均約2㎜ずつ隆起しており，この隆起速度は世界でもトップクラスです。
　12世紀に中国大陸や朝鮮半島との交易をうかがわせる遺物が発見された歴史的・学術的価値が極めて高い城久遺跡群や約900年前の製鉄炉跡が発見された崩り遺跡など，歴史とロマンに溢れる島であります。
　産業面では「農業立島」を指標に掲げており，総面積の約35％にあたる20㎞2が耕地面積で，基幹作物であるサトウキビや日本一の生産量を誇る芳醇な香りが特徴の白ゴマなどの栽培が盛んに行われております。
　また，緑豊かな自然にも囲まれており，黄金色に輝くサナギの姿も美しい国内最大級の蝶「オオゴマダラ（別名：南の島の貴婦人）」や東洋一とも言われるガジュマル巨木など様々な動植物が生息しています。