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田舎暮らし特集

丸石 純一

ひと

福井県池田町で栽培されるおコメの7割は特別栽培米。独自の認証制度を設けて、町ぐるみで農薬を減らした「ゆうき・げんき正直農業」に取り組んでいます。池田町の未来を支える若い移住者に話を聞いてきました。

Q1.移住したきっかけを教えてください。

立命館大学のゼミではものづくり経営学を学んでいたのですが、ゼミの研修で効率的な野菜の栽培を視察する機会がありました。でもその営みには違和感がありました。次第に自分の思いが形づくられ、環境にやさしい農業に関心が高まってきました。

Q2.どんな活動をされていますか?

卒業後に福井県池田町にて緑のふるさと協力隊に従事しました。最初の年は農業公社で、地元の人々と親交をふかめつつ、農業に関わり始めました。2年目に新規就農。「こっぽいや」「コムニタ」で農業関連の仕事をいただきました。3年目の終わりごろに地元の農家から農業を引き継ぐ機会を得て、耕作できる農地がひろがりました。現在では6町分、33枚の農地で米作りをしています。その他、農家のもとで農業の手伝いをしています。
青年就農給付金が初期費用の援助として大きかったですね。現在は400俵とれるお米のうち120俵を自分で販売していますが、ゆくゆくは独自の販売量を増やして、加工や小売りにも力を入れて、人を雇い事業を拡大したいと考えています。
青年団長をやることになり、地方の担い手としてフロントにたっています。定住に際しては、同時期に地域おこし協力隊などで同世代の若者がいたこと、また同じ農業者団体に仲間がいたことが大きかったです。

Q3.これからの新規就農者へのアドバイスをおねがいします。

新規就農のIターン者として心掛けていることは「朝早起きすること」です。早起きして朝のうちに一仕事できれば、同じように朝のうちに作業している地元の方との距離はずっと深まります。早起きをするってとても簡単なことのようで、都会生活に慣れた方には意外と難しかったりもします。ぜひやってみてください。
農家として、また地域社会の担い手として、よりいっそう存在感を示していきたいと思っています!

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