- 田舎暮らし特集
- 「半農半X」という生き方~田舎暮らし2.0時代とは?~
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思います。現在は経済的に大変な時代ですけれども、このために前もって準備してきたようなものだなと感じています。世の中の動きとして働き方も見直されてますし、農業が新たに注目されている時代でもあります。もちろん、まだまだこれから。過疎化や高齢化で農村は余計に大変になってきていて、限界集落という問題も現実化していますから。
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去年作った言葉で「農業配慮者人口」というものがあります。食を大事に思って農業を大切にしなくてはいけないと思う人が増えないと、たぶん今の状況は変わらないんですよ。ベランダでも、市民農園でも何でもいいですから、小さな「農」を生活に取り入れて、お金で買っていた野菜を自分で作ってみる。そういう人口が増えれば、自然と日本の状況も良くなるのではないかと思っています。
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なかなか難しいんですけれども、これは自分で探さないと見つからないもの。「選択と集中」という経済用語がありますが、何かを捨てて自分のエネルギーをそそぐべきものを見つけることが大事だと思います。私は10年間フェリシモという会社に勤めながら模索してきました。会社勤めをしている方は難しいかもしれませんが、タイタニックのような大きな会社に乗っているよりも、自分自身が自分の人生の船長になった方が良いこともあるのではないでしょうか。そのためにもいろんなことにアンテナをはっていくのが大事。「ないものねだりから、あるもの探しへ」という言葉があります。ヒントは身の回りにいっぱいあるはずなので、ぜひそれを探してみてください。
