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田舎暮らし特集

  • 田舎暮らし特集
  • 子どもが自分と向き合える場所~サドベリースクールで、自ら学ぶ力を育む~

サドベリースクールで得た学びへの情熱やエネルギー

移住に向けて

八ヶ岳の地に、スクールを立ち上げると決まってからは、月1~2回のペースでこの地に通い、あらゆる物件を探し続けたというふたり。その期間はおよそ3年。春夏秋冬すべての季節に訪れ、実際の暮らしを十分すぎるほどシュミレーションしていたそうです。

「家もクリニックもサドベリースクールの物件もすべて、実際の道を歩きまわる中で“この家がいい!”と発見したもの。自分の足で歩き、目で見て、住む場所を決めるのは、その後のミスマッチが少なく非常にオススメです」

八ヶ岳サドベリースクールでの生活

2012年4月にスクールがプレオープンしてから、1年半。「やりたいことが分からない」「好きなことが見つからない」、そんな苦しさと葛藤しながら日々を過ごす子どもたち。そこにはどんな変化があるのでしょうか。

「いわゆる“普通の学校”で決められた勉強をしていない、その焦りは大きいと思います。だからこそ、強い情熱やエネルギーとなるのでしょう。自分に合う教材をアマゾンのレビューを見て必死に探し、中学3年間の数学を数か月で一気に習得したり、英語を勉強して英検を受けに行ったり……。学びたいという知識欲を、それぞれのペースで高めている。教育に正解はないですけど、これでよかったんじゃないかな。今はそう思っています」

移住後の生活

八ヶ岳の地に来て一番強く感じることは「心が自由になった」ことだと話すふたり。農家の人から、陶芸家、クラフト作家など、一芸に秀で、“好き勝手生きている”人たちに刺激をもらう毎日だといいます。

「人に会うのが楽しくなった。それは大きな変化でした。地元の人、移住してきた人、別荘地の人……それぞれ背景は違えど、この地が好きという共通意識があり、豊かな文化を持った人が多い。今後、ますますネットワークを強くして、文化発信の地になればいいなと思いますね」

  • ※2013年10月執筆

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