インタビュー隊員インタビュー
カメラマンとして、移住イメージポスターの撮影もしています
Vol.104 埼玉県秩父市【現役隊員】 - 松田 あずさ さん 『暮らす、秩父』 移住の実体験をそのまま活かせる仕事(移住・定住支援)
Q1. 地域おこし協力隊に応募したきっかけを教えてください。
夫が秩父市の出身で、秩父の実家に帰省した際に義母に勧められました。
フリーカメラマンとして今もらっている仕事を手放すのか、相当悩みましたが、訪れる度に秩父で住むイメージができたのと、
30代がUターンして開業している話をよく耳にしていて、「移住するなら(リタイア後ではなく)"今"が面白そう」と思いました。
市側もたまたまカメラマンを探していて、無事採用が決まりました。

羊山公園にて 桜が咲いている中雪が降り、とても綺麗でした

お気に入りの「喫茶カルネ」のフリーペーパーの表紙を撮影させていただきました
Q2. 日々の活動内容や嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。
秩父駅直結の秩父地場産センター内にある、「秩父移住相談センター」で移住相談や移住支援金の申請を受けています。
また、移住推進や関係人口創出のための情報発信や、イベントの企画・運営も行っています。
「つながる、ちちぶ」プロジェクトでは、移住を考えるきっかけにしてもらうために、地元や移住者の方にインタビューをしました(秩父移住相談HPに掲載)。
最近では、秩父が好き・興味がある人で「秩父ファンクラブ」を結成し、順調に会員が増えています(300名超え)。
秩父には、自然・祭り・お酒・アニメ・神社仏閣など、魅力的なコンテンツが豊富なため、趣向を凝らしたファンクラブイベントが次々生まれています。
移住相談において心掛けているのは、その人に合った情報を伝えることです。
そのために、日々の情報収集やお店の開拓も欠かせません。
そういった実体験を届けられるのが移住相談の魅力だし、実際お勧めしたお店に行ったと報告をもらえるのは嬉しいです。
このような積み重ねで、移住を決断していただいたときはとてもやりがいを感じます。

移住してまもなく第1子を授かり、任期2年目に産休・育休を取得しました

ふるさと回帰フェア(2019年)でのブース相談の様子
Q3. その町の魅力について教えてください。
秩父は歴史や文化が残る街並みがあり、観光地ながら、観光地化しすぎていないので、住んでいる人の暮らしが隣り合わせにあるところが好きです。
昔ながらのお店も残り、若い世代の人が新しいお店をどんどんオープンする、古き良きものと、新しいものが混在する活気ある街です。
池袋まで特急ラビューで77分でという東京までのアクセスの良さは移住の決め手の一つになりました。
都心に住んでいた身としては、「都心の良さも捨てきれず・・・だけど、日々の暮らしは程よい自然のある場所で」
このような条件に合う場所はそうそうないと思います。
秩父は広いのですが、駅の周辺、街中にお店などがぎゅっと集約されています。
その為、「オンとオフが近い」と感じます。街中から車で10分走ると自然豊かな違う景色が見れる。コンパクトシティの良さが秩父にはあります。

2022年4月にオープンした「KEiNA CHICHIBU(ケイナチチブ)」1日1組限定のプライベートキャンプ場とカフェが大人気のスポット

「秩父ミューズパーク」のイチョウ並木は、秩父の秋の風物詩
PROFILE / 埼玉県秩父市【現役隊員】 松田 あずさ さん(2022年8月掲載)

奥秩父の山々に囲まれた栃本で無農薬でお茶を栽培しています 茶摘みイベントも好評
- 年齢
- 42歳
- 着任年月
- 2019年4月1日
- 出身地
- 千葉県市原市
- 前職
- フリーカメラマン
- 隊員になってよかったことは?
- 「秩父市の地域おこし協力隊」としての看板をつけて活動できたので、外から来た自分が、どんな人物か、何者かを知ってもらえました。
市役所の方をはじめ、地域の方々との繋がりが広がり、自身の活動を知ってもらい、カメラマンとしてのお仕事も人づてに紹介いただくことができました。
子どもを秩父で出産したのですが、所属の課や地域の方、みなさんがお祝いしてくださり、秩父神社でおこなったお宮参りにも来てくださいました。
産休中も気軽に職場に顔を出したり、お店の方や、街中で声をかけていただいたり、みなさんに子どもの成長を見守ってもらっている安心感があります。