About地域おこし協力隊とは

地域を変える力になろう。新しい暮らしの中で、自然や人とつながり新たな挑戦を。協力隊のネットワークが、あなたの一歩を支えます。

「地域おこし協力隊」ってどんな制度?

地域おこし協力隊とは、2009年度から総務省が実施する制度です。1〜3年間、都市部から過疎化の進む地域に移住した「協力隊員」が自治体の委嘱を受け地域の問題解決や活性化のための活動(町おこし・村おこし)に携わります。

令和5年度の隊員数は全国で7,200人。令和8年までには10,000人を目標として各地域が取組を進めています。直近5年に任期終了した隊員の約7割が任期終了後も定住しており、地域での起業につながるケースも数多くあります。

活動内容は地域によって異なりますが、農林水産業など一次産業への従事をはじめ、特産物を活かした商品開発、デジタル化などの住民の生活支援、交流の場づくりなど多岐にわたります。

応募から採用、任期終了後の流れ

「地域おこし協力隊のトリセツ」

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まずは自治体の募集情報をもとに活動内容や条件を吟味し、応募する地域を決定しましょう。その後は書類選考、面接など自治体による選考を受けることになります。

一般的な転職活動と同様に、応募から採用決定までには約1〜3ヶ月程度かかると考えておくと良いでしょう。

採用決定後、住民票を異動し、委嘱状等の受け取りや転居手続きを経ていよいよ協力隊としての活動がスタートします。活動計画に基づき最長3年の任期を終えた後は、地域に定住し起業したり地元企業や自治体に就職をするなどの選択肢が考えられますが、中には新たな地域で協力隊活動を続けたり、都市部に戻り地域での経験を活かす方もいます。

 

どんな分野で活躍しているの?

地域おこし協力隊とは、2009年度から総務省が実施する制度です。1〜3年間、都市部から過疎化の進む地域に移住した「協力隊員」が自治体の委託を受け地域の問題解決や活性化のための活動(町おこし・村おこし)に携わります。

カテゴリ別活動ガイド

地域おこし協力隊 活動領域カオスマップ

地域おこし協力隊の活動内容は地域によって異なりますが、農林水産業など一次産業への従事をはじめ、特産物を活かした商品開発、デジタル化などの住民の生活支援、交流の場づくりなどさまざま。

課題解決のためのアプローチが多岐にわたることも多く、例えば「空き家対策」というひとつのテーマにおいても、「空き家の調査や所有者との交渉」に加え「SNSでの情報発信」など、ミッションが複合的なケースも少なくありません。

詳しい解説については、以下の画像をクリックして詳細ページをご覧ください。
 

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全国各地で募集中!

地域おこし協力隊の活動場所は、山村や離島・半島をはじめとした海の近くなど、都市部にはない自然豊かな環境や、独自の文化が残る地域であることが特徴。気になる地域でどんな募集があるか探してみましょう!※地域名をクリックすると募集情報画面に移動します

日本地図。北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄のエリアにわけられている

    実例紹介

  • 永松 裕士
    年齢
    27歳
    前職
    楽天グループ株式会社
    活動地域名
    茨城県
    活動期間
    R4.5~

    応募のきっかけ〜活動内容と今後の目標

    前職で培った起業家精神を活かすことで地域が抱える課題を解決できるのではないかと思い、茨城県北起業型地域おこし協力隊に応募しました。
地域の持つブランドイメージを向上させるべく、インバウンド層のニーズを満たす体験コンテンツの展開や、伝統工芸に携わる小規模事業者と連携した商品のプロモーション、販売までをワンストップで担当しています。
ターゲットを明確にし地域独自の魅力を一貫して発信することで、インバウンド需要の波を地域に取り込み、活性化を目指すことが目標です。
  • 宇田川 絵里香
    年齢
    35歳
    前職
    個人事業主
    活動地域名
    山梨県都留市
    活動期間
    R4.6~ R7.5

    応募のきっかけ〜活動内容と今後の目標

    幼少期から都市と田舎の双方に住んだ経験や地域との関わりを持ちたいという想いから、地域おこし協力隊に応募しました。現在は地域交流センター内のコワーキングスペースでイベント運営や利用者のつながりを促進する活動に注力。地元大学生との協働や子育て中の方を対象としたママフリーランス講座を通じ、学びの場を提供しています。今後は幅広い分野で活躍する地域の方々と連携し、都留市の自然や人々の魅力を活かしながら「共に育ち合うまち」を実現するプログラムに挑戦していきたいと考えています。
  • 関根 麻里
    年齢
    45歳
    前職
    飲食店勤務
    活動地域名
    愛媛県愛南町
    活動期間
    R3.2~R6.1

    応募のきっかけ〜活動内容と今後の目標

    3.11の震災ボランティア活動を通じ自分の生き方を見直していた頃、愛南町を訪れたことがきっかけで地域おこし協力隊募集に応募しました。任期中はまちの魅力発信の一環として食を絡めたプロジェクトを始動。町内食材を使ったスパイスカレーの販売や郷土料理の動画撮影をはじめ、町内の夜を楽しめるお店(スナック・バーなど)を紹介する「愛南YOASOBIマップ」を作成し、普及に取り組みました。これからもまちの食べ物、文化、人を外に繋げながら、自分らしく笑い、本当にやりたいことの答えをこの地で見つけたいと考えています。
  • 久郷 愛
    年齢
    52歳
    前職
    医療事務派遣社員
    活動地域名
    石川県羽咋市
    活動期間
    R4.11~R7.3

    応募のきっかけ〜活動内容と今後の目標

    30代後半に地元富山県にUターン後従事した飲食業をきっかけに、食材の栽培環境に関心を持ち、自然栽培に力を入れている羽咋市の協力隊募集に応募しました。現在は地域で栽培されたさつまいも(紅はるか)や加工品の販売をはじめ、収穫に必要な農業機材調達のためのクラウドファウンディング立ち上げにも関与。並行して地域で採取されたハチミツを使用したミード(蜂蜜酒)の開発にも携わっており、任期終了後の起業の契機とできたらと考えています。
  • 武田 昌宏
    年齢
    68歳
    前職
    営業職
    活動地域名
    北海道美瑛町
    活動期間
    R3.7~R7.3(予定)

    応募のきっかけ〜活動内容と今後の目標

    42年間東京で営業職として勤めた企業を定年退職したのをきっかけに、美瑛町にUターンをしました。応募のきっかけは定年後の活躍の場として協力隊という働き方を紹介されたから。任期中はまちを支える美瑛小麦のブランド化を推進。生産者が品質を保ち、事業者がその価値を守ることで観光資源ともなる「小麦畑の景観保全」につながるサイクルの構築に努めてきました。
取り組みを応援してくれる店舗数の拡大や、消費者向けの動きとして応援店舗を巡るスタンプラリーの企画など、生産者から受けたバトンを繋いでいく活動を続けています。

データで見る「地域おこし協力隊」

全国で活躍する地域おこし協力隊員数の推移や男女比、年齢構成をはじめ実際の活動地域など、協力隊の活動状況をデータでわかりやすくご紹介しています。

資料:令和5年度地域おこし協⼒隊の隊員数等について /
地域おこし協⼒隊の定住状況等に係る調査結果(総務省)

地域おこし協力隊についてもっと知る

  • 知りたいことを即解決!地域おこし協力隊一問一答
  • マンガでわかる!地域おこし協力隊のはじめかた
  • 地域おこし協力隊 なりきり妄想スロット
  • 現場の声を聞きました!隊員インタビュー

 

 

利用可能な制度・サポート