
「地域おこし協力隊 活動領域マップ」とは?
地域おこし協力隊とは、平成21(2009)年度から総務省がスタートした制度です。
1〜3年間、都市部から過疎化の進む地域に移住した「協力隊員」が自治体の委嘱を受け、地域の問題解決や活性化のための活動に携わります。
活動内容は地域によって異なりますが、農林水産業など一次産業への従事をはじめ、特産物を活かした商品開発、デジタル化などの住民の生活支援、交流の場づくりなどさまざま。
課題解決のためのアプローチが多岐にわたることも多く、例えば「空き家対策」というひとつのテーマにおいても、「空き家の調査や所有者との交渉」に加え「SNSでの情報発信」など、ミッションが複合的なケースも少なくありません。
また、任期中に起業の準備ができることも地域おこし協力隊制度の特徴のひとつ。
実際に直近5年(平成30年度~令和4年度)に任期終了した隊員のうち、活動地と同⼀市町村内に定住した隊員は5,779⼈。そのうち約43%にあたる2,497⼈が起業しています。*
こちらではこれまでにJOINのサイトで募集された協力隊のミッションを、27個のカテゴリに分類しマッピングしてみました。
協力隊という働き方に興味はあるけれど、どんな仕事があるんだろう?自分のこれまでの経験を活かせるミッションはあるのかな?といった情報集めにぜひご活用ください!
*令和5年度地域おこし協⼒隊の定住状況等に係る調査結果 より
マップの見方① 縦軸と横軸について
縦軸に地域おこし協力隊としての活動範囲、横軸に活動の目指す方向性を配置してみました。
縦軸ではアイデア力やコミュニケーションスキルやなど幅広い対象へのアプローチに必要な能力が求められる活動内容から、高い専門スキルや資格が求められるものがグラデーションになるように置いています。
さらに横軸に活動の目的が地域の人や暮らしを支えるものであるか、地域のもつ資産を活かした経済活性を掛け合わせて、27の活動内容を可視化しました。
マップの見方② 活動内容のカテゴリ分類について
さらに27の活動内容を「人と活動の成長サポート」「地域で賑わいを生み出す」「地域資源で経済を元気に」「暮らしを支える地域サポート」「地域の自然を活かす・育てる」に分類。
色分けをすることで、各カテゴリにどのような活動内容が含まれているのか分かりやすく配置してみました。
地域では課題解決のためのアプローチが多岐にわたることも多いため、さまざまな活動内容が入り組んで分布していることがよく分かります。
監修:移住スカウトサービス「SMOUT」
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に掲載されている各地の募集内容をもとに一般的な事例をまとめました。
募集内容によっては今回のカオスマップ分布に合致しないケースも場合もございます。あらかじめご了承ください。