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田舎暮らし特集

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いい農家の条件

農業日誌と電卓

農作物を少しでも高く売れるように工夫するため、市場を見る感覚も求められてきます。あまりに流通価格が低いものをつくった場合、労力だけがかさんでしまって継続が難しくなるでしょう。
また肥料や農薬、ガソリン代、人件費、設備投資費、農協への出資金などの費用と、農作物を販売して得られる収益をしっかりと計算することで黒字を出し続けなくてはなりません。これをしっかりやっていくためには、まずは簡単な作業日誌をつけることをお勧めします。家計簿のようにお金の入出もしっかり記入しておけば、こまめに直売所などに販売して得られる収入の意義が身に染みてわかるようになると思います。今度は、育ちのいい野菜の比率を増やすなど、農作物の組み合わせにも工夫をするようになります。
農業に求められているのは経営感覚です。それぞれの農作物によって異なる、栽培技術やノウハウを身に着けながら、企業の社長のような金勘定もしっかりとできるようにしていくことが良い農家なのです。

野菜の流通価格を見られる畜産などの流通価格などの情報が見られるサイト「ベジ探」
ぜひ、参考にしてみてください!

最強就農パターン

パターン図

色んな道がありますが、おすすめの最強パターンがあります。まず地域おこし協力隊として、自分が農業をやってみたい土地に入ります。活動は最長で3年間。入り込んだ土地で、できるだけ農業と関わる仕事をしつつ、地域の住民と絆をつくっていきます。その間にしっかりとその地域の農業を眺めて、どの農作物が強みなのか、逆に足りてないものはないかしっかりと見極めます。
そのあと2年間は、その土地であまりつくられていない農作物や、つくられているけどもう一つ冴えない農作物に目をつけて、その地域外で農業技術と経営ノウハウの習得のための研修に行きます。ここで使えるのが青年就農給付金(準備型)で最長2年間、年間150万円を得ることができます。この間に新しい農作物を作るノウハウをしっかりと吸収したのちに、協力隊員として入った町に帰り、技術や農作物の移植を目指します。
就農後には、青年就農給付金(経営開始型)を受けることで年間150万円の給付をさらに5年間延長することができます。ここまでくれば、協力隊を開始してからすでに10年選手。専門分野を伸ばしたり、それぞれの農産物だけでは厳しくても、その組み合わせを工夫したり、生産性を向上させたりと、しっかりと農業で食べて行けるだけの力はつくと思います。ぜひ農業を志す想いをお持ちの方は、これらの制度をご活用いただければと思います。

就農について不安になったら、移住・交流情報ガーデンに農業相談のブースがあります。ぜひ、お越しください。

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  • ※2015年10月執筆

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