- 注目の特集
- 人と人、人とモノ、産地と東京をつなぐ コミュニティスペース「セコリ荘」

2015年10月には、念願だったセコリ荘2号店を石川県金沢市にオープンさせました。金沢店のディレクターは、地元の方と交流し、北陸の良品を見出すべく、開店の1年前から取材を開始。繊維、木材、食材など、あらゆるモノづくりの現場から商品を買い付け、セコリ荘金沢店に行けば「地元の美味しい和菓子を九谷焼のお皿で味わう」といった体験もできるようになりました。今後は、工場ツアーの企画や、アパレルメーカーさんに繊維や生地を紹介することで産業発展につなげられるような取り組みも進めていきます。さらに、デザイナーとタッグを組み、地元食材のパッケージデザインやプロモーションを考え、商品化していくなど、新しい試みにもどんどんチャレンジしていきたいです。

今、理想としているのは、富士吉田市の地域おこし協力隊が行っているゲストハウスです。協力隊の3人が、カフェ兼ゲストハウスを開いているのですが、そこに繊維業界の職人さんが出入りしたり、繊維工場の新人さんたちがカフェに集まったり…。さらには、地域活性事業を担当している行政の方との連携も進めているんです。東京や外国からの観光客も訪れ、そのゲストハウスが地元商品のよさを伝える拠点になっている。セコリ荘も、あらゆる産業に関わる人が、この場を通じて交流し、仕事が広がっていくような場にしていきたいと思っています。