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田舎暮らし特集

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魅力的な地域の取り組み 〜東日本編〜北海道栗山町北海道平取町北海道弟子屈町北海道中標津町山梨県北杜市

きめ細かいサポートに実績! 未来塾を開講し、地域のリーダーを育てる

札幌市や苫小牧市、新千歳空港に約1時間の道央圏に位置し、北海道内各地からのアクセスの良さが魅力。夏は涼しく、冬は温暖で過ごしやすい温和な気候である。
栽培品目が多岐に渡るため、新規就農者の栽培作目を限定していない。短期滞在住宅(有料・自炊可能)を利用しながら、農業体験研修を行い、農作業の経験や先輩農業者との交流を図りながら、作目の決定及び研修受け入れ農家のマッチングを行うなどのサポートをしている。

イチオシ!の施策・取り組み
  • くりやま農業未来塾

    H14年度から開始。1期を2年としている。意欲と能力の高い優れた担い手の確保と、地域リーダーの計画的な育成を図るため、農業王傾斜や新規就農者等を対象に、実践的で総合的に育成・支援農業塾を開講している。

  • くりやま農業女性塾

    H20年から農家のお嫁さんの有志5人によって活動開始し、年7~8回開催している。栗山町の農業を担う若手女性農業者の意欲と関心を高め、農業経営への積極的な参画や地域農業の活性化を図っている。

栗山町に移住した方々

東京の新・農業人フェアに参加し、農業生産法人で経験を積んだ後、第三者経営継承での新規就農を志しました。栽培技術や経営管理のノウハウを教われるだけでなく、販路・農地・機械などその農家の持つさまざまな資産を丸ごと譲渡してもらえるためです。新・農業人フェアで第三者経営継承の情報を集めていたところ、栗山町の担当者と出会い、札幌近郊で新千歳空港が近くにあることも後押しとなって、就農先を栗山町に決めました。

生家は福島県飯舘村で17代続く農家。北海道で農やビジネスの勉強をした後、実家を継ぐために帰郷しましたが、原発事故の被害に遭い、農場の再開の見込みがつかなくなりました。そんな中、声をかけてくれた北海道長沼町の農場で働きながら営農再開の道を探しました。自分の境遇を理解してくれたうえで、研修先の確保、復興庁への支援の取り付けなどにも尽力してくれた栗山町での就農を決意しました。

トマトづくりに最適な環境! 研修生用住宅付き実践農場で就農技術習得

北海道の中でも降雪量が少なく、夏の冷涼な気候がトマトづくりに適している。新規就農者の受入れは、小規模で、大型機械を必要とせず、価格も安定している施設野菜(トマト、きゅうり、メロン、ほうれんそう)、花き(切り花)に限定して支援。大型選果施設の完備により販売システムが整っており、共同育苗施設、土壌診断施設、研修実践農場、営農指導体制などにシステムも充実している。

イチオシ!の施策・取り組み
  • 実践農場と研修生住宅

    研修生は約半年間の農家研修の後、実践農場で一年間受入農家の指導を受けながら実際栽培を行い、就農するための技術を習得。3LDKの研修生住宅を設置している。

  • びらとりちょっと暮らしホーム

    H23年度改修の2DKで、4月から11月末までの間で7~90日以内の利用期間。コンビニエンスストアやバス停がすぐそばにある。月額4万円。その他、短期滞在型住宅「とよぬかの里」など、お試し住宅の設備が豊富。

平取町に移住した方々

当初は、いちごの栽培を考えていたのですが、平取町の新規就農者に声掛けをしてもらったのをきっかけに平取町に関心を持ちました。家族で平取町を訪れ、農業一本で生計を立てたいと思っていましたが、初期投資の負担額や自己資金の調達などかなりハードルの高いものでしたね。でも、平取町の支援体制は充実しているのでここで頑張ろうと思いました。

北海道で農業をするということで、小規模経営で高収入が得られ、天候にもあまり左右されないハウス栽培の花卉、いちご、トマトに作目を絞っていました。大阪でのセミナーに訪れた際、平取町に声掛けをしてもらい、ここに移住することを決意しました。

特に酪農への就農に!!酪農関係の施設・制度の設備が充実

酪農ヘルパー事業、育成牛預託制度などがあり、酪農に従事しやすいよう配慮。JAは酪農研修生受入施設を整備。「摩周そば」「ピート」等で、地域ブランド作り取り組みをすすめている。「摩周ワイン」「摩周牛」のブランド化もスタート。弟子屈の農業=農産品は「JA出荷」が中心。都市への「原料供給」が主で、域内加工は少ない。

イチオシ!の施策・取り組み
  • てしかが観光塾

    地元の異業種が集まるエコ町推進協議会とJAが中心。観光への展開をはかろうと活動している。

  • お試し住宅が充実

    長期滞在プランがあるホテルやペンション、弟子屈町に移住したいが希望の住宅が見つからない方を対象に移住者専用住宅を用意。最長1年間借りることが出来る。

弟子屈町に移住した方

約20年ぶりに弟子屈に戻り、両親所有農地の一部を買い取って(9.3町 90%は牧草地。残りは畑)、昨年春から野菜作りをはじめました。国の給付金制度利用(青年就農給付金)と町の就農研修制度を利用。現在取り組んでいるのは、無農薬・無化学肥料の野菜づくり、現在、弟子屈でこの農法で野菜をつくっている人はあまりいません。生産物は、地域内のホテルなどで販売しています。

「ちょっと暮らし」住宅で移住を推進 移住前から町民に近い生活を体感

新規就農者へ1戸当たり400万円の補助金を支給。ちょっと暮らし住宅により移住を促進。また、日常生活を通して、中標津町の住みやすさを実感していただくため、移住希望者へ「お試しくらし住宅」を提供し、町民同様の生活体験ができる。町内に10棟あり体験料は1週間15,000年〜1か月120,000円。

イチオシ!の施策・取り組み
  • 北海道体験移住「ちょっと暮らし」

    北海道への移住や二地域居住等を希望している方に対し、生活に必要な家具や家電を備え付けた住宅等を提供。その地域での生活を体験できる。

  • 中標津町新規就農者対策事業補助金

    新規就農者に対し、一戸あたり400万円の補助金を支給。

移住就農者たちによる年との交流がスタート!

山梨県では新規就農者がベテラン農業者のもとで技術研修を受けられる就農定着支援制度があり、多くの方がこの利用しています。北杜市では、移住農業者たちがグループをつくって共同販売を行ったり、都市住民との交流事業に取り組んだりしています。

イチオシ!の施策・取り組み
  • 新規就農者を応援するアグリマスター研修制度

    山梨県では、優れた農業技術をもつベテラン農業者を「アグリマスター」として認定し、新規就農者が技術指導を受けられる制度があります。

  • 移住農家たちのグループによる共同販売・都市農村交流

    北杜市に移住して野菜などの栽培を行う農家が中心となって、農事組合法人や一般社団法人を設立。有機農産物の共同販売や、都市の人たちとの交流・ツーリズムに取り組んでいます。

北杜市に移住した方

埼玉県出身。若い頃から農業に関心があり、高校卒業後3年間有機農業者のもとで研修。その後、農地見学ツアーなどで縁があった北杜市に移住し、少量多品種の野菜作りをスタートしました。最近は、移住就農者を中心としたメンバーで組織をつくり、共同販売に取り組んでいます。今後は、この組織を中心に、都会の人たちとの交流やツーリズム・プログラムにも推進していきたいと考えています。

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  • ※2016年3月執筆

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