- 注目の特集
- 農業分野における移住の実態レポート
循環型農業、特別栽培や有機栽培を広げていくために、独自の認証制度を設けた。「ゆうき・げんき正直農業」は食べる人と作る人の健康のため、また健康な土やきれいな水などの環境を保っていくため、農薬や化学肥料をできるだけ使わないで農産物を栽培するとりくみに力を入れている。また、町内に堆肥センターをつくり、生活者の生ごみをたい肥として農業に生かしすことで、地域の資源が循環するしくみを作り上げている。生ごみ回収のために雇用が創出されたり、生活者が農業とのつながりを意識できるようになった。体験宿泊ハウスにより交流が盛ん。
-
食べる人とつくる人の健康のため、また健康な土やきれいな水などの環境を保って行くため、農薬や化学肥料を出来るだけ使わないで農作物を栽培する取り組み。ゆうき・げんき正直農業の看板を設置し、栽培管理簿の記入をし、農家から「ゆうき・げんきシール」の交付を申請する。
-
生活者の生ごみをたい肥として農業に生かしすことで、地域の資源が循環するしくみを作り上げている。生ごみ回収のために雇用が創出されたり、生活者が農業とのつながりを意識できるようになった。
卒業後に福井県池田町にて、緑のふるさと協力隊に参加しました。最初の年は農業公社で、地元の人々と親交を深めつつ、農業に関わり始めました。2年目に新規就農。農林産物販売、体験宿泊施設、農家の手伝いなどの農業関連の仕事のほか、冬場はスキー場やガソリンスタンドでも働いていました。3年目の終わりごろに地元の農家から農業を引き継ぐ機会を得て、耕作できる農地が広がりました。青年就農給付金が初期費用の援助として大きかったですね。
都市の若者に農業・農村再生の担い手を期待し、2年間の就農定住研修事業を提供。町、企業、集落が共同出資して平成13年秋にオープン、平成14年4月より研修生の受け入れを開始し、(1)農業栽培等の具体的な技術研修と(2)農村生活の研修を実施。住み込みでの共同自炊生活を取り入れて、地元集落に溶け込みながら生活している。主に20~30代の若手を対象に、これまでに40人の研修生を受け入れて、22名が町内に定住している。
-
住み込みで住宅は研修等に個室が用意される、住宅と食費を併せて、自己負担額月1万店程度。奨励金は選択制で、最初から就農意識が高ければ青年就農給付金(準備型)、もし迷っている場合は法人から1年目は月5万円、2年目は月7万円の給付がある。また町内に就農する場合には法人から奨励金6か月分(42万円)が支給される。
-
共同自炊生活のみならず、末野地区の会合、催事、運動会、神社の祭礼、町のイベント等への参加がプログラムに組み込まれている。若狭町の施策や農政などについても勉強会があり、町のことを学び、実際に町のイベントに参加することで、地域住民との交流ができるようになっている。
一番よかったことは身一つでこれたこと。金銭の苦労はなく、仕事と暮らしが一体化している生活は最初に期待していた通りで、やりがいを感じています。地方に溶け込む生活はアットホームで良いものですよ。かみなか農縁という、これからの町おこしを考える集まりで、地域の今後を考えることも多いです。将来的にも若狭町での居住を考えています。
NPO田舎暮らしネットワークや株式会社FPI(おむすビーズ)と連携しながら、移住相談や農耕地、求人、空き家情報の発信などを行っている。地元情報の提供や地域の人との引き合わせをしてくれるなど手厚いサポート体制がある。保有空き家件数は100件ほどあり、現在紹介可能な空き家は20件程度。NPOが一軒一軒家を回り、紹介できる空き家を増やしている。また、就農支援として、現地ツアーや就農体験、インターンシップも行っている。
-
嶺北地域の杉を使用し、木材をあらかじめ加工したキッド「れいほくスケルトン」を採用したお試し住宅。
住宅建築予定がある方、土佐町への移住希望がある方を対象に一泊3,080円で2人以上を対象にお試し宿泊体験を行い、木の家の住み心地を体感してもらっている。 -
県の移住促進事業補助金(移住や中長期滞在、交流を促進するためのハード及びソフト事業の実施に要する経費)を活用して、UIターン希望者住宅改修事業を実施。補助金交付限度額は50万円。平成27年度までに26件の利用実績あり。
夏秋トマト・ぶどう(ニューピオーネ)・白桃など就農に向けた各種スクールを開催。特にニューピオーネは、岡山県下屈指の産地で安定した農業経営が実現できます。地域、JA、行政が連携して新規就農をサポートしている。
-
農地と住居を整備した営農団地のほか、各地域の空き農地等を活用して新規就農支援を行っている。
-
行政が行っている空き家バンクだけではなく、地域でボランティア協議会をつくり、移住のサポートを行っている。家探しや引越し等のほか、支援後のフォローも地域がサポートしている。
農協に出荷する農作物の生産では自分のこだわりがなかなか出せず苦労がありました。そのような中で、市から各地方のものを作る新たなグループ立ち上げの打診があり、「百姓の技」という、グループを立ち上げました。これが紅茶にのめりこむきっかけになりましたね。今は、国産の紅茶の知名度がないことに気づき、工夫をしており、手ごたえを感じておもしろくなっています。
独自でネットで調べている際、ボラバイトでブドウ農業体験があった高梁市に来ました。各地のオリエンテーション等を回って実際に体験し、最終的にこの地を選んだんです。最初山梨に行き農業体験した時、ブドウはオフシーズンがあっても食べていけそうだと感じたためブドウ農家になろうと考えました。岡山県はブドウの新規就農に県の補助制度があった為ここに移住しました。
「ピオーネ生産団地」を整備。管理圃場を借り受けながら実践的な農業研修が行える。
-
就農者向け研修は1か月の体験研修後、2年間実務研修を実施。研修期間中は青年就農給付金に独自で年間30万円を上乗せし生活面をサポート。
-
移住体験ツアーやお試し住宅の設置、移住希望者の様々な要望に応えるワンストップサービスを実施。「住みたいまち定住奨励金」や「空き家リフォーム補助制度」などの金銭的な支援のほか、NPOと連携した生活支援や移住者交流会を開催。
岡山の農業であればブランド作物の育成ができ、研修制度についてもノウハウが詰まっていることが分りました。就農支援制度も整っているため収入が得られることを確信しました。平成5年から新規就農者を受けて入れていること、ブドウで生計が立てやすいこと、特に吉備中央町はピオーネの色づきが良いこと、交通の便も良いことなどが気に入り、吉備中央町に移住することを決意しました。
豊後高田市は移住者向けの施策がたくさんあって、「移住したい町」として人気が高い町。UIJターンしてきた農業者も増えている。市内の田染荘地域は世界農業遺産に認定されるなど、環境も抜群!
-
豊後高田に移住してきた方が利用できる支援策は、「住まい」「子育て」「教育」から農業を含む「就労」まで盛りだくさん。
-
農業に取り組む方向けの研修制度です。新規就農コースと直売所出荷コースがあります。
大学~社会人を経て、移住就農を志しました。移住先として豊後高田を選んだのは、農業研修などの制度が充実していたこともありますが、一番最初の電話問い合わせの対応が群を抜いて親切丁寧だったから。自分では気づいていなかった移住の検討ポイントまで教えてくれました。その後すぐ移住を決めましたが、役所の方や農業指導してくれている方を含め、地元の皆さんにはよくしていただいています。
有機農業がやりたくて移住を検討。ネットで情報収集をスタートしたのですが、当時、九州でネットに移住情報を掲出していたのは豊後高田だけでした。その情報から、ここなら自分のやりたい農業ができそうだと感じて引っ越しました。住まいは、農地付の賃貸物件を地元の方に紹介してもらいました。野菜類は地元の直売場のほか、最近では東京の百貨店でも販売しています。