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田舎暮らし特集

オーダーメイド型体験ツアー

  • その1秋田県鹿角市
  • その2三重県亀山市

秋田県鹿角市

 鹿角市ってこんなところ

秋田県の最北東部に位置する人口約3万人の鹿角市は、十和田八幡平国立公園に代表される雄大な自然が広がっています。また、ユネスコ無形文化遺産に登録された「花輪ばやし」や「大日堂舞楽」、開湯800年の歴史をもつ「大湯温泉郷」、発祥の地と伝わる「きりたんぽ」、「かづの北限の桃」など数々の自然・文化・特産品に恵まれた秋田県有数の観光地でもあります。

 こんなにすごい移住ツアー

魅力がいっぱいつまった“かづの”で恵みある暮らしをしてほしいと始めたのが「いつでもお試し移住ツアー」。百戦錬磨の移住コンシェルジュが参加者の希望に沿って原則2泊3日のツアーを組んでくれます。ご家族での参加はもちろん、一人での参加も可能です。
ツアー内容はまさに「あなた次第」。鹿角市の雰囲気を味わいたいなら「地域住民や先輩移住者に会えるツアー」、住居を探しているなら「物件巡りツアー」、就農に興味があるなら「農家体験ツアー」。
移住コンシェルジュは地域おこし協力隊で構成されているので、移住者の目線で「移住する前にぜひ見たいところ、知りたいところ」へ案内してくれます。
ツアーに参加するに当たり気になるところが料金。鹿角市までの交通費は自己負担ですが、宿泊費を含めてその他は基本無料(2泊3日)となっています。実際に体験してさらなる魅力を探るために、JOINメンバーが参加してきました。

今回参加したツアースケジュール

1日目
鹿角花輪駅集合 → 佐藤秀果園農業体験 → 大湯保育園見学 → 空き家物件見学 → おらほの市場+直売所 → 渓鶏庵 夕食

2日目
お試し住宅見学 → 花輪商店街散策 → ワイナリーこのはな見学 → 道の駅かづの → 帰宅
今回案内してくれた方 今回案内してくれた方

集合場所である鹿角花輪駅に着くと、JOINメンバーを迎えてくれたのは、移住コンシェルジュの勝又さんと廣林さん、そして市職員の方。早速用意された車に乗ってツアー開始。移住コンシェルジュは二人とも明るく気さくな方で、鹿角市へ移住して日は浅いものの鹿角市についてよく知っていらっしゃるので、移動時間も楽しく鹿角市を学ぶことができます。今回案内していただいた主な訪問先をご紹介します。

秋田県鹿角市の写真

 農業体験もできるのです

農業にあこがれて移住を希望される方もいらっしゃると思いますが、果物に興味をお持ちの方にオススメな「佐藤秀果園」。園主の佐藤一さんは長年、良質な「鹿角りんご」や「かづの北限の桃」を出荷してきた農家さん。ツアー参加者の農業体験から、就農希望者向けの農業研修まで幅広く受け入れているそうです。
「果樹園は楽な仕事ではない」と語りつつ、農業研修を経て独立農家を目指す方を応援・支援している佐藤さんが印象的でした。 なお、鹿角市は農業研修者に対して、月額10万円の補助をしてくれるほか多くの新規就農者支援を行っていますが、就農を目指すうえで、何よりも嬉しいのが佐藤さんをはじめとする地元就農者と話せること。
このツアーでは鹿角の農業のいいところ、難しさ、技術的な話、収入面などの疑問を直接聞くことができる上に、農家さんと直接つながりを持てるところも魅力的。なお、ツアーでは複数の農家さんを訪れることもできます。

秋田県鹿角市の写真

 子育てするなら

待機児童が社会問題化する中で、移住した際に不安になるのが子育て環境。園児たちがそれぞれの個性を伸ばすことができるよう特色のある保育園として「大湯保育園」を案内していただきました。まず到着して目を見張るのが、都心部ではあまり見かけない大きな園庭、その上にプールもあります。
園舎に入ると子どもたちが出迎えてくれました。初めて会う私たちにもとても元気よく挨拶をくれ、黒く日焼けした姿を見ると、子どもたちは保育士に優しく見守られながら、自然に囲まれた園庭で思いっきり遊んでいるのでしょう。良質な保育環境が確保できるなら、移住に対する不安も一つ解消されます。また、鹿角市では文化施設内に託児所を併設するなど、市を挙げて子育て家族を応援しており、平成28年度末現在待機児童はゼロとなっています。

秋田県鹿角市の写真

↑空き家バンクを通じて賃借された平屋

秋田県鹿角市の写真

↑お試し住宅

 住居を確保するには

移住した際に最も頭を悩ますことの一つが住居。希望すれば物件巡りの移住ツアーを行うこともできます。今回案内していただいたのが、空き家バンクを通じて賃借された平屋の物件。LDKと和室2室、小さな洋室1室がついて床面積102㎡、隣接する畑563㎡も利用できるそう。
さらにリフォーム済みなのに賃料が1万円/月というから驚き。空き家をご希望の方は、鹿角市のHPで空き家バンクに登録されている物件を調べることができるのでご覧ください。
また、鹿角市ではお試し住宅を運営されていますので、住居を購入、賃借する前に利用してみるのもいいかもしれません。賃借料は1泊2,000円、1月なら30,000円で6か月間借りることもできます。鹿角花輪駅まで徒歩3分、商店街もすぐ近くにあるなど好立地。鹿角市での生活体験だけでなく、家探しをするための拠点としての利用もオッケー。鹿角市に移住する前に、ぜひ一度利用して、鹿角市の魅力を存分に味わいたいですね。

秋田県鹿角市の写真

 かづのの日常

鹿角市に暮らす人々はどのようなところで買い物をしているのでしょうか。日常的な買い物はスーパーや商店街で済ませる方が多いそうですが、コンシェルジュにオススメされたのが直売所です。案内された直売所では地元農家が作った新鮮な野菜・果物が都会の3分の1程の値段で並んでいました。ちょっと食べてみると、中々都心では味わえない美味しさ。さらに、販売員の地元のお母さま方からは、郷土料理をはじめとした調理方法までも教えてもらえちゃいます。これなら移住してもあっという間に鹿角料理が作れるようになれそうです。このような「温かい」地域住民と触れ合う機会があるのも、移住ツアーの醍醐味かもしれません。

 夕食もツアーの一部?!

待ちに待った夕食時もツアーの一部として楽しめます。ちなみに、鹿角発祥の「きりたんぽ」は各家で味の異なる家庭料理なので、市内にきりたんぽ専門店はないとのこと。移住コンシェルジュや先輩移住者と一緒に、美味しい地元料理、地酒を味わいながらお話を伺うことができます。先輩移住者も、ツアー参加者の属性や希望に合わせてコンシェルジュがセッティングしてくれるので、立場が似た先輩移住者とお話することで、鹿角移住を考える大きな助けになると思います。
当日は、若くして一児の母、そして宮城県からのUターン者である女性とお母さまが来てくれました。ご主人を鹿角へ連れてくる経緯、苦労話を語りつつも、実家で子育てできるありがたさやカフェ経営という夢について話してくれました。私とも年齢が近く、将来のために参考になるところが多くありました。(※食事の追加注文、お酒代は参加者負担となります。)

移住コンシェルジュからのコメント

まずはお気軽にツアーを利用し、鹿角の魅力を目でみて肌で感じて下さい。自分らしく暮らしを楽しむ「場」が鹿角であれば嬉しいです。私たちも移住者です!一緒に鹿角を盛り上げましょう♪いつでもおでってくんだい!

鹿角市の人の温かさ、移住者を歓迎してくれるまちの雰囲気は格別です。立場は異なりますが、移住者の皆さんが口をそろえて「鹿角の人の良さ」について語ってくれたように、移住の最後の決め手は「ひと」なのかもしれません。興味を持たれた方はぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。また、定期的にテーマに沿って開催する「定期ツアー」も実施していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
(お試し移住ツアーHP:http://www.city.kazuno.akita.jp/otamesitour/index.html

【移住体験のお問い合わせ先】
鹿角市政策企画課鹿角ライフ促進班
〒018-5201 秋田県鹿角市花輪字荒田4番地1
TEL:0186-30-1310 FAX:0186-30-1122
E-mail:k-life@city.kazuno.lg.jp
URL:http://www.city.kazuno.akita.jp/ijyu/index.html

ご協力いただいた皆さん

  • ・鹿角市移住コンシェルジュ 勝又奈緒子様
  • ・鹿角市移住コンシェルジュ 廣林由紀子様
  • ・鹿角市総務部政策企画課鹿角ライフ促進班 班長 黒澤香澄様
  • ・鹿角市総務部政策企画課鹿角ライフ促進班 主事 阿部朗人様
  • ・鹿角市民の皆さま
もっと詳しく
  • 秋田県鹿角市ってどんなところ?

三重県亀山市

三重県亀山市の写真

 亀山市ってこんなところ

亀山市と言えば、液晶テレビの生産で一躍名前が知られた「世界の亀山」、約1000年以上前から栽培されていたといわれる「亀山茶」、1度は見たことがあると思われる「カメヤマ ローソク」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。そんな亀山市で日帰りでも可能な、お試し移住体験ができるみたいなので、今回、体験させていただきました。
亀山市は、三重県中北部に所在し、人口約5万人の市です。関東と関西を分けるちょうど境界に位置し、某インスタントうどんの関東風(辛い)、関西風(甘い)の両方が存在するそうです。
名古屋駅からはJRで約1時間であり、近隣の鈴鹿市、四日市市といった工業地帯への通勤圏内です。
飲食店や商業施設が集まっているエリア、日本の棚田100選に選ばれている「坂本棚田」や約1000年以上前から栽培されていたといわれる「亀山茶」の茶畑が広がるエリア、緑が多く田畑が広がる里山エリア、そして、東海道五十三次の47番目の宿場である「関宿」(せきじゅく)があり、江戸時代のまち並みが今も昔のまま保存されているエリア等、エリアによって様々な顔が見える地域です。

今回参加したツアースケジュール

1日目
亀山駅集合 → 道の駅「関宿」(せきじゅく)、昼食 → 関宿 → 関小学校 → 川崎小学校 → 総合保健福祉センター「あいあい」
今回案内してくれた方 今回案内してくれた方

今回のツアーは、亀山市職員の伊藤さんと宮崎さんにご案内していただきました。

三重県亀山市の写真 三重県亀山市の写真

 道の駅で亀山みそ焼きうどん

最初に訪れたのは、道の駅「関宿」です。到着時間がお昼だったこともあり、道の駅内にある食堂にて昼食をいただきました。
道の駅には亀山市内の農産物、加工品が幅広く並んでおり、夕飯の買物等におすすめです。
また、食堂では亀山市のB級グルメである「亀山みそ焼きうどん」や「亀山ラーメン」を食べることができます。
私は今回「亀山みそ焼きうどん」をいただきました。味噌が濃く、ボリュームもあるので、疲れた時や休憩時等に最高の一品です。

三重県亀山市の写真

↑山車蔵

 今も残る歴史情緒

次に訪れたのは、「関宿」です。こちらは、歴史的景観を保存しながら人々が生活を営んでいます。関宿を代表する銘菓の一つ「関の戸」を販売する総業370余年の深川屋さんが印象的でした。
7月の下旬には江戸元禄時代から続いている「関宿祇園夏まつり」があり、夜には絢爛豪華な山車(やま)が町内を練り歩きます。※関地域では、祭の山車(だし)のことを山車(やま)と呼び、山車(やま)が建物ギリギリの街道を通過する姿から「関の山」(これ以上はできないという限度など)という言葉ができたという説もあります。

この地域にも空き家物件があるみたいなので、歴史風景や伝統文化等にご興味がある方はいかがでしょうか。

  • 大分県臼杵市の写真
  • ↑街並み風景

  • 大分県臼杵市の写真
  • ↑深川屋

三重県亀山市の写真

↑橋爪校長

三重県亀山市の写真

↑関小学校

 地域の伝統文化を伝えていく

次に訪れたのは、「関小学校」です。前記した「関宿」の近くにあります。こちらでは、学校の概要や教育の特色ある取組等について説明してもらいました。
この小学校では「関宿」を中心としたふるさと学習等を全学年で取り組んでいるそうです。実際に「関宿」に暮らす方々との交流を通して、関地域の魅力や人を知るカリキュラムとなっています。
また、徒歩圏内に所在する「認定こども園アスレ」と「関中学校」と連携し、人権教育や家庭読書等に力を入れているそうです。
また、子ども達だけでなく、先生方も地域の方々と一緒に研修を行い、地域とのつながりを作っているそうです。今回の体験では、校長先生から直接説明していただきました。学校案内についてはご要望があればいつでも対応してくれるとのことでした。

三重県亀山市の写真

↑伊達校長(右)からお話を聞く様子

三重県亀山市の写真

↑新校舎に設置された2階プール

 地域で子育て

続いて訪れたのは、川崎小学校です。こちらは亀山市東部に所在しています。現在、新校舎建て替え工事中でしたが、ご対応していただきました。
この小学校の特色は何よりも地域とのつながりです。地域の農業祭を小学校で行ったり、地域の方がふるさと学習等の内容を提案したりと地域全体で小学校を支えています。私自身が印象に残ったのは、建て替え中の小学校の設計段階から地域の人達も話し合いに参加したという点です。その話し合いの中で生まれたアイディアが新校舎に活かされており、「地域活動室」という地域との交流の場や、学童保育所の校内設置、災害時の水を確保するためにプールを2階に設置する等たくさんの工夫がされています。
また、旧校舎の取り壊しの引越時に300人の地域住民が集まり、わずか1日で完了したというエピソードもあったそうです。地域と小学校とのつながりが強く、地域で子育て、教育をしていく体制ができていると感じました。

三重県亀山市の写真

↑総合福祉保健センターあいあい

 子育て相談はこちらへ

最後に訪れたのが「総合保健福祉センターあいあい」です。こちらは、福祉・保健に関する窓口、子育て支援センター、子ども総合センターなどがあり、子育て中の保護者の情報交換や交流の場となっており、とても便利です。子育てで困ったことや相談があれば専門のスタッフが子育てのサポートに応じてくれます。
また、天然温泉の「白鳥の湯」(名前の由来はヤマトタケル伝説でヤマトタケルが息をひきとり白鳥になって飛び去った地が亀山市であったという所からきているそうです)や娯楽スペースもあるので、地域の方々のコミュニティスペースとしても活用されているそうです。

 地域の伝統を肌で感じる

各訪問先に移動する途中にも「坂本棚田」や「亀山茶」の茶畑などを案内していただきました。両者とも景観が素晴らしく、地域の方が伝統を守り続けていたことを肌で感じることができました。

三重県亀山市の写真 三重県亀山市の写真

今回の体験を通しての感想は、冒頭で書かせていただいたとおり、エリアによって様々な顔がある場所だと感じました。今回、案内していただいた職員さんが言われたことですが「亀山市は都会過ぎず、田舎過ぎないところです。」という言葉が私の印象に残っています。都会過ぎないから、新しい生活を送ることができる。田舎過ぎないから、移住のハードルが低くなる。したがって、多様なライフスタイルを送ることが期待できる場所だと思いました。
今回の亀山市のお試し移住体験は随時募集しており、内容も体験者の要望に応えてくれ、日帰りなどでも対応してくれる自由度も高い体験ですので、亀山市にご興味がある方は体験してみてください。

【移住体験のお問い合わせ先】
亀山市企画総務部企画政策室
〒519-0195 亀山市本丸町577番地
TEL:0595-84-5770(移住窓口)
FAX:0595-82-9685
E-Mail: kikaku@city.kameyama.mie.jp
URL: https://www.city.kameyama.mie.jp/soshiki/kiso/kikaku/docs/2016042500017/

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