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田舎暮らし特集

パッケージ型体験ツアー

大分県臼杵市

大分県臼杵市の写真 大分県臼杵市の写真

 臼杵市ってこんなところ

臼杵市は、キリシタン大名としても有名な大友宗麟が築城した臼杵城の城下町として栄えた町で、南蛮文化、キリシタン文化の歴史を感じることができます。江戸時代初期のまちなみが残っており、商家や武家屋敷、寺院などの歴史的な建物が多数残されています。
食では、豊後水道で獲れたトラフグをはじめとした海の幸が豊富なうえ、“有機の里 うすき”として安心安全な有機野菜も身近にあります。なんと、土づくりにかかせない堆肥まで市で作っており、この「うすき夢堆肥」を使った有機野菜「ほんまもん農産物」の栽培を推進しています。さらに、市内の保育園や小学校では、食育に熱心に取り組んでおり、給食で使われる野菜の4割近くが新鮮で安全な地元産を使っているそうです。
また、江戸末期から醤油・味噌や地酒などの醸造業が盛んな町でもあります。

食も風土も豊かな臼杵市に、昨年度は203名もの人が移住されたそうです。人気の理由は何なのか、この夏開催された移住希望者向けモニターツアー「うすきおためし暮らし」に参加し、その理由を探ってきました。

今回参加したツアースケジュール

1日目
集合 → ツアーの説明・市の概要説明 → 各参加者の希望場所を視察見学(空き家、小学校、農業法人、先輩移住者宅など) → 農村民泊

2日目
空き家・スーパー視察、先輩移住者訪問 → 空き家視察 → 移住施策制度の説明&個別相談会 → 参加者、先輩移住者、地域の人との夕食交流会 → 農村民泊

1日目
スーパー・病院・ホームセンターなどを視察 → 空き家視察 → 解散
今回案内してくれた方 今回案内してくれた方

今回のツアーは、うすきツーリズム活性化協議会の小金丸さん、臼杵市地域おこし協力隊の青木さん、臼杵市秘書・総合政策課の安部さんに案内していただきました。

大分県臼杵市の写真

 親子での参加大歓迎!参加者に合わせたプログラム内容を提供

今回のモニターツアーに参加されたのは、6組20名でそのうち4組は小さいお子さんのいる家族でした。小さいお子さんがいても、親御さんがしっかり地域を見て、話が聞けるように、臼杵市の職員が汗だくになりながら子どもたちのお世話をしていました。
こういった配慮も小さいお子さんを持つ親御さんにとってありがたいですよね。また、視察見学する場所や空き家も、事前のアンケートでの要望に応じて毎回変えているのだそうです。「せっかく臼杵に来てくれたのだから、“見たい知りたい”をそのままにしておくのは良くない。」と、当日に申し出のあった要望もできる限り応えられるようにしているとのこと。この手厚く親身な対応が、移住希望者を惹きつける1つの要素ではないでしょうか。

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↑高松さん(右)から話を聞く参加者の様子

 先輩移住者の話を聞く

先輩移住者として、参加者にお話しされた高松さんご夫妻は、臼杵市が化学肥料や農薬に頼らない有機農業などに理解があるまちということを聞いて、2年前の「うすきおためし暮らし」に参加され、1年半前に移住したのだそうです。
「臼杵ほど熱心に私たちの要望に応えてくれた自治体はなかった。物件探しの時もよくしてくれたしね。」と、行政や地域の人の対応に安心できたからこそ臼杵市に移住することを決めたそうです。

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↑暮らしをイメージしながら空家を拝見

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↑定住支援員の二宮さん

 あなたに合う空き家を見つけます

「今住んでいるところが埼玉なので、臼杵市まで通って補修作業をするのは難しい。すぐ入居できる物件があるといいです。」「今住んでいる場所とは全く違う環境に住んでみたい。かといって、農業をするわけではないので田舎過ぎない立地を希望しています。」など、どういった物件に住みたいのか、どういった環境に住みたいのかは、もちろん人それぞれですよね。このモニターツアーでは、参加者の希望に合わせ立地も修繕の必要性も様々な6軒の空き家を巡りました。

「家は建てる人の好みに合わせてつくられるので、空き家物件で100%気に入る家はありません。6割気に入ったら、その家に決めましょう!2割は我慢、もう2割は慣れでどうにかなります。」と話すのは、定住支援員の二宮さん。移住したい時期やどういう生活をしたいのか希望を教えてもらえれば、空き家バンクに登録されていない物件でも合いそうな物件を探してくれるのだとか。
二宮さん自身も2年半前の「うすきおためし暮らし」に参加し、2年前に臼杵市へ移住したのだそうです。地域の人とうまく付き合っていくコツは、“誘われたら断るな。もらえるものはもらっておけ。”とのこと。

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 市長も参加!総勢60人での交流夕食会

2日目の夜は、参加者と農村民泊を営んでいる地域の方々、先輩移住者、臼杵市職員などが一堂に集まり、農村民泊のお母さんたちが作った夕食を囲みながら交流会を行いました。お酒も入りながらおいしい料理に舌鼓を打ちつつ、ざっくばらんに意見交換をしたり、余興が始まりだしたり、大盛り上がりな一晩でした。
そして、この交流会にはなんと、臼杵市の中野市長も出席されていました。市長にお話を伺うと、「“住み心地一番のまち“を目指して、若い世代が、臼杵に住みたい、臼杵で子どもを産みたい、臼杵で子どもを育てたいと思えるよう、結婚・妊娠・出産できる環境整備や子育て環境を整えたい。」と熱く語ってくれました。

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  • ↑中野市長から参加者に熱いメッセージ。市の意気込みが伝わります。

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  • ↑塩麹で漬けたイノシシの肉はやわらかくて絶品!

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↑参加者も夕食のお手伝い

 臼杵市を第2の故郷とする人が増加中!?

今回のモニターツアーの目玉の一つが、農村民泊です。参加者は、農村の家庭に宿泊することで、地域の暮らしを知れ、また、移住する上で不安な部分を相談できる強い味方ができるのだそうです。今回お世話になった臼杵市の野津地域は、農村民泊を営んでいる家庭が30軒ほどあり、年間2,000人もの受け入れをしています。しかも、国内だけでなく、オランダやイスラエル、中国といった海外からのお客さんも増えてきているのだとか。
宿泊させてもらった“へもどっちき亭”の神野さんご夫妻にお話を伺うと、「最初は人の受け入れなんてできないと思っていたけど、やってみたらいろんな考えや文化を持った人と話せるのが楽しくて。料理も今ここで採れるもので感動してくれるから、何もない地域だと思っていたけどそんなことないんだわと気づかされた。」と語ってくれました。その言葉のとおり、その日の朝に採った新鮮な野菜や海の幸をふんだんに使用した料理は、お腹いっぱいなのに箸がのびるほど絶品でした。田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に帰ってきたような、ほっとするおもてなしや臼杵の人のよさが、来る人を魅了してやまないのか、参加者からは、「田舎のおじいちゃん、おばあちゃんができて、子どもも帰りたくないようです。」との声が聞こえました。

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 ちょうどいい田舎の臼杵市へこんせー!

先輩移住者の高松さんは、「臼杵市は、何と言っても“人”がいい。地域の人が壁をつくらない。人が決め手で移住を決めました。」と語ります。
確かに、見ず知らずの参加者に地元の高校生が「こんにちは!」と元気よく挨拶してくれたり、地域のお母さんたちが「何の集まりなの?」と壁をつくらず近寄ってきてくれたのが印象的でした。

人も食も自然もとても豊かな場所、臼杵市。旅行だけでは見られない魅力を、このモニターツアーを通じて知ることができました。11月にも“秋の暮らしを知ろう編”として、開催を予定しているそう。
モニターツアーはタイミングが合わない!という方には、移住希望者向けに一時的な滞在ができる「臼杵おためしハウス」の利用もおススメです。
現地を訪れて臼杵市の暮らしを体感してみてはいかがでしょうか?

ご協力いただいた皆さん

  • ・うすきおためし暮らし・夏の暮らしを知ろう編 参加者の皆さん
  • ・うすきツーリズム活性化協議会の皆さん
  • ・吉四六さん村グリーンツーリズム研究会(農村民泊家庭)の皆さん
  • ・臼杵市 中野五郎市長
         秘書・総合政策課の皆さん
         市民生活推進課の皆さん
         地域おこし協力隊の皆さん
もっと詳しく
  • 大分県臼杵市ってどんなところ?
  • この移住体験ツアーに関する情報

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