JOIN ニッポン移住・交流ナビ

田舎暮らし特集

  • 田舎暮らし特集
  • 地域おこし協力隊に聴く〜海女さんとして、壱岐の魅力を発信!〜

移住のきっかけ | 3.11がきっかけに

東京で9年間、百貨店に勤めていた合口さん。まったく未知の土地、長崎への移住を考え始めたきっかけは、地元、岩手県陸前高田市を襲った東日本大震災でした。

「岩手にいた家族とともに、親戚のいる長崎市に2週間、一時避難しました。そのときに見た海のキレイさが印象的で、『海に囲まれた生活に戻りたい』と思い至りました」

移住の経緯 | 海と魚が好き!ただそれだけで行動を始めた

そうして、同年2011年の12月に、はやくも長崎市に移住します。実家が民宿、父親が漁師という家庭で育ったため、子どものころから海は身近な遊び場所。

「百貨店勤務」から「海に近い生活」へのドラスティックな変化にも、戸惑いはなかったといいます。「小さい頃から遊んでいた記憶が鮮明だったのでしょう。長崎市に移ってから1年は百貨店の仕事を続けていたのですが、『海が好きで、魚を食べることが大好き』という、いたって純粋な動機から、『海女さんになりたい』と強く思い始めたんです」

海女さんになりたいと思ってからは、市営プールに通ってもぐる練習を始めながら、出会う人ほぼ全員に「私は海女さんになりたい」とアピール。何とか糸口はないかと模索する日々が続きます。

「『なんで唐突に海女さんなの?』と聞かれることもありましたが、私にとっては、大好きな海と魚に囲まれて暮らせることが最大の魅力でした」

移住の決め手 | 海女さんへの夢を掴む

周囲への口コミ戦略の甲斐あって、2013年に入ると「海女さん後継者を探している地域がある」という話が舞い込みます。

「地域おこし協力隊をやっている知り合いが、長崎県壱岐島で、海女さん後継者を募集しているという話を聞かせてくれました。そこからは、とんとん拍子。壱岐市の職員の方もとても歓迎してくれ、5月から始まる漁期に間に合うようにと、住む家の手配などが進んでいきました」

  • ※2014年1月執筆

ページトップへ