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- 里芋収穫体験 in 福井県大野市
東京から福井県大野市へは、新幹線と特急を乗り継いで約4時間かかるので、この時間の出発です。うーん、眠い…。

大野勝山駅に到着すると、「遠いところ、ようこそおいでくださいました!」とコーディネーターの坂本さんが笑顔で出迎えてくれました。
農家さんへの連絡や宿泊するゲストルーム施設などは、すべて坂本さんが手配してくれたのでとても安心。荷物をおろして作業着に着替え、いざ松原さんの待つ農園へ。


天気は晴天、絶好の農作業日和。農園に着くと、「今日は忙しいよー!」と松原さん。自己紹介もそこそこに、早速今日の作業開始です。
午前中は掘り出した里芋の芋茎(ずいき、茎の部分)をきれいに切り落とす作業。掘り出した里芋は出荷される商品ですし、来年の種芋になる部分もあるので、大切に保管しなければなりません。芋茎の部分は水分が多く、きれいに切り取らないとそこから腐ってきてしまうので、一個一個丁寧に取り除く必要があるのです。
実際に収穫したての里芋を見るのは今回が初めての経験。事前に調べてきたものの、当然実物は全部形も違うし、力の加減一つで傷をつけてしまいます。
「普段は、親父と二人でやってるんだ」と話す松原さん。
畑一面にズラッと並んだ里芋をひとつひとつ根気強く切り取っていく作業は機械では到底できない作業でした。



男3人がかり、たっぷり3時間の作業で午前中目標の作業をなんとか達成。朝ごはんも十分に食べてきましたが、そのころにはもうお腹もペコペコです。というわけで、農園と隣接した松原さんのお宅でお昼ごはんをご馳走になることになりました。
がっしりとした昔ながらの母屋といった風情の松原さん宅にお邪魔すると、松原さんのお母さんが気さくに迎えてくれました。
テーブルに並んでいる献立はごはん、里芋の煮っ転がし、葱の炒め物、ブロッコリ…すべて松原さんの農園で採れた新鮮な野菜ばかりです。
どれも格別においしかったのですが、なにより誰が、どのように作ったかがはっきりわかる食物を口にできるという事が何事にも代えがたい贅沢なことだと感じました。