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田舎暮らし特集

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里芋収穫体験 in 福井県大野市~午後の部~

13:00 午後の作業開始!

午後は、芋茎を切り落とした種芋をトラックに積んでいきます。里芋の実を落とさないように、根っこについた土を慎重に取り除きます。

畑の土は“黒ボク”と呼ばれる火山性土壌で、里芋の栽培に適しています。この黒ボクは粘性が強いため、油断しているとポロリと里芋の実が取れてしまいます。さらに、種芋は重量感があり運ぶのにも力が要ります。
土を落として運ぶ。単純な作業ですが、量をこなすと腕や腰に響いてきます。

15:00 嬉しいおやつタイム

青空の下、テーブル代わりの収穫箱を囲い、温かい紅茶と、お菓子をいただきました。
「これ、うちで採れたイチゴで作ったんだよ。」と、おばあさんがふるまってくれたのは、松原家特性の手作りイチゴジャム。大野では各家庭でジャム作りをする習慣があるんだそうです。松原家のジャムは、イチゴの甘みが生きた絶品でした。

松原さんや、おばあさんたちと談笑しながら楽しい時間を過ごすことができました。自然の中で食べるおやつは、また格別です。

15:30 いよいよ最後の工程へ

最後は、種芋を保存する作業です。

まずは、庭先へ運んだ種芋を山積みに。バケツリレーの様にみんなで種芋を手渡し、松原さんが積んでいきます。
2m程の高さまで積みあがったら、今度は、藁を被せていきます。さらに添え木とロープでしっかり固定すれば完成です。
これは、水分の多い里芋が冬の間に凍りつかないようにするための伝統的な保存法なのだそうです。チームワークを発揮し、日が暮れる前に作業を終わらせることができました。

19:00 鍋を囲みながら語らう

ゲストハウスに戻り、夕食の支度をしていると、坂本さん、松原さん、松原さんのご友人の方が遊びに来てくれました。みんなで鍋を囲み、楽しい時間を過ごします。

「最近は意欲の高い方も多いんです。僕らにとってもいい刺激になっている。どうせ体験してもらうなら、農業の楽しい面も、しんどい面もすべて体験していってほしい。」少しお酒の入った松原さんは、農業体験への思いを語ってくれました。そうした思いにこたえるように、「僕も、もっとたくさんの方に、農業を体験してもらいたいんです。もっと広く農業体験を知ってもらえるように、企業との連携なども模索しています」と坂本さん。
福井の美味しい食べ物をいただきながら、今日の作業のことや、農業のこれからなど、熱く語り合いました。

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  • ※2013年5月執筆

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