JOIN ニッポン移住・交流ナビ

田舎暮らし特集

都会OLが行く!!—長野・小諸市で田舎暮らし体験—

農薬にたよらず、独学で行う野菜づくりは苦労もいっぱい。それでも「難しいものをわざわざつくらなくても、身近なところにおいしく食べられるものはたくさんあるんです」と話す石崎さん。例えば、繁殖力が強く、家の周りに多く生えているタンポポも、サラダやきんぴらにすれば、独特の苦みもおいしく味わえるのだそう。「あるものを食べてシンプルに暮らす。そんな生き方も楽しいよ、と多くの人に知ってもらいたいですね」

一緒にツアーに参加した田中さんの感想

一緒に参加した田中さんは東京で働くフリーのライターさん。自宅で仕事をすることが多く、「どんな場所でも仕事は続けられるのでは…」「それなら、自然にあふれた場所で健康的な暮らしがしたい」と思うことが増えてきたといいます。今回ツアーに参加したのは、「移住者のオーナーが、1日をどんな風に過ごしているのか、体験を通じて知りたかった」。実際に、すべてがはじめての体験で、「こんな暮らし方もできるんだ」と好奇心いっぱいの様子でした。
「自分たちで収穫したものだけでご飯を食べるなんて、体にやさしいことをしているな…とうれしくなりました。無農薬野菜を育てると聞くと、とても大変そうだけど、『無理せず、身近なものを工夫して食べればいい』という石崎さんの言葉にすっと納得。がんばりすぎず、自然体で暮らしている姿はとても素敵でしたね。私も“自分なりのしあわせな暮らし方”を自由な発想で考えていこうという気持ちになりました」

わたしの感想

都心の何でも手に入る便利な生活に慣れていると、「薪を手に入れるのがこんなに大変なんだ」「そばってこんなに時間と労力がかかるんだ」など、びっくりすることがいっぱい! 東京で、慌ただしく仕事をしながら暮らしていると、すぐに“時間がもったいない”と生産性ばかり追ってしまいがち。でも、何事にも時間とパワーがかかるのが、本来の“暮らす”ということなんだなと痛感しました。
手間をかけるからこそ、ご飯を残さず大切に食べようと思うし、ゆっくり味わって食べようと思える。1日過ごしただけで、心がすっと落ち着いていくのを感じました。なかなか味わえない感覚なので、読者のみなさんにも、ぜひ一度、自然の中に身を置く体験をしてみてほしいですね。普段の姿を見直そうと思ったり、日常に変化が生まれるはずです。
「移住生活っていいな…」と思いつつ、心身ともにリフレッシュできたので、また明日から仕事をがんばります!
  • ※2013年6月執筆

ページトップへ