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田舎暮らし特集

都会OLが行く!!—長野・小諸市で田舎暮らし体験—

日よけ帽子と軍手をはめ、かごを片手に、お昼ごはんの材料をとりにいく
野草と無農薬野菜を収穫すべく、家のまわりの畑、山の中を散策。農薬を使っていないので、雑草も虫もいっぱい! その中から、つりがね人参、わらび、ぎぼしなど食べられる野草をとっていきます。すばやく見分けて、とっていく石崎さんの隣でわたしはもたもた……。足元に野草がたくさん生えているなんて、食べ物を踏みながら歩いている気分です。食べられるものってこんなに身近にあるんだと驚きました。
アスパラ、みょうが、レタス、無臭にんにく(りいき)、うど、菜の花、しいたけなどを次々と収穫。無農薬で栽培しているため、おいしいところを虫に食べられてしまうこともしょっちゅうあるのだそう。「とれる量は少ないかもしれないけれど、生命力のある野菜ばかりだから、体にも絶対いいよ」と石崎さん。途中、カエルを捕まえたり、ハチの羽の音に耳をすませたりと、マイペースに自然と戯れていたら、あっという間に1時間以上たっていました。
畑に移動して無農薬野菜の収穫へ。おらないようにと、ひとつひとつ丁寧にとっていく
13種類もの野草・野菜を収穫!どんな料理ができるのか楽しみ
収穫が終わったら、さっそく野草と野菜でお昼ごはんづくり!
とれたての味わいをいかすため、調理法はいたってシンプル。サラダにしたり、おひたしにしたり、素焼きにしたりと、油はほとんど使いません。自分でとってきた材料だけに「捨てるのはもったいない!」という気持ちになり、野菜の端っこもぎりぎりまで食べられるように工夫をこらしました。東京では、食材を捨てても罪悪感がなかったのに…そんな自分に気づいて反省。野菜を大切にしようと自然に思えた貴重な体験でした。
自家製ドレッシングをかけた菜の花のサラダや、自家製ごまだれであえた野草のおひたしなど、野菜のしゃきしゃきした食感やみずみずしさが丸ごと味わえます。食べた瞬間に野菜の水分が口いっぱいに広がったのには感動! 自分でとった野菜をその日に食べるなんて初めての体験で、体にも地球にもいい暮らしだなぁとしみじみ。残すのがもったいなくて、お腹いっぱいご馳走になっちゃいました。
テーブルの上に、約8種類の色鮮やかな料理が並ぶ
  • ※2013年6月執筆

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