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田舎暮らし特集

地域で行われている様々なイベントの中には、実はみなさんが知っているような企業が関わっているものもあります。地域のことをよく知っている地元や自治体の人たちが行うイベントに、企業の持つ強みを活かすことで、より魅力的なイベントになります。
そこで、今回は各地で行われている「地域×企業」のコラボレーションによるイベントをいくつかご紹介いたします。

EVENT01

長野県長野市 × 株式会社JTB ながの酒蔵オープン・デイ

ながの酒蔵オープン・デイは、長野エリア(長野市、小布施市等)の酒蔵やワイナリー13社が連携した、「ながの酒&ワイン トレイル・プロジェクト」の第一弾イベントです。
今回は、普段は開放されていない長野エリアの酒蔵を2日間開放され、酒蔵ごとにガイドツアーや、自由見学、醸造担当者との懇談や試飲などができる、盛り沢山のイベント内容でした。
また、参加者の方が酒蔵を効率よく回れるように、鉄道や路線バスを利用したモデルプランをチラシで紹介するなど、旅行会社の強みであるコーディネート力を生かした取組が行われていました。
信州の酒の魅力を発信しながら、伝統的な酒や酒造を磨き上げることで、今後新たな観光コンテンツになりそうです。

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「信州清酒の最大の祭典」である「長野の酒メッセ」の翌日に開催されたこともあり、酒メッセに来た方が翌日に「ながの酒蔵オープン・デイ」に参加して、信州の清酒の魅力を十分に堪能できるものになったのではないかと感じました。
私はモデルプランで参加させていただいたのですが、普段乗ることのあまりなかったローカル線で市内を回ることができ、旅行会社のパッケージツアーなどではなかなか見ることの出来ない地方の住宅街の風景や田舎の空気感を味わうことができる内容となっておりました。

EVENT02

栃木県矢板市 × ボノ株式会社 「くみぐま」を活用した交流促進企画

矢板市では、地域内の職人やクリエイターが扱う商品・素材を使用した「くみぐま」を製作しています。「くみぐま」は、手・足・耳など12個のパーツをくみひもを使って組み立てるぬいぐるみです。各パーツを集めながら、地域住民との交流も楽しめるまちなかイベントを開催することで、矢板市を訪れていただくきっかけや、職人やクリエイターに会いに行ける関係づくりを目指しています。
今回は、その第一弾イベントとして、首都圏在住の大学生が矢板市で活動する職人やクリエイター、中小企業を取材し、地域の魅力を見える化し、情報発信を行うフィールドワークが開催されました。
今後は、フィールドワークを通じて交流が生まれた職人やクリエイターの皆さんと協力して、矢板市オリジナルの「くみぐま」を製作し、スタンプラリー企画など様々なイベントが開催される予定です。
※「くみぐま」の詳細はこちら https://kumiguma.com/

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矢板市の魅力が発信でき、新たな交流人口の拡大も期待できる事業です。
フィールドワークのイベントでは、地域の方への取材や矢板市職員への取材内容の発表を大学生達が活き活きと行っていた様子が印象的でした。
今回の事業を通じた矢板市オリジナル「くみぐま」の完成が楽しみです!

EVENT03

千葉県大多喜町 × 富士通株式会社 地域住民と創る移住定住PRツアー

房総半島の中央に位置する千葉県大多喜町での暮らしを体験するツアーが2回開催されました。
第1回目は田舎暮らし体験ツアー、第2回目は子育て実感ツアーと、異なるテーマから町の魅力を体感していただくものです。
田舎暮らし体験ツアーでは、町内の病院やスーパーマーケットなど生活に必要な施設を見学するとともに、実際に町外から移住してきた方の家庭菜園やカフェにお邪魔して、大多喜町での暮らしについてお話を聞きました。
子育て実感ツアーでは、子育て世代に焦点を当てて、町の保育園や小学校などを見て回ったり、地元のママさんからお話を聞いたりして、町での子育てについて理解を深めていただきました。

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今回は富士通とコラボし、大多喜町の子育て世代の家計簿を調査しました。移住希望者が気になる、町での生活費の実態を知っていただき、移住への不安の解消に貢献しました。
参加者の方は、実際に地元の方や移住者の方からお話を聞くことで、移住した際のイメージをより具体的に持つことができたようです。地域の、移住者に対してオープンな雰囲気が伝わってきたのも良かったです。

EVENT04

福岡県筑後市 × 株式会社大王製作所 恋のくに筑後 魅力拡散婚活イベント

恋のパワースポットで有名な恋木神社が鎮座する、恋の国「筑後市」。
恋の国だからこそ生まれたユニークな恋活イベント「ご意見ください恋活~みんなで筑後のお土産品を作るの巻~」が開催されました。
商品開発やサービスのモニタリングが出会いの場となり、相互の意見交換をすることで共通認識が生まれ、一方的に場所を用意するイベントと比べると、婚活イベント特有の雰囲気がなくなり、自然とマッチングできていました。また、参加費も500円と費用面もリーズナブルなところが特徴です。
イベントでは、「運命の赤い糸」と題して九州地方特有の棒ラーメンを商品として完成させるべく、参加者の皆様から様々なご意見を頂戴し、最高の逸品が完成しました。

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恋の国「筑後市」ならではの、地域住民と地元企業との住民主体の自発的なコラボにより、熱く燃え上がるような婚活イベントとなっていました。
主催者側は、婚活の雰囲気をあえて感じさせず、商品開発のモニタリングの場が交流の場となり、積極的に意見交換しているうちに自然とマッチングという流れができていました。今回のイベントでは、観光地のお土産づくりを長年行ってきたモノづくりのエキスパートである大王製作所と、筑後市、そして地元企業の製麺所とのコラボが実現しています。関係者、参加者ともに、とても熱意のあるイベントとなっており、私自身も参加したくなるようなイベントでした。

まとめ

地方に行くということを考えると、まず旅行や観光が思い浮かぶと思いますが、それ以外にも、地域を知ることができるイベントは通年で沢山おこなわれています。
このようなイベントでは、普通の観光では知ることができない、生活の実態を知ることができたり、様々な地方生活体験ができます。
JOINのイベントページでは、通年や期間限定イベントなど沢山の情報を載せているので、ぜひチェックしてみてください。

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