佐藤 拓也さん

1 お気に入りの地域と二拠点居住
佐藤 拓也さん

月~金曜
アパレル職 東京
週末
地域のさまざまなコト起こしにチャレンジ中。 山形県アルカディア地域(長井市、南陽市、白鷹町、飯豊町、小国町)

現在の活動について

The Point is...水の良さ/地産地消/縄文そば/リブランディング/空き家月2万

アルカディア地域の水の良さを伝える活動をしており、地域資源を生かしたサウナ活動のほか、究極の地産地消そばの「縄文そば」などのリブランディングやPR活動をしています。
ほぼ毎週、一緒に活動をしている同級生と東京から車で山形に帰っていて、空き家を拠点に活動しています。拠点の空き家は月2万円でレンタルしています。
サ活としては毎月イベントを開催しており、20~30名が参加されます(県内:県外=約7:3)。単にサウナに入るだけでなく、「ととのうその先へ」と題し、「コワーキングサウナ」や「サウナカンファレンス」も開催中です。

コワーキングサウナ

The Point is...社員研修/フードロス削減/エシカル消費/地域をととのえる

地域の空き家を活用してコワーキングスペースやシェアオフィス、社員研修、ワーケーションの場を提供しています。
縄文そばなど地元の料理をセットにすることで、地産地消やフードロスの削減、エシカル消費など、さまざまな面から地域を「ととのえる」活動をしています。
空き家は空き家バンクや仲間、地域の方から情報提供していただき、地域からは歓迎されています。ただで貸してくれる人も多く、お金がかからないメリットも感じています。

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サウナカンファレンス

The Point is...都内サウナ部/キャンプ場/地域活性化/ととのいの循環

仲間と、都内の大企業のサウナ部などにも声をかけ、キャンプ場で80名ほどの規模でサ活をします。通常ではありえない数の県外の人が来るので、一気に地域が元気になります。
美しい環境と美味しい食べ物を楽しめば、勝手に地域活性化になり、地域がととのいます。地域がととのえば、さらにサウナも気持ちよくなり、食もおいしくなり、ととのいが循環します。

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サウナを好きになったきっかけ

The Point is...少年時代/アルカディア観光局/アパレルからの縁

小学校低学年ごろから父親に連れられて毎週お風呂に行っており、自分の中でお風呂やサウナがあたり前になっていました。
アルカディア観光局に入ったのは、アパレルの仕事の関係で、アーティストを地元山形に呼んだのがきっかけです。山形で絵を描いていたら酒蔵の方と繋がり、日本酒のラベルを描くことになり、最終的に5つの酒蔵まで拡散しました。このことでアルカディア観光局からラブコールを受け、加入。活動を開始しました。

現在の活動をするきっかけ

The Point is...フルーツサイダー企画/湧水/お風呂上がりの一杯/水でつながる

サ活をはじめたのは5年程前、縄文そばの地産地消プロジェクトがきっかけです。規格からはじかれた果物をフルーツビネガーにするプロジェクトがあり、地元の湧き水と掛け合わせてフルーツサイダーを企画しました。
フルーツサイダーをどのようにPRするかを考えていた時、お風呂や温泉におけたらいいなと思いました。地域ならではの温泉に入っているのに、自販機のジュースを飲むのはもったいないですよね。さらに、サウナの後が一番おいしくフルーツサイダーを飲めると思い、サ活を本格的に始動しました。
また、水の良さを一番体験できるのがサウナ後の水風呂でもあります。サウナも縄文そばも「水」でつながっていて、水でつないで地域をととのえたいと思いました。
自分で地域のコト起こしをしたいと立ち上がったわけでなく、お風呂・サウナ好きという趣味・習慣とアパレルの仕事、山形・アルカディア地域という全てが縁でつながり、現在の活動に至っています。

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活動に対する想い

The Point is...楽しむこと/地域問題解決/誰かの幸せ/世界へ

「地域貢献」や「ボランティア」というの言葉にすると堅苦しくなってしまい持続させるのが難しいので、楽しんで続けられることが大切だと考えています。
自分だけが楽しくととうのは自己満足なので、自分だけで終わらせず、周りや地域も楽しく、誰かの幸せという付加価値を作ることを目標に活動しています。
アルカディア地域から山形、山形から東北…と今の活動を広げていき、日本中のサウナ好きと繋がりながら地域活性化や地域問題解決に寄与したいです。
アパレルの仕事も拡大中で、NY、タイ、グアムにお店を出す予定です。日本国内での二拠点居住から、世界での多拠点居住になるかもしれないので、その際は、海外にもアルカディア地域の水の素晴らしさを発信したいと思います。

五塔 熱子さん

2 好きすぎて移住した
五塔 熱子さん

職業
地域おこし協力隊 鳥取県琴浦町

現在の活動について

The Point is...西日本のサウナ/琴浦町協力隊/企画PR/アウフギーサー

神奈川県出身ですが、西日本のサウナを盛り上げようという想いから2021年5月に琴浦町の地域おこし協力隊に着任しました。
協力隊の活動内容としては、イベントやフェスの企画やPR、取材対応、県のサウナプロジェクトにも携わっています。また、副業でアウフギーサーとしても活動しています。比率としては、協力隊2/3、個人活動1/3ぐらいの割合です。

*アウフギーサー:熱波師。ロウリュで発生した水蒸気をタオルなどで扇ぐ人のこと。

琴浦町に移住するまで

The Point is...リラクゼーションセラピスト/自然の中でのサウナ/アウフグース世界大会

もともと神奈川で、温浴施設のリラクゼーションセラピストとして働いていました。その一環でアウフギーサーをやっていたのですが、チームメイトから鳥取県琴浦町に自身がプロデュースしたキャンプ場があるという話を聞きました。
自然の中でサウナ体験ができる場所を探していたタイミングで、ふと鳥取が出てきて、面白そうだなと思いました。義父が鳥取出身ということもあり、鳥取には馴染みがありました。
また、今年開催されたアウフグースの世界大会に日本が出場することが決まっていて、その大会までにアウフグースを知らない人たちに知ってもらいたい、大会を見に来てほしいという気持ちがありました。
関東はアウフグースをやっている施設も多いしアウフギーサーも出てきていましたが、西日本はまだまだ盛り上がりを加速できると思っていて、そんなことを考えていた時に琴浦町の協力隊募集を見つけました。足場づくりという意味で協力隊からのスタートはいいなと思ったので、応募することにしました。

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サウナ×地域の可能性

The Point is...アクティビティ/体験価値/サウナのイメージを変える

町指定管理の一行平(いっこうがなる)キャンプ場のオーナーが変わるタイミングで、キャンプの他に目玉になる面白いアクティビティをつくろうということで、私が協力隊として着任する以前の2020年10月、サウナ施設(Nature Sauna)が開設されました。新設する際、実は地元の方の反対の声もあったと聞きました。新しいことを受け入れられる人がいる一方で、受け入れられない人も一定数いるので、理解を得ながら話を進めないと新しいことは根付かないなと感じています。
サウナの本当の体験価値を伝えていきたいですし、都会ではなく鳥取でやる意味や、その特色に付加価値をつけることが大切だと思います。「サウナは暑くて苦しいもの」というイメージがありますが、山から取ってきた植物や竹を使って香りを出したり、蒸し風呂文化とリンクさせながら、「実はサウナって体に負担の少ないお風呂なんです」といったようなサウナのイメージを変えていく取り組みもしています。
町内の認知が進めば、町からのミッションが増える可能性もあるので、まずは町民のヘルスリテラシーを上げることを目標にしています。

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協力隊として

The Point is...琴浦町を発信/3年の期限/自分の強み/サウナ愛

現在の協力隊ミッションは「関係人口の創出」というテーマをいただいているため、比較的自由に活動ができています。自治体の担当者に恵まれていて、活動に理解があることが一番心強いです。
琴浦町に来る人、興味を持ってくれる人を増やすため、外に出て琴浦町を発信するようにしています。
協力隊員は3年で独立しなければないという課題があり、時間があまり無いため、「自分にはこれができる」という武器を持っておくと良いと思います。自分探しから始めると、任期中にできることも少なくなってしまうので大変です。
私の場合は、民間側のサウナ愛と、私が行政側に入って行政側のサウナ愛をマッチングさせたことにより、サウナも観光資源となりうること、その可能性を共に考える事ができたことが今の活動につながっています。

今後の活動について

The Point is...認知度アップ/旅行客の誘客/日本全国を盛り上げる

サウナやアウフグースをもっと色んな人に知ってもらい、好きになってもらいたいです。それぞれの良さを広め、認知度をあげていきたいと思います。イベントなどで旅行客の誘客を目指し、西日本から日本全国をサウナで盛り上げられるように頑張ります!