- 田舎暮らし特集
- 家族と将来を見据えて

新しい生活は試行錯誤の連続。子どもと一緒に勉強の日々だと言います。
「たとえば、食べることの大切さを伝えたい、野菜を育てることの難しさを学んでほしい、と思っても、親が分からないことは教えられない。『生きる力を持ってほしい』という願いは、自分がその力を持っていないと伝えられないんです。そういう意味で、自分はまだまだ発展途上。雑草って毎日刈らないとだめなんだ、という基本的なことから、じゃがいもってこうやって育つんだ、という野菜ひとつひとつの知識まで、覚えることがいっぱいです」

仕事でも修行の日々が続きますが、日を重ねるごとに、将来やりたいことの範囲が広がっていくのだそう。
「転職の前は、家族で宿を経営したいと考えていましたが、いまはとにかく目の前の仕事に必死。『家族でできる仕事』であれば、どんな形態でもいいんだろうなと思い始めています。学生のころ出会った一軒宿のようであったり、自営で小売業であったり。移住して、家族との時間が増えたことで、“家族”という単位で何ができるだろうと考えるようになりました」
移住して半年。自分の選んだ道を試行錯誤しながら前に進む中楯さん。「思い描いていた通り!だなんて言えない」と話しつつ、自分の道を貫こうという凛とした姿勢には、たくましき“生きる力”を感じました。
-
- 転職を機に静岡県伊東市に引っ越し。緑に囲まれて暮らしたいという気持ちはもともと強かったです。
-
- 約2か月。2012年12月に前職を辞め、2013年2月から「アンジン」で働き始めました。
-
- 引っ越し費用など約50万円。転職まで1ヶ月間ブランクがあったことで、税金、保険料などの雑費がかさんでしまいました。仕事のブランクは作らない方がいいですよ!
-
- インターネットで2,3軒目星をつけたあと、妻と内覧して決めました。
-
- 2LDK、150坪で月の家賃は7万弱!平屋なので、子どもが走り回っても気にならず安心です。
-
- 旅館業に転職しようと思っており、全国の自然豊かな場所に勤務先がある星野リゾートは魅力的でした。また、「将来独り立ちしよう」と思ったとき、幅広く業務経験が積める現職場がベストだと思いました。
-
- 家族との時間。移住前は家族と空いている時間を合わせるのが大変でしたが、今は周辺環境もよく、「ちょっと散歩に行こう」「海に行こう」など、気軽に出かけられるようになりました。
-
- 体が元気になりました!外食生活から自炊に変わり、栄養バランスがよくなったのか、移住して半年間、風邪は一切ひいていません。さらに、おいしい水のおかげか肌もきれいになりました。
-
- ガス代が高い、スーパーの日用品が高いことかな?小売店の価格競争が少ないので、意外に出費がかさみます。あと、妻は家で、ムカデやハチ、爬虫類と出くわすたびに泣きそうになっています。
-
- 転職して半年。まだまだ覚えることがいっぱいで模索中です。家族の絆を深め、将来的には「家族でできる仕事」をしたいと思っています。
-
- 新しい生活、仕事に慣れるのに必死で、「野菜を作りたい」「釣ってきた新鮮な魚を食べたい」など、やりたかった暮らしがまだ実現できていないから。