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田舎暮らし特集

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01-山村留学・自然教育_公益財団法人育てる会「充実した生活を自分自身で発見」

わたしたちのこと

(公財)育てる会は、1968年に一人の教員が教員仲間や保護者と共に立ち上げた教育団体です。当初からレジャー的要素をなるべく排し、“本物”の自然や文化、人との交流を教育の柱として、子どもを対象とした様々な体験キャンプに取り組んできました。

更に、1976年には地域住民と共に日本初の「一年間の山村留学」を制度化し、最近では国際交流活動を通して、“日本人らしい”グローバル人材の育成にも力を入れています。

やっていること

山村留学は、小中学生が一年単位で親元を離れて自然豊かな農村に移り住み、地域の公立学校に通学しながら、“日々の生活”を体験する総合教育活動です。

年間を通して、集団生活を行うセンターと一般家庭へのホームステイを交互に繰り返し、センターでは専門指導員の元で四季折々の自然体験や規律ある生活習慣を学び、ホームステイでは家庭的な雰囲気の中で、農村に受け継がれる“本物”の文化や営みを体験します。

皆さんに伝えたいこと

Q.一番伝えたいことは?
一つは人生の選択肢を広げること。山村留学で得られる体験の蓄積は、人生の種まきに似ています。一人一人がどんな芽を出し育てていくのか。その可能性を広げることは、その後の人生を豊かにしてくれるはずです。
もう一つは“何もない”から得られる成長。山村留学には漫画やゲームはありません。一見窮屈な生活に見えますが、何もないからこそ遊びも工夫するようになり、仲間や自分と向き合う時間もできます。こうした生活を通して、充実した生活を自分自身で発見するのです。
Q.どんなきっかけで始まったの?
最初は一週間程度のキャンプが主な活動でしたが、ホームステイなどを通して地域との繋がりも深かったので、参加した子どもや保護者から「もう少し長く生活したい」「四季を通して体験してみたい」という意見が多く寄せられるようになりました。そうなれば義務教育期間の子どもですから親元を離れて転校するしかありません。そこで教育委員会や地域住民との会合を重ね、制度的にも問題ないとの判断があり、山村留学が誕生しました。
Q.子供たちの反応は?
参加した子ども達の感想は千差万別。「人づきあいが上手になった」「嫌いだったナスが自分で育てたら美味しかった」「お母さんのありがたみがよくわかった」「体力がついてマラソンが速くなった」「農家の父さんって何でも知っているからすごい」「何をするにも自信がついてチャレンジ精神ができた」「ふるさとができた」等々。
人や自然との交わり、心と体の成長など、全てにアプローチするのが山村留学なのです。
Q.実際に効果はあるの?
山村留学では“三つの体験の場”においてそれぞれに教育効果があります。
【センター】様々な野外活動を通して興味関心を延ばし、規則正しい生活や食習慣は健やかな心身の成長を促します。また集団生活はコミュニケーション能力の発達に役立ちます。
【ホームステイ】異年齢による兄弟体験や地域行事への関わりによる交流が生まれます。
【学校】少人数学級によるきめ細やかな指導により個々に見合った学習成果が得られます。

Message

約40年の間に山村留学を体験した子は約1,100名にのぼります。山村留学中は、育てる会、学校、教育委員会、ホームステイ家庭が一丸となって、安心・安全な生活をサポートしており、そうした生活の中で子ども達は日々豊かに成長していきます。
「可愛い子には旅をさせよ」「他人の飯を食う」ということわざがありますが、親子共に一大決心をして臨む山村留学の体験は、何事にも代えられない人生の宝になるはずです。

実施主体名公益財団法人育てる会
住所東京都武蔵野市中町1-6-7-5F(東京本部事業部)
お問合せ先0422-56-0151
URLhttp://www.sodateru.or.jp
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  • ※2014年11月執筆

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