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田舎暮らし特集

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02-ふるさと・伝統_富山県高岡市教育委員会「豊かな感性と郷土愛を育む」

わたしたちのこと

高岡は高岡鋳物・高岡銅器に連なるアルミ産業をはじめとした、ものづくりの技と心を受け継ぐ産業都市として栄え、今日では、銅器・漆器などの伝統工芸と近代産業が融合したものづくりの町として広く認知されています。

中でもアルミニウム産業は、銅器の鋳物技術を基に、豊富な水資源を利用し昭和初期から発展し、全国有数の産地となっています。平成27年3月の北陸新幹線の開業に伴い、首都圏との所要時間が大幅に短縮されることから交流人口の拡大や地域への経済波及効果が期待されています。

やっていること

小学校5・6年生と中学校1年生の児童生徒が、高岡市の伝統工芸である漆器や銅器の他、地元産品を活用した菅細工や藁細工などを制作します。また、美術館や地域地場産業センター、鋳物資料館、職人さんの工房等の見学も行います。

最大の特徴は、優れた技術をもっている職人さんから直接指導を受けることです。まさに、児童生徒が職人の技を肌で感じられる指導が行われています。

皆さんに伝えたいこと

Q.一番伝えたいことは?
ものづくり・デザイン科の学習を通して、児童生徒に今まで以上に高岡の歴史と文化を知ってもらい、高岡のことをさらに好きになってもらいたいと願っています。そして、ふるさとのよさを実感し、高岡の歴史と文化に誇りをもってほしいと願っています。
Q.どんなきっかけで始まったの?
高岡市は、加賀藩二代藩主前田利長公により奨励された銅器や漆器の伝統産業をはじめとした「ものづくりのまち」として発展してきました。この高岡市の歴史や伝統を生かした体験型の授業を取り入れ、郷土愛を育む「ふるさと教育」に力を入れようと考えたのがきっかけです。今年で9年目を迎え、現在、教科として取り組んでいるのは日本全国で高岡市だけです。
Q.子供たちの反応は?
昨年度末に実施したアンケートでは、児童生徒の97%が「授業が楽しい」と答えています。授業を通して学んだことやできるようになったこととして「デザインする力、作品を制作する力」「伝統工芸のよさ、ものづくりのすばらしさ」だけでなく、「最後まであきらめず集中すること」や「教えてあげたり教えてもらったりすることによる友達のよさ」を挙げている児童生徒がとても多いです。
Q.実際に効果はあるの?
児童生徒は、デザインし、ものをつくる喜びを味わうだけでなく、ものづくりにかける職人さんから仕事への姿勢と情熱を感じ取り、生き方を学ぶことができました。
また、見学や実習を通して、身の回りにある銅器や漆器への関心が高まり、地場産業への親しみや関心が増すなど、高岡の伝統工芸や産業のすばらしさを感じ、豊かな感性と郷土を愛する心が育ってきています。

Message

高岡市は2011年に「歴史都市」として国から認められ、これを機に、高岡市のよさを市外から来られた人に十分説明できるような人に育ってほしいと考えました。
子供たちが国宝の瑞龍寺をはじめ、市内にある歴史の薫る町並みや建物を調べたり、まつりに積極的に見学・参加したりする「高岡再発見プログラム」スタンプラリーを開始し、今年で3年目を迎えました。「ものづくり・デザイン科」を核として、更なるふるさと教育の充実に努めていきたいと思っています。

実施主体名富山県高岡市教育委員会
住所富山県高岡市広小路7-50
お問合せ先0766-20-1451
URLhttp://www.city.takaoka.toyama.jp/joho/shise/gaiyo/nogyosuisan/gakko/
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  • ※2014年11月執筆

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