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田舎暮らし特集

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  • 田舎体験で心身リフレッシュ!〜移住への道のりシリーズNo.2〜

田舎体験で心身リフレッシュ!

移住への道のりシリーズ

あなたの移住へのモチベーションは…?

  • No.01 知る
  • No.02 体験する
  • No.03 通う
  • No.04 住む

第2回目のテーマは地域を体験する

移住へのモチベーションに合った情報をお届けする、移住への道のりシリーズ!
シリーズ第二回目は、「試しに、現地で少しだけ田舎体験をしてみたい」というあなたにオススメです。
田舎暮らしが気になり始めたら、現地を実際に訪れるのが一番。地域には、民宿に泊まっての就農体験や野菜収穫体験、料理づくり体験など、さまざまな田舎体験ツアーがあります。今回は、都心で働く女子3人が「都会を離れてリフレッシュしたい」と田舎体験に出かけました。「おいしい野菜が食べたい!」「時間に追われずのんびり休日を過ごしたい!」と参加したのは、東京から約3時間で着く、福島県会津地方の体験ツアー。せっかくのお休みだから、少し足を伸ばして地域の魅力を体感してみようと出かけた3人の、日帰り田舎旅をレポートします!

東京から約3時間!採れたて新鮮野菜をお持ち帰り

見渡す限り田んぼが広がる福島県会津若松市!

今回の体験ツアーで3人が訪れたのは、野菜の収穫体験ができる という福島県会津若松市の農家民宿「穂多瑠(ほたる)」です。宿泊しながらの本格的な就農体験から、日帰りでの田舎体験ツアー、のんびりと過ごすだけの1泊旅まで、さまざまな楽しみ方ができます。今回は「採れたて野菜を食べたい!」という3人の思いから、収穫体験をすることに。
畑に囲まれた一軒家につくと、民宿の女将である志津子さんが出迎えてくださいました。お話をしながら少し休憩をとると、さっそく畑を案内してくれます。
収穫させていただいたのは、キュウリ、ナス、ズッキーニ、つゆむらさき、トマト、カボチャ、ししとう、オクラ、ピーマン、ジャンボニンニクの10種類。
畑を歩くと、野菜たちが「はやく採って」と言わんばかりに大きな実をつけています。「小さいキュウリは味噌をつけて食べるとおいしいよ」と、片手で軽々とキュウリを採りながら教えてくれる志津子さん。キュウリをたっぷり収穫したら、次は鮮やかなオレンジ色でカボチャのような見た目のズッキーニと、クワで掘り起こすジャンボニンニクです。ジャンボニンニクは、土から出てきた途端、畑いっぱいにニンニクの匂いが広がり、野菜が持つパワーに圧倒されました。小一時間の収穫体験でも、どんどん野菜を採っていきます。

たっぷりの収穫を終えて・・・

収穫を終え、袋いっぱいに野菜をもらった3人。「ズッキーニはバターで焼いて塩コショウをするだけでおいしいよ」と、野菜それぞれのおすすめの食べ方を教えてもらいました。スーパーで野菜を買うことに慣れているので、土がついたままの匂いもまた新鮮です。「不揃いな形も一つひとつに愛嬌があるね」と採れたて野菜を見せ合いながら、畑をあとにしました。
太陽を浴びながらの畑作業でくたくたになった3人でしたが、澄んだ空気と広い空の下で土に触れ、心がすっとほぐれていきました。

秘密基地でのおしゃべり!どこまでも続く田園風景に癒される

外の暑さを忘れる、三角屋根の秘密基地でおしゃべり

次に、代々メロン栽培を手がける農家民宿「コメロン」を訪問しました。
フレンドリーな代表の長峯さんが、広い敷地内にある、三角屋根のおうちに案内してくれ、みんなで中に入りお話を伺いました。
「秘密基地を作りたい」と、クラウドファンディングによって建てられたこの家は、稲わらをブロック状に成形したストローベイルというものでできています。ストローベイルを積み上げ壁を厚くすることで、夏は涼しく、冬は暖かい家が完成するそう。遮音効果も高く、中に入るとしんと静まって心穏やかな気持ちになります。冬には、ハウス内で薪ストーブを炊いて、宿泊するお客様とお酒を飲むこともあるそうです。

田舎体験ツアーには、「都会の喧騒を離れて、心身ともにリフレッシュしたい」というビジネスパーソンや、定年を迎えた年配の方、家族連れや、友達同士、カップルなど、幅広い層のお客様が参加するそう。リピーターのお客様も多く、お世話になっている農家民宿には、まるで親戚の家に帰ってきたかのように「ただいま」とくつろぐ方もいるといいます。最近では、ホームページを見た外国人観光客の方のツアー参加も増えていて、田んぼが広がるのどかな風景を散策し、都会とは違った魅力を満喫しているそうです。

田園風景をお散歩、メロン栽培の農業体験!

ストローベイルハウスから歩いて2分ほどの場所には、メロン栽培用のビニールハウスが並んでいます。
見渡すかぎり田んぼが広がるのどかな道を、メロンの作り方のレクチャーを受けながら歩いていると、時間の流れを忘れてしまいそうになります。
ビニールハウス内のメロン畑を訪れると、9月の収穫に向けて、小さな実が育ち始めていました。メロンは、実が大きくなればなるほど、支えている茎がその重さに耐えられなくなってしまいます。
そこで、今回の農業体験では、メロンをしっかり支えられるように麻の紐を茎に巻き付ける作業をさせていただくことに。1本の木に一つの実しかならないため、メロンを少しでも傷つけてしまっては大変です。おそるおそる茎に触れ、紐をかけていると「そんなにゆっくり作業していたら日が暮れちゃうよ」と笑われてしまいました。
農業体験を終えると、「今度は泊まりに来るね!」と約束して、帰路につきました。

家に帰ってからのお楽しみ収穫した野菜の味はいかに・・・

家に帰って採れたて野菜をさっそく実食!

家に帰ってから、さっそく、ズッキーニのソテー、つゆむらさきのお浸しを作り、もぎたてキュウリは味噌をつけて食べてみることに。素材の味を楽しみたいとシンプルな味付けで口にすると、野菜自体が持つみずみずしさにびっくり!
水分が口の中に広がっていくのが分かります。生産者さんと直接会い、収穫させていただいた野菜だからこそ、少しも無駄にしないで食べようと食材への心持ちも変わります。実際に現地に足を運んで、自分の手を動かして体験してみることで、その地域がぐっと身近になるのだと実感しました。

協力してくれた方々

農家民宿「穂多瑠(ほたる)」女将 高津 志津子さん

30年勤めた民間企業を退職後、家の周りの畑を活用し「採れたての野菜を丸ごと使った料理を作りたい」と、農家民宿をスタート。野菜収穫体験のほか、野菜を使ったケーキ作りなどを楽しめる。季節によって異なる野菜を主役にした「穂多瑠ランチ」も人気。

農家民宿「コメロン」代表 長峯 伸さん

メロンの専用農家を経営。「コメロン」は、米とメロンを育てていることからつけられたそう。「メロン栽培のノウハウをもっと広げたい」とメロンスクールをスタートさせ、民宿という形をとって、お客様との交流を深めている。親戚を訪れるように定期的に利用するリピーターも多い。

まとめ

今回は、東京から片道約3時間、日帰りで楽しめる体験ツアーでした。
初めての田舎体験ツアーでしたが、自然の中で1日過ごすと、心も体もすっかり元気になるんだとびっくり!こんなに有意義に過ごせるなら…と、日帰りで楽しめる田舎体験を調べてみると、野菜収穫以外にも、地元の方との工芸品づくりや、地域のお祭りに参加するなど気軽に参加できるイベントも沢山あるようです。
実際に田舎に移住することにも興味がわいてきたので、これを機に、少し調べてみたいと思います。みなさんも、忙しい日常の合間の心のデトックスとして、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

体験ツアー・イベントを見る

あなたの感想は?

  • 空の青、畑の緑、それに色とりどりの野菜! 田舎の景色ってすごく絵になる〜。 都会にはあまりない、新鮮な野菜が食べたくなっちゃった! 泊まりがけで行って夜の星空も見てみたいな。
    A子 25歳独身 OL 食べ歩き旅行が趣味

    旅行で地方に触れるうちに、少しずつ地方の魅力に惹かれ始めている。

  • 毎年通いたくなる、なじみの地域があるっていいね。農業ってクリエイティブ! 野菜づくりのノウハウや農家さんの話も聞いてみたいな。日帰りなら、気軽に雰囲気を楽しめそう。
    B太 36歳独身 クリエイター 独立を考えている

    都会とは違う環境で独立し、創作活動をすることに憧れている。

  • 野菜の収穫体験は子どもでも楽しめそう! 自分で収穫した野菜なら、苦手な野菜も食べてくれるかな? 普段食べている野菜がどうやって育てられているのか、自分の目で見て知ってほしい。
    C子 42歳 専業主婦 3歳と5歳の子育て中

    実家での田舎体験をきっかけに、就学後の子育て環境が気になりはじめたママ。

  • 秘密基地ってロマンを感じるな〜!のどかな風景の中をのんびり散歩したくなったよ。 家庭菜園をやってみたいと思っていたから、まずは妻と農家体験に行ってみようかな。
    D太 54歳 会社員

    子どもが独り立ちして、夫婦でのセカンドキャリアを考え始めている。

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