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田舎暮らし特集

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  • 〜親が幸せなら、子どもも幸せ〜 田舎で“伸び伸び子育て”の魅力

古民家育児

子育てについて 虫も友達、自由に伸び伸びと古民家育児

古民家での子育てで良かったと感じるのはどんなところでしょうか?
「とにかく伸び伸びと子育てできていることが一番ですね。早人はパンツ一枚で走り回っていますし、大声を出しても周囲の目を気にする必要はありません。よく動き回るので、足腰がとても丈夫な子に育っています」
そう話す朋子さんですが、はじめから大らかに育児ができていたわけではないといいます。

「子どもが歩く場所なので、はじめは家の中を一生懸命掃除していました。でも、その次の瞬間に風が吹いて、もう一面砂埃です…。床を虫が這っているのも、当時はダメでしたね。今でこそ可愛いと思えるようになりましたけど」(朋子さん)
少しずつ、古民家での生活に慣れていった朋子さん。こだわりがなくなったこと、五感が育ったことで育児もラクにできるようになりました。「都会にいれば危険なことが多くありますが、古民家ではずっと目で見ていなくても、本当に危険なことは感覚でわかるんです」(朋子さん)

仕事について、今後の夢 田舎での暮らしを体験してほしい

由章さんは神奈川県に住んでいた頃、建築現場での仕事中に大けがを負ってしまいました。それがきっかけで「縄文ボディワーク」の施術と出会い、勉強したそうです。
現在は、主に長野県内の自宅や病院を訪問し、癒しを必要としている人たちに向けて施術をしています。

二人の今後の夢は何でしょうか?
「自分たちが移住して精神的な幸福感が上がり、体も健康になったので、多くの人にここでの暮らしを体験してほしいな、と思います」(由章さん)
長期的な夢は、「世界中から成長や癒しを求めて人々が集まるような場所を作る」ことだそうです。
「畑を耕し、薪を拾い、芝刈りをして、一通り田舎での生活を経験してみて、身をもって先人の築いてきた生きる知恵を実感しました。それを分かった上で、ただ昔に戻るのではなく、人々がより幸せで豊かに生きていけるような、未知なる暮らし方を2人で模索しているところです」(由章さん)

遠藤さんの移住DATA

遠藤由章・朋子さん、鼓波ちゃん(6歳)、早人くん(1歳)
移住のきっかけ
長女の鼓波ちゃんの出産をきっかけに、自然の中での子育てを求めて移住
移住までの準備期間
1年以内。3月から考え始め、10月には家が決定。リフォームして12月から移住開始
移住にかかった費用
古民家のリフォーム費用、約30万円
住まい探しはどうやって?
大町の役所の人から、古民家の大屋さんを紹介してもらった
現在の仕事との出会い
神奈川県に住んでいた時から継続して、縄文ボディーワークの施術
移住して得たもの
五感を解放した伸び伸びした暮らし
移住によりおきた変化
精神的な幸福感が上がったこと。肉体的に健康になったこと
移住してよかったこと
子育て環境の良さ。長男を自宅出産できたこと
大変だったこと
最初は仲間がいなくて寂しかったこと。移住後3年間は朋子さんは車の免許を持っておらず、ベビーカーを押しながら坂を上ったり下りたりしたこと
これからやりたいこと
古民家を子どもたちにとってより自由に動ける場所にする。これまでにない新しい田舎暮らしの模索
満足度:80%
20%は古民家をもっと住みやすくしたいので
  • ※2014年9月執筆

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