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田舎暮らし特集

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  • フェアレポート JOIN移住・交流&地域おこしフェア2021 [オンライン開催]

JOINフェアレポート JOIN移住・交流&地域おこしフェア

出展団体インタビュー

JOINフェアのオンライン相談会はいかがでしたか?

相談者と自治体双方にとって、会場まで行く体力面、コスト面の負担が少なく、気軽な気持ちでコミュニケーションを取り合えるのが良かったです。移住希望者の中には、子育て世代も多いので、自宅で空いた時間に相談できるメリットは大きいと思います。
箕輪町では、2020年からオンライン移住相談を行っています。コロナの影響で在宅勤務になり移住を検討し始めた、という相談が増えているので、これから具体的に動き出す方も多いのではないでしょうか。

箕輪町の魅力とは?

中央アルプス、南アルプスに囲まれ、赤そばの花畑や1万本のもみじが楽しめる「もみじ湖」など観光資源も豊富です。
私は大学卒業後にUターンで地元・箕輪に戻ってきたのですが、町民同士、元気に挨拶する日常に「人があたたかいな」と改めて感じました。車に乗れば20分で町内を回れる小さな町ですが、スーパーが5店、コンビニが10店と充実し、生活のしやすさも箕輪の魅力です。

どんな方が移住されていますか?

定年移住の方、Uターンの方のほかに、最近は「自然に囲まれた場所で子育てをしたい」というIターン移住者も増えています。仕事はさまざまですが、移住前の仕事をリモートワークで続ける方や自営業の方、松本や諏訪の企業に転職して通勤している方や、製造業の盛んな箕輪町で地元企業に就職する方もいます。

移住を希望する方へのメッセージをお願いします

自分が移住先でどんな生活を送りたいのか。大事にしたいポイントを整理してから、いろいろな自治体を見てほしいです。
箕輪町では、移住前により地域の雰囲気を感じていただけるよう、利用料無料の「移住体験住宅」を用意しています。最短2泊から最長6泊まで利用でき、滞在中に先輩移住者との交流や農業体験、空き家紹介などさまざまなサポートを行っています。こうした自治体制度をうまく活用しながら、自分に合った地域を探してみてください。

長崎県の魅力とは?

離島が多く、地域によって異なる大自然が楽しめます。世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を始め、歴史ある観光資源が多く、異文化を受け入れてきた土壌があるのかもしれません。移住された方は「オープンな人が多い」「外から来た人に対してあたたかい」とよく口を揃えます。

どんな方が移住されていますか?

移住者の約8割が40歳代以下で、若い子育て世代、働き盛りの世代が多いです。移住者の数も年々増えており、平成27年には213人だった移住者が、令和元年には1479人と約7倍になりました。
移住者の仕事内容はさまざまで、地元企業に転職される方も多いですし、農業や漁業を新たに始める方もいらっしゃいます。長崎県では、新規就農者に対する研修制度や、起業支援制度も充実させています。新しい仕事に挑戦したい方は、ぜひ制度を活用していただきたいです。

移住先として長崎県に興味を持ったら、どのように行動すればよいですか?

ながさき移住サポートセンターでは、窓口での相談や、電話、メールのほか、不定期で開催している「オンライン移住相談会」がありますので、お気軽にご相談いただければうれしいです。専属の相談員と、住みたい地域の特徴や、就きたい仕事、理想のライフスタイルなどを話す中で、移住先のイメージが具体的になっていくかもしれません。希望される方には、無料の職業紹介支援も行っています。
継続的に情報収集したいという方は、移住支援公式HP「ながさき移住ナビ」もぜひチェックしてみてください。ナビでも紹介している「ながさき移住倶楽部」は県内の情報を定期的にお届けする無料会員制度で、移住に向けて長崎を訪れた際に、宿泊やレンタカー料金などで割引を受けられる特典もあります。
まずはリモートワークやワーケーションなどで訪れるのもいいと思うので、興味を持ったエリアがあれば足を運んで、地域の雰囲気を感じてほしいです。

JOINフェアのオンライン相談会はいかがでしたか?

オンラインだったからこそ福島市のことを予め調べて相談に来てくださった方が多く、移住意欲の高い方とお話しすることができました。一方で、リアル会場のように「たまたまブースが目に留まったので」と相談に来るような偶然の出会いは難しく、オンライン・リアルそれぞれに良さがあると感じました。

福島県福島市の魅力とは?

首都圏から新幹線で1時間半とアクセスが良く、仕事を変えずに移住する方も少なくありません。県庁がある市街地の周りに農村地帯が広がっており、都市の利便性と緑豊かな田舎の風景がバランスよくあります。「ちょうどいい田舎暮らし」を叶えられるのが、福島市の魅力です。

どんな方が移住されていますか

自然のある場所で子どもを育てたいとUターンされたご家族や、今の会社の関連企業で仕事ができるからと移住を決めたIターンの方自然に囲まれた場所でリモートワークがしたいと移住された方などさまざまです。コロナの影響で移住相談件数は増えており、「地元を見直すきっかけになった」「リモートワークで首都圏にこだわる必要がなくなった」と移住を決めた方が、2020年度内で3世帯いらっしゃいました。

移住を希望する方へのメッセージをお願いします

福島市では、移住希望者への「市内案内ツアー」を開催しています。市職員が一人ひとりのニーズを聞いた上で、先輩移住者の紹介や住居の内覧などをご案内。多くの問い合わせをいただいています。また、移住希望者を温かく迎える12名の「移住応援サポーター」がおり、移住者や地元で起業した方など、さまざまなバックグラウンドのサポーターたちから話を聞くことができます。移住後の生活を具体的にイメージできるので、まずはご相談いただけるとうれしいです。

地域おこし協力隊の仕事内容を教えてください

観光活性化を目指す仕事や、地域の特産品の商品開発やデザインにかかわる仕事、農業や漁業といった一次産業への従事や、職人の後継者として技術を学ぶ仕事など、多岐にわたります。
自治体の募集要項には具体的な業務内容が書かれていることもありますが、入隊して活動し始めると、想定外の仕事が舞い込むこともたくさんあります。応募者が何をしたいか、何ができるかに応じて、任せたい業務内容を決めるケースも多いです。

兵庫県で協力隊員として活動する魅力は何ですか?

兵庫県は、日本海と瀬戸内海に挟まれ、山陰部、山間部、離島(淡路島)がある、日本の縮図のような県です。どのエリアで生活するかによって、気候や四季の特徴、とれる食材が異なります。一人ひとりの希望に合った地域を見つけやすいのではないでしょうか。
現在、県内で110人ほどの協力隊員が活躍しています。仲間や先輩が多く、事前に話を聞けるところや、協力隊員と地元の方との信頼関係ができている点は、安心材料の一つだと思います。

協力隊員に求めることや、知っておいてほしいことはありますか?

税金による報酬や活動費で地域のために活動するのが協力隊員です。公務員と同じように、普段の振る舞いも地域の方に見られている、という意識を持つことが大切です。
また、「この仕事をやろう」と自分の業務範囲をあらかじめ明確にするより、「地域の現場を見て、そのなかから自分の仕事を作ろう」と柔軟にとらえている方が、馴染みやすいかもしれません。私自身、2014年から3年間、兵庫県朝来市(あさごし)で協力隊員として活動していました。市商工会から観光の活性化を任務として採用されたのですが、竹田城の下にある複合施設で1年半ほど店舗スタッフをやっていたこともあります。予定外の仕事を任されても、その環境の中で工夫したり楽しんだり、自分だからできることを考えたり、ポジティブに変化を受け入れる姿勢が求められます。

地域おこし協力隊の仕事内容を教えてください

現在8人の隊員が活動しています。「移住・定住コンシェルジュ」として移住相談会や移住者同士の交流会の企画・運営をしたり、空き家バンクの登録物件を増やしたり、商店街の活性化を目指す「まちなか創造プランナー」として飲食店応援のためのイベントを立ち上げているメンバーもいます。「こんなことをやってみたら面白いのでは?」という隊員一人ひとりのアイディアから、仕事はいかようにも広がっていきます。

菊池市の魅力を教えてください

熊本空港から車で20分という好立地に田園風景が広がり、ちょうどよい田舎暮らしを楽しめます。アウトドア好きの方の移住者が多く、キャンプはもちろん、大自然の中でカヤックやボートを楽しめ、働きながら趣味を満喫されています。また、市民に愛される癒しの湯「菊池温泉」は日本の名湯100選に選ばれており、隊員の中には、毎朝温泉に入ってから出勤するメンバーもいます。

協力隊員として、どんな方に来てほしいですか

将来起業したいと思っている方にぜひ来ていただきたいです。起業支援に力を入れており、起業時の補助金制度や、空き店舗改修費用の補助金制度など、充実のサポート体制があります。これまで5人の元協力隊員が、カフェや体操教室、ネットショップの運営などで起業しており、経験者の具体的な話を聞くこともできます。協力隊員は副業OKなので、3年間を準備期間として経験や人脈を広げていってはいかがでしょうか。

これから協力隊員になる方へのメッセージをお願いします

菊池市では、これまで24人の協力隊員が活動しており、現役メンバーからOB/OGまで縦のつながりが強くあります。協力隊員になる前にどんな準備が必要なのか、活動中にどんな苦労や悩みがあったのかなど、先輩たちのリアルな体験談を聞けるのは、とても心強いはずです。現在はオンライン相談会も行っているので、ぜひお気軽にお問合せいただけたらうれしいです。

※各団体担当者の所属・職名は令和3年3月31日時点のもの

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