北海道から沖縄まで全国197団体が出展した「JOIN移住・交流&地域おこし フェア2021autumn」が、2021年10月1日(金)~3日(日)の3日間、新宿住友ビル 三角広場にて開催されました。新型コロナウイルス感染対策がなされた開放感のある会場には、157の「移住・交流相談ブース」、33の「地域おこし協力隊募集ブース」に加えて、起業や就農相談などができる「法人ブース」も7団体が出展。多くの来場者がブースを訪れ、担当者と熱心に話し込んでいました。

メインステージでは雑誌「TURNS」プロデューサーの堀口正裕さんによるトークショーを始め、「地域」や「移住」にフォーカスしたトークイベントを開催。YouTube Liveで生配信も行われ、会場を超えて盛り上がりを見せました。前回に引き続き開催された、ご当地駅弁を販売する「全国駅弁祭りコーナー」は今年も大盛況。また各地の特産品を集めた「とれたてマルシェ」も賑わっていました。自治体や来場者インタビューを中心に、当日の様子をレポートします!

BOOTHS

移住・交流相談ブース

移住・交流希望者を積極的に受け入れている全国の地方自治体がブースを出展。それぞれ地域の魅力や生活環境をPRしました。冊子やパンフレットなどの配布物に加えて、来場者への特産品プレゼントを用意している自治体も多く、アピールの方法は個性豊か。偶然、目に留まったポスター等の装色をきっかけに興味を持ち、ブースに着席する来場者の姿も少なくありませんでした。「こんな地域があるなんて…!」という発見や出会いがあるのもJOINフェアの魅力だと言えるでしょう。

地域おこし協力隊募集ブース

現役の地域おこし協力隊や、隊員活動後に定住したOB・OGに、活動内容や待遇、生活スタイルなどを直接聞くことができるコーナー。協力隊員を募集している全国の地方自治体がブースを出展しました。どの地域にも共通していたのは、「まずは一度地域を見に来てほしい」という思い。その上で、自分のやりたいことと地域の課題をマッチできるか考えることが重要だとして、相談に訪れた来場者に対して親身に対応していました。

法人ブース

地域を元気にしたい団体が出展した法人ブース。地域就職支援や起業・就農の相談ができるブースのほか、地域おこし協力隊のサポートデスクもあり、「協力隊に興味はあるけれど、そもそも仕組みがよくわからない」といった来場者の疑問を解決する場となっていました。

STAGE

ステージ企画

会場内に設置されたメインステージでは、移住に関わるさまざまなトークイベントを開催。YouTube Liveで生配信も行われました。

10月2日(土)には、静岡県焼津市地域おこし協力隊として活動した後、現在も定住し「釣りガール!」として地域の魅力を伝え続ける三浦愛さん、「資格の大原」の人気講師である板垣淳司さん、七宝焼の制作や魅力の発信に取り組む「田村七宝工芸 ゴダイメ」の田村有紀さんが登壇。地域での暮らしや役立つ資格についてお話しいただきました。

10月3日(日)には、長野県塩尻市地域おこし協力隊として現役で活躍するたつみ かずきさん、雑誌「TURNS」プロデューサーで総務省地域力創造アドバイザーを務める堀口正裕さん、「学びは、遊び」をテーマに地域に根ざした教育プロジェクトを展開する「ハバタク株式会社」の代表取締役・丑田 俊輔さんが登壇。さまざまな地域との関わり方を知ることのできる機会となりました。

EKIBEN/MARCHE

駅弁祭り

JOINフェアにて毎年大盛況の駅弁祭り。今年は北海道から鹿児島まで、人気の駅弁約50種類が販売されました。「コロナ禍だからこそ旅行気分を味わいたい」と駅弁を目当てに訪れる人々の姿も。駅弁祭りの終了を待たずして完売する駅弁も少なくありませんでした。

とれたてマルシェ

今年初の企画となる「とれたてマルシェ」。7つの自治体が出店し、フルーツやお菓子といった各地自慢の特産品や加工品、ゆるキャラを使ったご当地グッズなどを販売しました。来場者の中には「これは何?」「どうやって食べるの?」などと、各地域の販売スタッフとのコミュニケーションを楽しむ人もいました。

PRESENTS

豪華賞品が当たる抽選会

アンケートに答えた来場者に向けて、地域に関わる豪華商品が当たる抽選会も行われました。つくりて直送ギフトからご当地クオカードまで、なかなか手に入らない豪華賞品も多く、当選した来場者からは喜びの声があがりました。

特産品プレゼント

出展ブースの中には、先着順で地域の特産品をプレゼントしていたところも。その地域ならではのご当地限定グルメやグッズにひかれてブースをのぞく来場者も見られました。