出展団体インタビュー

移住・交流ブース

鹿児島県トカラ列島・十島村

鹿児島県トカラ列島・
十島村 住民課
染 加那子さん

トカラ列島・十島村の魅力を教えてください!

トカラ列島は、屋久島と奄美大島のふたつの世界自然遺産に挟まれた7つの有人島です。
それぞれの島民は、60人〜130人ほど。全島が県立自然公園に指定され、「日本最後の秘境」と呼ばれる手つかずの大自然が広がっています。生息する動植物は940種類以上。釣りやバードウォッチングが日常的に楽しめ、豊かな生態系に触れることができます。

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右:染 加那子さん/十島村住民課 健康福祉室 十島村子育て包括支援センター 保健師

現在、どんな方が移住されていますか?

「島暮らしがしたい」「子どものために自然豊かな環境で学ばせたい」といらっしゃる方が多いです。旅をきっかけに、島の暮らしやそこで生きる人々に魅了され、「島の役に立ちたい」と移住を決めた方もいます。
トカラ列島には小中学校までしかないので、高校生以降に島を出ていった方が、家族とともにUターンするケースもあります。

移住を希望されている方にメッセージをお願いします!

コミュニティが小さく、助け合いによって生活が成り立っているところが、トカラ列島で暮らす大きな魅力です。移住者が来れば、島民全員で歓迎会を開き、引っ越しや家具・家電の設置まですべて島民総出で手伝ってくれます。草刈りや学校イベントなどの地域活動も、みんなで行います。
人のつながりの中で、周りから必要とされていること、周りの助けによって生きていることを実感できる日々。そうした暮らしをしたい方は、ぜひ一度、トカラ列島の7つの島々を訪れてみてください。

福井県福井市

福井市役所
移住定住推進室
荒川 正さん

福井市の魅力を教えてください!

海にも山にも近く自然が豊か。子どもの学力や体力テストは全国上位を誇り、こども園や学童(低学年)の待機児童は少なく、子育て環境が充実しています。県全体で医療費助成も充実しており、保護者は安心して仕事を続けることができます。東洋経済新報社が発表した「住みよさランキング2022」では、総合2位に選ばれています。

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左:荒川 正さん/福井市役所 移住定住推進室、右:松浦 渚さん/福井市東京事務所

現在、どんな方が移住されていますか?

福井市出身のUターン者のほか、教育レベルの高さ、子育て環境の良さを求めて移住する方が多くいます。また、福井を旅する中で、海の幸・山の幸が楽しめる食の豊かさに惹かれ、移住を決めた方もいます。水やお米のおいしさ、スーパーでの食材の新鮮さと種類の豊富さは、暮らしていく上での大事なポイント。「この食生活から離れられない」という声も聞かれますね。

移住を希望されている方にメッセージをお願いします!

2024年3月には、北陸新幹線が福井市までつながり、首都圏へのアクセスがぐっと良くなります。四季を味わい、程よい田舎暮らしを求める方には、最適な環境だと思います。まずは旅行先として訪れていただき、越前おろしそばやソースカツ丼など地元グルメを楽しみながら、地域の魅力に触れていってほしいです。

地域おこし協力隊募集ブース

宮崎県椎葉村

地域振興課 梅北 実利さん

宮崎県椎葉村の魅力を教えてください!

人口約2300人、面積の9割が森林という「日本三大秘境」の村です。コンビニもなければ、信号機は村に一つだけ。便利な暮らしではないですが、人々の助け合いの精神が根付き、村全体が家族のよう。地域の集まりも頻繁にあり、400年続く伝統文化「神楽」の準備では、舞子から裏方まで村民総出で盛り上がります。

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左:梅北 実利さん/椎葉村地域振興課

地域おこし協力隊の仕事内容は?

9つのミッションで募集しており、山菜やはちみつ、メープルシロップなど椎葉村の地域資源を活用して新たな商品を作り出す「資源活用請負人」や、空き家をシェアハウスやゲストハウスとして活用する「空き家イノベーター」、インバウンド観光をリードする「秘境のインバウンドプレイヤー」などがあります。決まった業務がなく、できそうなこと・面白そうなことを提案・実行していく「ONLY ONEプレイヤー」というミッションもあります。
2023年度には、11名の現役隊員が、それぞれの経験やスキル、自由な発想力を活かして活躍中です。

どんな方に来ていただきたいですか?

人のつながりが深い、小さな村なので、地域の方々とコミュニケーションをとることを楽しめる人に来ていただきたいです。
村としては、隊員の皆さんの「こんな取り組みをやってみたい」「こんなアイデアはどうだろう?」という柔軟な発案を最大限サポートしていきます。手を挙げれば、全力で応援する体制を整えていますので、前例にとらわれずに挑戦できる人を歓迎します。

協力隊を希望される方にメッセージをお願いします!

2023年7月、9月に着任した隊員の女性は、400年続く神楽の歴史で初めて、女性として神楽を舞いました。歴史や伝統を大事にしながらも、変化を受け入れ歓迎していく風土があるのも椎葉村の良さ。村の雰囲気を感じて任期中の活動を構想したいという方には、日当をもらいながらの2週間のインターン制度もあります。先輩隊員や移住者との意見交換の機会もありますので、ぜひ、お気軽にご相談いただければうれしいです。

法人ブース

株式会社タイミー

株式会社タイミー
スポットワーク
研究所地方創生G
菅藤 詩歩さん
都農町 地域
おこし協力隊
入江 庸子さん

こちらのブースでは、何を紹介しているのですか?

地方で「はたらく」体験を通じて、第二の故郷を見つけられるサービス「タイミートラベル」を紹介しています。
「タイミートラベル」は、人材を求める事業者と、地域とのつながりを求めている個人をマッチングするサービスです。地域に1週間程度働きながら滞在し、地域の暮らしを体験することで、関係人口の創出や、その後の地域とのつながりを築くことができます。

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一番右:菅藤 詩歩さん/株式会社タイミー スポットワーク研究所地方創生G、右から三番目(奥):入江 庸子さん/都農町地域おこし協力隊員

実際に利用した方からは、どんな感想がありましたか?

「地方に興味があっても、なかなか行く機会がなかった。実際に仕事を通じて暮らすことで、仕事や地域の人の魅力を感じられた」「地域の方々と交流できて、第二の故郷のように感じられる場所ができた」という声が寄せられています。

今後の展望はいかがですか?

全国にはまだまだ知られていない魅力ある地域がたくさんあります。このサービスが地域を知るきっかけとなり、各地域のファンを作り、全国に”関係人口“を増やしていきたいです。