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田舎暮らし特集

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  • 静岡県熱海市「guest house MARUYA」(4)ゲストハウスのこれから・・・

熱海銀座通りにある「guest house MARUYA」。県内外から訪れたお客様と、地元の人をつなぐ場所として、2015年に誕生しました。「泊まると熱海がくせになる」をコンセプトに、ラウンジや併設レストランでの語らい、街歩きを通じた熱海の魅力発信を続けています。ゲストハウスとしてのこれからの活動について、話を伺いました。

いつもの場所ではない、新たな拠点づくり

熱海を盛り上げる拠点として生まれた背景から、「guest house MARUYA」には街づくりに興味がある方、地域活性に関心のある方も多く訪れます。働いているスタッフも、隣の三島市出身や、都心から転職してきた人などさまざま。「これまでの社会人経験を、熱海をよりよくするために使いたい」と、スタッフのほとんどが熱海市内に住んで働いています。
街づくりに関する大きな活動として「熱海2030会議」があります。これは、「guest house MARUYA」を運営している街づくり会社・株式会社machimoriが手がけているプロジェクトの一つ。熱海市との共同主催で、その名の通り、2030年の熱海を考えるための会を運営しているんです。半年に1回、県内外からの参加者を募り、フォーラムを開催。街づくりに関するテーマを設け、参加者同士でグループワークを行っています。参加者は多いときで100~200名ほど。その大半が県外出身者です。地域活性に興味がある、街づくりに貢献したい、という思いのある方々なので、いつも議論は白熱しています。

「熱海2030会議」参加者のみなさん。

今後はこうした活動のほかに、ゲストハウス第二弾の個室タイプの「ホテル ロマンス座カド」が開業準備中。「脱・観光地宣言 熱海に“暮らす”ように泊まれる宿」として、クラウドファンディングを行い、無事、目標額を達成することができました。さらに、まだまだたくさんある空き家のリノベーションも積極的に進めていきます。 私たちが大切にしているのは「まちやど」という考え方。せっかく足を運んで熱海に来ていただいたゲストの方には、街を好きになって、また遊びに来ていただきたいんです。
東京や神奈川などに自分の拠点、仕事場を持ちながらも、ほっとできるもう一つの場所があれば、暮らしはもっともっと豊かになります。いつもと違う時間の過ごし方、人々との交流で得られるものがたくさんあるはず。「いつもの場所ではない、新たな拠点づくり」という考え方が、さらに広がっていけばいいなと思っています。

旅行で一度だけ訪れる観光地ではなく、日常の延長にある暮らしの拠点づくりを目指す。そんな「guest house MARUYA」の挑戦を伝えてきました。
皆さんも、自分だけの“もう一つの日常”を探してみてはいかがでしょうか。

もう一つの日常を作るシリーズ

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