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田舎暮らし特集

佐久穂町イエナプランスクール(仮称)

ひとりひとりの発達に合った環境を目指す日本初のイエナプランの学校

日本初のイエナプラン教育のコンセプトをもとにした私立小学校を2019年4月に開校する準備をしています。異年齢での学びを重視し、自立と協働や互いを尊重し合うこと、世界に目を向けることなど、「共に生きること」を学ぶ学校を設立する予定です。

インタビュー

「イエナプラン」の特徴についてお教えください。

【異年齢で構成されるグループ編成】そもそも社会が異年齢で営まれている事を受け、小1~小3、小4~小6で構成される異年齢グループで学びます。
【サークル対話】輪になって話し合うことを繰り返し日常的に行います。対話を通してお互いを知り、他者の気持ちを理解し、他者の意見を尊重すると共に自分の意見も尊重する姿勢を学びます。
【ブロックアワー(自立学習)】教師が子どもの発達段階に合わせた課題を設定することで、子ども自身も自分の発達過程を理解し、自分で学びの計画を立て自身の学びに責任を持つことを学びます。
【ワールドオリエンテーション】自ら問いをたてたことを、仲間と共に探究し、学んだことを発表します。学んだ事を誰かと共に活用する経験を積み、そこからまた新たに学ぶ必要のあることも見つけます。

なぜイエナプランに着目されたのですか。

「ちょうど良い平均的な(と思われている)子ども」に合った授業をするのでもなく、「授業についていけなくてただ座っているだけの子ども」や「簡単すぎて学校はつまらないと思っている子ども」にとって苦しい状態を続けるのでもなく、子ども達が「自分は幸せだ」と感じ、ひとりひとりの発達や状況に合った学びの環境をつくることができるイエナプランは、私達が大切にしている「子どもを中心に」という考えと近いと感じたためです。

佐久穂町イエナプランスクール様では、進学についてどのような形を考えていらっしゃいますか。

一条校としての設立を目指しておりますので、卒業資格などに関する問題は発生しないと考えます。2017年3月新たに告示された新学習指導要領の内容は、イエナプラン教育のコンセプトとの親和性も高く、安心して学んでいただけると思います。また、小学校設立から3年後の中学校設立も検討しています。

なぜ佐久穂町に学校をつくろうと思ったのですか。

「東京から遠くない地域でありながら、自然が豊かであること」と「地域の方々が開校予定地である『かつてあった小学校』に愛着を持ってくださっており、我々を温かく迎え入れてくれる雰囲気があったこと」の2点がポイントとなりました。

どんな方から、どんな問合せが多いですか。

現在はイエナプラン教育や移住に興味を持っている方々からの問い合わせを多くいただいています。また、体験プログラム(サマースクールなど)に参加された方々からは移住を検討する方も出てきています。佐久穂町の豊かな自然に感銘を受ける方も多くいらっしゃいます。

日本初のイエナプラン学校設立にあたって、想いをお聞かせください。

私達は「誰もが、豊かに、そして幸せに生きることのできる世界」をつくりたい、と思っています。それは、すべての人の「個」が大切にされ、それぞれの違いを認め合い、互いに協働的に繋がることで世界にも関わろうとする、自由と責任のある共同体です。この目的を達成するために、私達は学校を設立し、学校そのものが理想の共同体であろうとすることを目指します。なぜなら、そうした共同体の一員となって学んだ子ども達こそが、豊かで幸せに生きることができる世界をつくると、私達は信じているからです。今回開校する学校がモデルとなり、多くの学校が子どもの可能性を信じ「幸せな大人」を育てていける社会にしていけると良いと思っています。

学校の住所・相談先

佐久穂町イエナプランスクール(仮称)

  • 設立予定住所:長野県南佐久郡佐久穂町大日向1110

スクール設立準備財団

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